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2017.10.11
警察特殊部隊インテリジェンス
19年間「日陰者」だった特殊部隊の「涙なしには読めない秘史」
表立っては装備品も買えず…
伊藤 明弘報道ジャーナリスト
URLﾘﾝｸ(gendai.ismedia.jp)
涙なくては語れない「切実すぎる歴史」
「存在しない部隊」に予算はつかない?
訓練は深夜の羽田空港でこっそり…
そして、ついに時は来た。1995年、全日空857便ハイジャック事件が発生、SAPが北海道警銃器対策部の突入を支援したのだ。
日本のハイジャック事件史上、初めてとなる強行突入が実施された。日本警察が秘蔵してきた特殊部隊の存在が
マスコミに報道され、翌1996年4月1日、正式にSATが発表されることとなった。
19年目にして、初めて日の目を見ることとなったのだ。
SATはその後、2000年の西鉄バスジャック事件、2007年の町田市立てこもり事件、
同年の愛知長久手町立てこもり発砲事件などにも出動し、治安部隊としての経験を重ねている。
苦難の19年を含む、40年の歴史を持つ特殊部隊SAT。その存在が公になってから21年が経ち、
世間に認知されてからの年月のほうが長くなったとはいえ、まだまだ一般には知られていない、
日本の治安の「縁の下の力持ち」だ。その知られざる健闘に、ささやかながらエールを送りたい。