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民主党政権の罪は永久に消えない
2017年10月05日 11:08
池田 信夫
URLリンク(agora-web.jp)
震災は大惨事だったが、原発事故は原子炉が崩壊する「メルトダウン」ではなかった(それは後から定義を変更したものだ)。
事故は過熱して気圧の高まった原子炉から水蒸気を抜き、それが水素爆発を起こしただけだった。
大気中に出た放射性物質は微量で、それによる健康被害はない。
それは枝野氏も認めている。彼は「絆や家族が壊されたんですよ」というが、「命が失われた」とはいわない。
命は1人も失われていないからだ。「人が住めない状況を作ってしまった」のは民主党政権だ。
ほとんどの地域の放射能汚染は年間100mSv以下で、人体に影響はない。
原発事故の被害は、すべて民主党政権とマスコミの作り出した風評被害である。
あのとき民主党政権でなかったら、被害ははるかに小さくてすんだだろう。
マスコミの過剰報道も、枝野官房長官の混乱した発表にあおられた面が強い。
事故直後の避難も、ほとんどの地域は年間100mSvには達していなかったので、結果的には必要なかった。
一時的な過剰避難はやむをえないが、ICRPの基準に従えば、20mSv以下は帰宅してもよかった。
ところが政治的に危機に瀕していた民主党政権は、原発事故を利用して人気を挽回しようとして、その被害を最大限にあおった。
菅首相は全国の原発を違法に止め、その多くはいまだに動かない。
野田政権は「2030年代に原発ゼロ」という閣議決定をしようとして、アメリカに待ったをかけられた。
民主党が「民進党」とか「立憲民主党」と改名しても、あのとき日本人に刷り込まれたトラウマは消えない。
危機を利用して国民の恐怖をあおった政権の罪は、枝野氏が死んでも永久に残るのだ。