エイラ「なんだコレ」芳佳「さあ」at NEWS4VIP
エイラ「なんだコレ」芳佳「さあ」 - 暇つぶし2ch118:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 02:32:03.457 pzLi5ngv0.net
坂本「ん? ……出口が塞がれているな」
芳佳「あ、本当だ……入る時に斬ったのに」
坂本「しかたない。もう一度斬るか」
坂本「でやっ」
ズバッ
ズリュリュリュリュ
坂本「!?」
バルクホルン「さ、再生した!?」
坂本「斬ったそばからこれか……ふむ、まいった」
リーネ「で、でも、入る時は斬ってもすぐには修復されませんでしたよね!?」
坂本「どうも……様子が変だな。烈風丸にうまく魔法力が纏えない」
ミーナ「まさか…………ペリーヌさん、壁への電撃を試してもらえるかしら」
ペリーヌ「は、はい」
バチ バチバチッ
ペリーヌ「トネール!!!」
バチン
ペリーヌ「あ、あら?」
シャーリー「おいペリーヌ。遠慮しないで、もっと威勢よくやってくれよ」
エイラ「ケチケチすんなよなー」
ペリーヌ「わ、わたくしは全力で撃ちましたわ!!!」

119:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 02:34:43.134 DPj8JFyF0.net
エイラをはじめ
セリフ回しが本当にキャラそのものだ

120:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 02:36:15.228 gyFfWyVq0.net
脳内再生余裕

121:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 02:36:17.625 pzLi5ngv0.net
ミーナ「やはり……この内部にいるだけで、魔法力を吸い取られるようね」
芳佳「ええええぇ!?」
シャーリー「魔法力が弱まって壁が破れないのか……ん? ってことは……」
エーリカ「と、閉じ込められた~! もうだめだ~!」
リーネ「あの……明日もまた、本部の方がいらっしゃるんですよね? その時、捜索してくれるんじゃ……」
エーリカ「あ、そっか。じゃあ大丈夫だね」
坂本「それまで我々はもつだろうが……ルッキーニはどうだ。丸一日、ここにいたはずだ」
ルッキーニ「あ、あたしは大丈夫!」
シャーリー「いや、もうヘロヘロじゃないか。無理だよ、それまでに魔法力が尽きる」
エイラ「サーニャだって危ないぞ! 哨戒任務の途中だったんだからナ!」
バルクホルン「くそ! なんとしてもこの壁をつきやぶるしか……!」
ミーナ「いえ、美緒の斬撃でも突破できないのよ。体力を消耗するだけだわ」
ミーナ「ここからの脱出よりも、コアの殲滅を目標に据えたほうがいいようね」
坂本「だな。だが……あの高さだ。手が届くかどうか」

122:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 02:40:04.291 pzLi5ngv0.net
坂本「ていっ」
スカッ
坂本「やはり届かなかったか」
エイラ「そりゃそうだろ。あんな高いところにあるんだから」
坂本「やるだけやっておきたかった」
エーリカ「しゅとぅるむ~!」
シュルルルルル
バルクホルン「つむじ風程度か! もっと気を張れ! ハルトマン!」
エーリカ「ん~! 無理だよぉ! そもそもユニットありきの能力なんだぞ~! 遠くに飛ばすなんて芸当は……!」
ペリーヌ「とねーる! とねーっる!」
パチッ パチチッ
サーニャ「ピリッとする」
エイラ「おい! こっちに静電気飛ばすなよ!」
ペリーヌ「し、しかたありませんでしょう!」
芳佳「頑張って! ペリーヌさん!」

123:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 02:44:08.448 gyFfWyVq0.net
芳佳ちゃんはみんながヘロヘロになろうが平気な顔してそう

124:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 02:44:16.803 pzLi5ngv0.net
~数十分後~
坂本「だめか……」
シャーリー「普段空を飛び回ってるあたしらが、ちょっと高い場所にあるコアに手が届かないなんて……」
バルクホルン「おのれ……」
ペリーヌ「も、もう限界ですわ……」
エーリカ「私も……無理……」
リーネ「ペリーヌさん! ハルトマンさん!」
坂本「まずいな……消耗する一方だ……」
サーニャ「ペリーヌさんのレイピアを投げたら、コアを倒せるかも……」
エイラ「ソウカ! やり投げの要領だな……! 借りるぞ! ペリーヌ!」
ペリーヌ「え、ええ」
エイラ「トリャー!!!」
ヒュン
カンッ
エイラ「当たった!!!」
芳佳「すごい! エイラさん!!!」
ミーナ「当たったけど……」
坂本「当たっただけだな。傷一つ負ってないように見えるぞ」
エイラ「ペリーヌ……お前の家宝のレイピア、ダメだったナ……」
ペリーヌ「どうしてそういうことになりますの!!!」

125:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 02:48:22.737 pzLi5ngv0.net
バルクホルン「刀だろうとレイピアだろうと、コアに渾身の力で振り下ろさんことには意味が無い」
坂本「崖のぼりの要領で壁を伝い、コアまで行けないか? 幸い、とっかかりは多いようだが」
ミーナ「無理よ。固い岩場ならまだしも、ブヨブヨとした肉の壁じゃ……」
バルクホルン「だが、他に良い方法は思いつかないんだ。私が試してみよう」

ガシッ
バルクホルン「ぐぐぐっ」
ズリッ
バルクホルン「おわっ」
ドテン
バルクホルン「あぐっ……」
エーリカ「トゥルーデ、大丈夫?」
バルクホルン「くそ……ミーナの言った通りだ。壁全体が柔らかくて、掴もうにも力の加減が難しい。足の踏ん張りも効かない……」
シャーリー「ルッキーニを助け出したってのに……ここまでなのか……!?」
ルッキーニ「シャーリー……」
坂本「もはやこれまでか……!」

芳佳「私にやらせてください!!!!!!!!!!!!!!!」

126:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 02:52:25.289 pzLi5ngv0.net
坂本「宮藤……!」
バルクホルン「宮藤……いや、やめるんだ。危険すぎる……いくら地面が柔らかいとはいえ、落ちて怪我をしたら―」
芳佳「諦めたくないんです!!!」
バルクホルン「……!」
リーネ「芳佳ちゃん……!」
坂本「宮藤……よく言った! それでこそ、私が見込んだウィッチだ!」
シャーリー「できるのか、宮藤?」
芳佳「はいっ。あのフィーリングに間違いがなければ……!」
ペリーヌ「フィーリング……?」
芳佳「……」
モミモミ
芳佳「近い」
リーネ「えっ」
芳佳(やっぱり……この柔らかさ、弾力……おっぱいに限りなく近いんだ……!)
芳佳「いけます」
坂本「よし! お前に烈風丸を預けるぞ!!!」

127:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 02:56:17.308 pzLi5ngv0.net
バルクホルン「宮藤、下を見るなよ。怖くなるからな。万が一落ちても、私が受け止めるから安心しろ」
芳佳「はいっ」
バルクホルン「……しっかりな。肩の力を抜くんだぞ。り、リラックスしてだな」
エーリカ「なんでトゥルーデが緊張してるんだよー」
バルクホルン「緊張などしていない!!!」
芳佳「……ふぅー、ぺっぺっ」
パンパン
芳佳「ふんっ」
ガシッ
芳佳「せいっ」
ガシッ
芳佳「あらよっ」
ガシッ
グッグッグッグッ

サーニャ「わぁ……!」
シャーリー「凄い……凄いじゃないか! ははは! 宮藤のやつ、どんどん登っていくぞ……!」
エイラ「見直したぞ、ミヤフジ…!」
ルッキーニ「よしかー! がんばれー!」
ペリーヌ「あの子……クライマーの素質があったということ……?」

128:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 03:00:02.686 pzLi5ngv0.net
芳佳「……」ブツブツ
芳佳(あのおっぱいに右手をかけて……左足をあのおっぱいに……そして左手を―)
芳佳「……よっ。ほっ」
芳佳「……ふぅ、ちょっと右手が疲れちゃった。揉もう」
モミモミ
芳佳「よし、これで右手の疲労は回復した……急がないと……!」

ミーナ「もうあんなところに……!」
坂本「宮藤……まさかこんな特技を隠し持っていたとはな……!」

芳佳「やった! 一心不乱に登ったら、コアがあんなに近く!」

坂本「やれぇ! 宮藤ぃ!」
リーネ「芳佳ちゃん!」

芳佳「でやああああああああああああああああああああああああっ」
ブスッ
芳佳「やあああ!!!!! このぉおおおお!!!!」
ザクッ ズバッ
バリーン

129:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 03:04:30.102 pzLi5ngv0.net
バルクホルン「やったか!?」
エーリカ「今度こそ、やったみたいだね」
ゴゴゴゴゴゴ
ペリーヌ「きゃっ」
シャーリー「なんだ? 地震か?」
坂本「いや違う……コアを破壊したことで、崩壊を始めているらしい」
ミーナ「みんな逃げるわよ!」

芳佳「わっ! ちょっと、待って! 急には降りれな―」
ズルッ
ヒュー
芳佳「わーっ!!!!!」

バルクホルン「宮藤ぃ!!!」
ガシッ
芳佳「ふわー! び、びっくりしたぁ……ありがとうございます、バルクホルンさん!」
バルクホルン「な、なに、これくらいは」
エーリカ「照れてる場合じゃないよ! 早く逃げないと!」
バルクホルン「なっ! 照れてなど……!」
エーリカ「逃げろー!」
バルクホルン「あ、おい待て! 宮藤、しっかり捕まっていろ!」
芳佳「はいっ」
タッタッタッタッタッタ

130:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 03:08:10.551 pzLi5ngv0.net
~翌日~
ミーナ「改めて、皆さんお疲れ様。ネウロイの巣を初期段階で潰すことができたのは大きな功績です」
バルクホルン「これで乗っ取られていたら、全世界から笑いものにされていたがな……」
シャーリー「その点はルッキーニを褒めてほしいなー。ルッキーニが食われなけりゃ、アレを放置してたわけだろ?」
シャーリー「ネウロイの巣だって気づかないまま、手遅れになってたかもしれない」
ルッキーニ「そうだそうだ! 褒めてー!」
芳佳「すごーい、ルッキーニちゃん」
バルクホルン「また屁理屈を……元はと言えば、リベリアン! お前が窓を開けっぱなしにしたからだな」
シャーリー「うっわ、まだそれを持ち出すのかよ。はいはい、すいませんでしたー」
坂本「まあ大事に至らなくて良かった! これで本当に一件落着だな! はっはっは!」
ペリーヌ「はぁ、坂本少佐がそうおっしゃると全て丸く収まりますわね。流石ですわ」
リーネ「かなりの大事だった気がするけど……」
ミーナ「しばらくはネウロイの襲撃も無さそうなので、今日はゆっくり休んでください。以上です」
シャーリー「ふぅー! やりぃ!」
エイラ「サーニャ、どうだ? 一緒にサウナでも」
サーニャ「ごめんなさい、エイラ。私、すごく眠いから……」
エイラ「そ、そうか……」
リーネ「芳佳ちゃん。私たちはどうする?」
芳佳「……」
リーネ「芳佳ちゃん……?」
芳佳「あの感覚、忘れないうちに形にしておきたいんだ」
リーネ「え?」

131:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 03:12:01.088 pzLi5ngv0.net
坂本「ん? 宮藤は崖にしがみついて何をしているんだ? 今日は訓練はしないはずだろう」
リーネ「それが……」
ペリーヌ「新たなクライミングのスタイルを確立できそうだ、とおっしゃってましたわ」
坂本「クライミングの……?」
ペリーヌ「ええ。先ほど、シリコンの塊を掌につけていました。邪魔なだけでしょうに、いったい何の効果があるのかしら」

芳佳「胸を揉みこむように、やさしく、大胆に、かつコンパクトに……」
ガシッ
芳佳「愛を忘れず……丁寧に、しつこく……!」
ガシッ

坂本「ほう……登山の訓練は何度か受けてきたが、やはりあのような登り方は見たことが無い。まるで崖と戯れているようだ」
リーネ「すごい芳佳ちゃん……いつのまにあんな登り方を……!」
ペリーヌ「意外な才能が開花しましたわね。何がきっかけかは知りませんけど」

芳佳「この登り方はイイ……疲れるどころか、幸福感を感じるなんて……これをオッパインスタイルと名付けよう……!」

アルパインスタイルと双璧を成す、オッパインスタイル誕生の瞬間であった―
END

132:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 03:17:25.718 HCUqJisJ0.net
乙 何気なくスレ開いてよかったわ

133:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 03:21:00.995 E0FNG20N0.net

オッパインスタイルワロタ

134:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 03:25:44.006 BQ5o87U20.net
すごいオチだった

135:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 05:51:34.514 ffOO6MX+p.net
落ちてなくて良かった


136:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 08:28:09.224 +3np5CJu0.net
>>108
エイラとサーニャの掛け合いがいちいちツボる

137:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 08:39:13.496 +3np5CJu0.net
読み終わった…
OVAをまるまるみられたような満足感
1ありがとう

138:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/10/23 08:46:21.304 U8BKHnMh0.net
パイ乙


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