16/09/03 21:32:39.187 vJpVXmXz0.net
手下Aなにもしてなくね?
21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 21:34:09.658 9Oql0QvA0.net
>>20
座布団持ってきたろ
てか手下Aは山田隆夫か?
22:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 21:35:13.742 MY4JijHK0.net
>>20
しっかり読んでるなへっへっへ
23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 21:35:23.360 39Mh7cBH0.net
へっへっへ…
24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 21:35:37.898 dSQOcJjy0.net
ヒロイン(こんなに美味しいのに、『我慢しろ』……!? ……ゆるせないっ! 抗ってやる……!)
ヒロイン「も、もぅ……ぃっぱぃ……!」ボソッ
魔王「なんだ? もっと大きな声で言ってもらわなければ、聞こえないぞ?」
ヒロイン「うっ」ビクッ
ヒロイン(……主人公……! お願い、ほんの少しでいいから……私に勇気をちょうだい……!)
ヒロイン「……も、もう一杯……!」
魔王「ん?」
ヒロイン「もう一杯、よこしなさいよ! 塩分くらいどうってことないでしょ!? もう一杯! もう一杯!」
魔王「いや、しかし……」
ヒロイン「…………っ!」キッ
魔王「睨んでも無駄だ……と言いたいところだが。ククク、大した度胸だな。後悔するなよ……! おい」
手下B「はっ」
魔王「半分だけだぞ。今日はもうそれでおしまいだ。キリが無くなるからな。ん? いいな?」
ヒロイン「わ、わかってるわよ!」
手下B「どうぞ」
ヒロイン「……ゴクゴクッ」
ヒロイン(やった……! 一矢報いたわ……! 何でもかんでも言いなりになると思ったら大間違いよ……!)
25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 21:42:45.317 dSQOcJjy0.net
手下C「魔王様! 主人公が来ました! こちらの要求通り、ひとりのようです! 砦の前にいます!」
魔王「ククク……来おったか……。罠にかかったとも知らずに……マヌケなやつだ……! おい!」
手下C「はっ! モニターに映します!」
カチッ ウィーン
ヒロイン「……!」
ヒロイン(凄い……! 大きなディスプレイ……! いくらするんだろう……!)
魔王「ククク、驚いたようだな。8Kのスーパーハイビジョンだ……」
ヒロイン(なんてやつ……! きめ細やかな美しい映像で主人公の苦しむ様を見せつけるつもりね……!? ひとでなし……!)
ヒロイン「あ、アンタなんか……最低よ!」
魔王「最低? ククク……この映像を見てもまだそう言えるかな? おい、サンプル映像を見せてやれ」
手下B「かしこまりました」
テーレーテテテーテレー
ヒロイン「……あ、ああっ……!!!」ガクガク
魔王「ククク、驚いて言葉が無いようだな……」
ヒロイン(す、すごすぎる……! 本物より綺麗なんじゃないの……!? コレ、いくらぐらいするんだろう……!)
魔王「8Kの映像美に酔いしれているところ悪いが……この程度で驚いてもらっては困るな。ククク……」
魔王「おい。ドルビーアトモスの用意だ」
ヒロイン「どるびーあともす……!?」
26:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 21:49:51.353 dSQOcJjy0.net
魔王「いくら映像が美しかろうと、それに伴う上質な音がなければな……。最高の体験を追い求めるのが私のポリシーだ」
ヒロイン(な、なによ……どるびーあともすって……! 何が『どるびー』で『あともす』だっていうのよ……!)
魔王「おい。アレを……あの、木の葉がひゅひゅひゅってなって音が凄い映像があっただろう……あれを流すのだ」
手下B「はっ!」
ヒュヒュヒュヒュヒュン
ヒロイン「ひっ!?」キョロキョロ
ヒロイン(部屋のあちこちから音が……! な、何の魔術……!?)
魔王「ククク……!」
手下A「へっへっへ!」
ヒロイン「くっ! こんな、音が周りから聞こえるだけの術……どうってことないんだから!」
魔王「ククク……強がることは無い……。私も初めて立体音響を体感した時は、辺りを見回して怯えたものだ……」
魔王「映画館と違った味わい深さがあるだろう……ホームシアター設備の醍醐味だ」
ヒロイン「お、怯えてなんかないわ! それに、設備の自慢なんてされても、ちっとも羨ましくない!」
魔王「ククク、自慢をしているつもりはないが……」
手下C「あ、あの! 主人公はどうしましょう? 映像、切り替えてよろしいでしょうか?」
魔王「おお、忘れておった。今すぐ外の映像に映してくれ……。ククク、どれ……この私、自ら相手をしてやるとしよう……」
ヒロイン「主人公……!」
27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 21:51:18.912 57GtER0B0.net
かわいい
28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 21:51:52.164 SrnSZau20.net
>魔王「ククク……強がることは無い……。私も初めて立体音響を体感した時は、辺りを見回して怯えたものだ……」
かわいい
29:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 21:56:20.503 dSQOcJjy0.net
主人公『魔王! 約束通り、俺ひとりで来たぞ! ヒロインを返せ!』
魔王「ククク……」
ヒロイン「……!」
ヒロイン(凄い……やっぱり映像が綺麗……! それに、やっぱり音が違うのね……! 臨場感がある……!)
魔王「マイクは繋がっているな?」
手下A「はい! 問題ありません!」
魔王「……あー、ゴホン。ククク、よく来たな。待っていろ。今から相手をしてやる」
主人公『その声は……魔王だな! かかってこい!』
魔王「……馬鹿な奴だ……ここへ誘い込まれたとも知らずに……」
ヒロイン「……!」
ヒロイン(やっぱり、罠なんだわ……!)
ヒロイン「何を企んでいるの!?」
魔王「ククク……私は腰を患っていてね……この砦にある源泉かけ流しの風呂へ入り腰を暖めんことには、まともに戦えんのだ……」
魔王「暖めたとしても、腰が落ち着いてくれるのは1時間程度……。ここへ主人公を誘い込んだのはそのためだ……ククク」
ヒロイン(な、なんてやつなの……!? 万全の体勢を整えて主人公と戦うために、私を餌にして……! 許せない……!)
30:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 21:57:54.822 w4CVbzaT0.net
魔王「さあ主人公よ、風呂で裸の付き合いをしようではないか」
31:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:03:36.589 i0Qmdf2J0.net
ククク……
32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:03:57.014 dSQOcJjy0.net
ヒロイン「主人公っー! これは罠よ!!! 魔王と戦うなら、寒い日の夜道で背後を狙うの! 弱点は腰よ!!!!!」
魔王「残念だったな。どんなに声を張り上げてもやつに声は届かん。マイクの電源は切った……おまけにここは完全防音でね」
ヒロイン「……!」
ヒロイン(どうりで……おかしいと思ったのよ、すごく静かだから……! 完全防音だったのね……!)
ヒロイン(喧騒から隔絶されたこの安らぎの空間で、主人公の惨たらしい最期を楽しめとでも言うつもり……!? ひどい……!)
魔王「それでは、私は下へ降りる……。お前はここでくつろいでいるのだな」
ヒロイン「くっ……!」
魔王「おい、モニターの操作が分からないようだったら教えてやれ。私はインカムを持っていく」
魔王「何かあったら、すぐに連絡を入れるのだ……」
手下A「はっ!」
ヒロイン「主人公……! 負けないで……!」
手下B「あの、魔王様と主人公の対決をお楽しみいただくお供として、お飲み物をご用意しております。こちらからお選びください」
ヒロイン「えっ?」
手下A「メニュー、凝ってるでしょう。へっへっへ! このチョークアート、こいつが描いたんですよ」
手下B「オイ言うなって! ……いや、ほんと気にしないでください。こんなもん、落書きみたいなもんでして」
ヒロイン「ああ……そう。飲み物ね? ……んー、えっと……私、さっきの……」
手下B「梅昆布茶、ですか?」
ヒロイン「……それが、飲みたい」
手下B「ああ、その……ですが……少々、お待ちください」
33:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:05:50.237 kB+eOoVi0.net
手下Aと手下Bは絶対友達だろ
34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:08:50.072 eT1aut9d0.net
いい職場だな
35:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:10:43.136 dSQOcJjy0.net
主人公「ヒロインは無事だろうな!」
魔王「ククク……丁重にもてなしてやったぞ」
主人公「貴様、何をしたんだ!? ……もしヒロインに何かあったら、絶対に許さないからな……!」
魔王「御託はいい、かかってこい」
主人公「ああ、言われなくても―」
ピピピ
魔王「待て」
主人公「!?」
魔王「私だ。どうした?」
手下B『あの、お客様が梅昆布茶を飲みたいと……』
魔王「……だがな、あれは油断して飲みすぎると塩分のとりすぎで身体に良くないのだ……」
手下B『数杯ならどうということないだろうと……そうおっしゃってまして』
魔王「そう言って飲み始めるとキリが無くなる……梅昆布茶はたまに少し飲むぐらいがちょうどいい」
魔王「丁寧に説明して、諦めてもらえ。ああ、帰りに梅昆布茶の御特用パックを包んで持たせると言え、それで引いてくれるはずだ」
手下B『はっ!』
ピッ
魔王「かかってこい!」
主人公「うおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!」
36:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:11:49.345 kB+eOoVi0.net
ほんとに丁重にもてなしてる
37:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:12:11.012 xupC1IX5d.net
帰らせてくれんのかよ
38:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:12:42.379 9Oql0QvA0.net
戦うのか
39:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:14:01.444 +jb3m2ze0.net
主人公のことは丁重にもてなさないのか
40:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:16:54.107 dSQOcJjy0.net
手下B「どうぞ、アイスティーです」
コトッ
手下A「乾きものですけど、一応置いておきますね。つまんでやってください」
ヒロイン「ん……」
主人公『うおりゃ!』
魔王『なんの!』
バーン ドカーン
ヒロイン「……本当に、帰りにくれるのよね。梅昆布茶」ポリポリ
手下B「ええ、間違いなく」
手下A「魔王様もお好きで、常時ストックを用意してるんです。御帰りの時にお渡ししますから、今は魔王様たちの戦いに集中なさってください」
ヒロイン「わ、わかってるわよ! 別に、梅昆布茶のことが気になって観戦に身が入らないわけじゃないわ!!!」
手下B「観戦……」
ヒロイン(頑張って……主人公!)
41:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:18:09.090 hYirNlxL0.net
立体音響と梅昆布茶の売上が伸びそう
42:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:23:51.439 dSQOcJjy0.net
魔王『甘いわぁ!!!』
バキッ
主人公『ぐああああああああああっ』
ドサッ
魔王『ククク……以前会った時と比べればマシにはなったな……だが、この程度か。話にならん』
主人公『っぐ、くそぉ……!』
魔王『私の野望の邪魔をするからこうなる……自分の愚かさを、その身をもって知ることだ……!』
ヒロイン「……!!!」
ガタンッ
ヒロイン「…………っ! た、大変……!」
ヒロイン(この土壇場で、急におしっこしたくなっちゃった……飲み過ぎたのかも……。ハッ! ま、まさか!)
ヒロイン(これもこいつらの作戦……!? 柿ピーとか、喉が渇きやすいものばかり食べさせて……飲み過ぎちゃうわけよ……!)
ヒロイン(手下と思って甘く見てた……どこまでも狡猾な……卑怯者たち……!)
ヒロイン「……!」キッ
手下B「あの、どうされました? もうすぐ決着がつきそうですけど……」
ヒロイン「な、なんでもないわよ……」
ヒロイン(おあいにくさま! アンタたちの作戦に乗せられる私じゃないわよ……絶対に我慢してみせる!)
43:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:25:39.955 HPormIRK0.net
アホの子ばかりだな
44:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:26:51.079 JLI2CvUgr.net
魔王城でおやすみが近い感じ
45:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:31:18.198 dSQOcJjy0.net
~10秒後~
ヒロイン「と、トイレ……」
手下A「え?」
ヒロイン「トイレはどこか、聞いてるのよ……!」
手下B「お手洗いですか? でしたら、この部屋を出て右に、突き当たりを左に。そこから二番目の角を曲がって三個目の扉を―」
ヒロイン「……え?」
手下B「ですから、この部屋を出てまず右に行きます。それで突き当たりを左に行きまして、そこから二番目の角を曲がって、三個目の―」
ヒロイン「……!!!」
ヒロイン(覚えられない……! やられた……! わざとトイレから遠い場所に連れ込んだのね……! 特等席……そういう狙いがあったんだわ……!)
ヒロイン(私がトイレを探してモタモタしてる間に、主人公と魔王の決着がついてるって算段ね……! 思い通りにはさせないわ!)
ヒロイン「あ、案内しなさいよ……! 案内する気がないなら、ここで漏らすから!!!」
手下A「ああ、じゃあ俺が一緒に行きますよ」
手下B「頼む」
46:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:31:49.357 kB+eOoVi0.net
手下A無能
47:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:37:08.686 dSQOcJjy0.net
魔王「死ねぇ!!!」
主人公「くっ!!!」
ピピピ
魔王「いや、今のは無しだ」
主人公「!?」
魔王「なんだ。トドメをさすところだぞ」
手下B『お客様が席を立たれました。お手洗いへ行くようです』
魔王「そうか……では時間稼ぎをしよう。結末を見逃すのはあんまりだからな」
手下B『お願いします』
魔王「こういう時のために、主人公の過去話をキープしておいて良かった……」
ピッ
魔王「ククク……待たせたな。冥土への土産だ。お前の出生の秘密を聞かせてやろう」
主人公「俺の……秘密……!?」
48:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:44:06.801 dSQOcJjy0.net
ヒロイン「お待たせ」
手下A「いえ」
ヒロイン「……」
ヒロイン(便座に座ったら便意まで催すなんて……悔しい、全部こいつらの思惑通りに動いている……!)
手下A「はやく戻りましょう。まだ決着ついてませんから」
ヒロイン「えっ……! そうなの?」
ヒロイン(もうけっこう時間経ってるのに……! 私、半ばあきらめてた……!)
ヒロイン「すぐ案内して!」
手下A「はい」
49:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:50:05.312 dSQOcJjy0.net
魔王『そうだ、お前の父親は私の兄だ……』
主人公『そ、そんな……!』
ヒロイン「なに!? 今どうなってるの!?」
手下B「魔王様が主人公の叔父にあたることがわかりました」
ヒロイン「決着には間に合ったのね!?」
手下B「はい」
ヒロイン「そう……!」
ヒロイン(良かった……急いでみるものね。……意外と間に合ったわ……!)
50:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:50:43.642 +jb3m2ze0.net
映画とかの応援上映を思い出した
51:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:51:37.186 mxq9gJuG0.net
圧倒的増田こうすけ感
52:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:56:42.895 j4hH8LsKa.net
オチが気になって眠れへん
53:キチガイ破滅宣言!煽ってやらせて打つ!新宿古着屋自滅倒産方程式!キチガイ発狂人生に終止符♪大爆笑
16/09/03 22:58:23.093 3/zlYILCd.net
593 ノーブランドさん 2016/03/31(木) 00:56:07.78 ID:1f35tdUP0
>>592
お前最近完全に逃げまわってるけどもう降参なの?
595 ノーブランドさん 2016/03/31(木) 01:05:42.57 ID:1f35tdUP0
今更ドヤ顔で書き込んでもマヌケなだけなのに
ところで死ぬまで毎日晒されるってどんな気持ちなの?
599 ノーブランドさん 2016/03/31(木) 12:59:03.70 ID:1f35tdUP0
>>598
負け犬ウンコカイーワって死ぬまで毎日晒されるけどどうするの??
601 ノーブランドさん 2016/03/31(木) 13:51:05.58 ID:1f35tdUP0
>>600
探偵に追われるホモ同性愛ウンコカイーワちゃん
周りでも噂になってるよ
ファ板名物「新 宿古 着屋キチガイ発作」が止まらない!
毎日毎日手動で古着屋コピペに反応し続ける恐怖の「人間スクリプト」!
「ファ板の発狂マシーン」こと新 宿古 着屋の詳細はこちらです!
販売業者の名称 有限会社コールドターキー/DC BANK 代表取締役:渡邊弘宣
販売業者の住所 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-12-11 石井ビル2F Phone:03-5269-3675
URLリンク(www.google.co.jp)
↑オークションの評価や告発されたストーカー悪事の数々が見れます!!
リアルタイムで発作が見れるスレはこちら!→ヨウジヤマモトを語るスレ4
スレリンク(fashion板)
54:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:58:35.496 dSQOcJjy0.net
主人公『なぜ俺の父親を……自分の兄弟を……!』
魔王『ククク、お前には分かるまい。私が受けた屈辱を……あれは私がまだ幼かった頃……』
ヒロイン「……」チラッ
手下A「なあ、さっきから時計をやたら気にしてないか?」
手下B「ああ……俺も気になってた。聞いてみるか」
手下A「だな」
手下B「あの、すいません」
ヒロイン「えっ、な、なによっ!」ビクッ
手下B「この後、何かお約束でもあるんですか?」
ヒロイン「あ、別に……ただ……今日は見たい番組があったから……」
ヒロイン「これ、まだ続くのかなぁって……少し思っただけよ」
手下B「ははぁ」
55:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 22:59:52.563 AepASXRH0.net
めくばせ、きくばせ、こころくばせだな
56:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:03:06.160 dSQOcJjy0.net
魔王「その時、兄は……お前の父親は、なんと言ったと思う!? この私に向かって……!」
主人公「い、いったい……何を……!」
魔王「あいつはな……こう言ったのだ……!」
ピピピ
魔王「タイム。いや違う、今のは私の言葉だ」
主人公「……!」
魔王「なんだ」
手下B『その……お客様がこの後、ご予定があるらしくて……』
魔王「なに!? 事前に調べたはずだ……! ここへ連れ去る時、確認はとったのだろうな!?」
手下B『ええ、間違いなく。彼女は「今日は特に何も無い」とおっしゃったので、お連れしました』
手下B『ですが、その……「夕方までかかるとは思ってなかった」と……』
魔王「予定とは何なのだ」
手下B『さほど重要ではないのですが……ご覧になりたいテレビ番組があると』
魔王「……録画予約はしていないのか?」
手下B『少々お待ちください……あの、録画予約は……、あ、はい。していないそうです』
手下B『というのも、母親と一緒にご覧になるのが毎週の楽しみだそうで……録画では意味が無いと』
魔王「……そうか」
手下B『可能であれば、巻きで……』
魔王「分かった」
ピッ
魔王「話はここまでだ!!!!! 死ねぇ!!!!!!!!!!」
ザシュッ
主人公「ぐあああああああああああああああああああああああああっ」
57:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:09:51.733 dSQOcJjy0.net
ヒロイン「しゅ、主人公!!!!!」
魔王『ククク……モニターで観ていたのだろう? ここへ降りてくるといい……』
ヒロイン「……!」
魔王『忘れ物をしないようにな……』
ヒロイン「……くっ!」
ヒロイン(言われなくたって……! 誰が忘れ物なんてするもんですか……!)
ヒロイン(えっと、サイフはポッケに入ってる……鍵と、ハンカチと……よし!)
ヒロイン「待ってて主人公……すぐ行くから……!」
タッタッタッタッタ
手下A「よし。忘れ物チェックだ」
手下B「ああ」
タッタッタッタッタ
ヒロイン「……」
手下B「……あれ? どうされたんですか? 主人公のところへ行ったはずじゃ……」
ヒロイン「上着……忘れてた……」
58:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:10:45.839 HwnHfxbo0.net
梅昆布茶もな
59:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:11:51.186 pzzuw1g9a.net
久しぶりのあたり
60:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:12:05.674 y9k4QQ7J0.net
ギャグ漫画びより~
61:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:13:57.042 kB+eOoVi0.net
梅昆布茶...
62:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:14:38.961 dSQOcJjy0.net
ヒロイン「主人公!!!」
ダキッ
ヒロイン「目を覚ましてよ! 主人公! 主人公!」
主人公「う、っぐう……!」
ヒロイン「っ! い、生きてる……!」
魔王「ククク……運のいい奴だ……これに懲りたら、もう私の邪魔はしないことだ……!」
魔王「おい、救急車はまだか」
手下C「もう来るはずです」
ヒロイン「よくも……よくも主人公を……!」
魔王「安心しろ。主人公には我々が付き添う。病院までな。お前は早く帰るといい」
ヒロイン「っ!」
魔王「送りの車を用意した。さあ、観たい番組があるのだろう?」
ヒロイン「ゆるさない……絶対にゆるさない! いつか後悔させてやるから!!!」
魔王「ククク……どうした? 帰らないのか?」
ヒロイン「……帰る」
手下B「あ、梅昆布茶です。どうぞ」
ヒロイン「……」
魔王「遠慮することは無い。まだたくさんあるからな」
ヒロイン「ふ、フン! だ、だれが……! 主人公に酷いことしたアンタたちから、こんなもの……!」
魔王「要らないのか?」
ヒロイン「……貰う」
63:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:16:51.767 MY4JijHK0.net
面白い
64:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:17:54.811 PbfTsWg30.net
絶対梅昆布茶飲みながらテレビ見ちゃうやつじゃん
65:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:20:30.935 dSQOcJjy0.net
ヒロイン「ただいま! ブラタモリもう始まっちゃった!?」
母親「ちょうど始まったとこ」
ヒロイン「良かったぁ」
ボフッ
ヒロイン(あ、ソファ固い……それに……)
ガヤガヤ
ヒロイン(テレビも小っちゃいなぁ…………音も平面だし……)
ヒロイン「……」
ヒロイン(あ、そうだ。もらった梅昆布茶を飲みながら観よう)
ヒロイン「♪~」
ヒロイン「!!!」
ヒロイン(なんで私……あいつらのアジトのこと考えてるの……?)
ヒロイン「ハッ! ま、まさか……!」
ヒロイン(これもやつらの作戦……! せ、洗脳……!? 私を懐柔するつもりなの……!? 信じられない……!)
ヒロイン(絶対にやつらと馴れ合ったりなんてしないわ……! 絶対よ……! 忘れるの! あんな場所!)
ヒロイン「負けない……絶対に屈しないんだから……!」
66:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:24:47.643 dSQOcJjy0.net
~翌週~
主人公「ヒロイン……! 目を覚ましてくれ!!!」
魔王「ククク……無駄だ。もうお前の知っているヒロインはこの世にいないのだからな」
手下A「へっへっへ!」
ヒロイン「私が魔王様の御意志に賛同した時、あなたの知っていたヒロインは死んだのよ……!」
ヒロイン「魔王様に盾つくというなら、容赦しないわ!!!」
ヒロイン「この梅昆布茶が冷める前にあなたを倒す!!!」
魔王「一日一杯だぞ」
ヒロイン「もちろんです!!!」
END
67:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
2016/0
68:9/03(土) 23:25:51.614 ID:39Mh7cBH0.net
69:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:26:05.255 Ectc01OZ0.net
ワロタ
70:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:30:40.128 7arRflsw0.net
おつ
71:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:32:28.036 y9k4QQ7J0.net
梅昆布茶ってそんなに美味いのか
72:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:34:31.237 xTqNDLMl0.net
乙
俺はしょっぱ過ぎてダメだな梅昆布茶
73:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:49:42.841 a3EnWMGWa.net
たまに飲むとすげえ美味い
74:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:50:00.708 vYoUcmBJ0.net
URLリンク(www16.oekakibbs.com)
75:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:56:27.785 HwnHfxbo0.net
おつ!面白かったぞ
梅昆布茶ひさびさに飲みたくなった
76:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/03 23:57:17.101 w4CVbzaT0.net
おっと乙だった
梅昆布茶に関してはすごい分かる
あといっぱいあといっぱい…でキリがなくなる
77:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/04 00:04:23.589 4IUebq8S0.net
追い付いたら終わってた
まじ面白かったぞ乙
78:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/04 00:11:09.384 48tSmnVx0.net
笑った
乙
79:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/04 00:13:05.408 iyvhEv+D0.net
こういうのもNTRに分類されるのだろうか
80:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/04 00:13:06.972 dMkp2g690.net
乙
81:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/04 00:33:32.625 iBd/wJGgM.net
クックック……
82:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/04 00:43:46.846 RCjHK2Xu0.net
おもしろかった
83:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/04 00:45:16.542 k69Co7270.net
たとえヒロイン相手でも、敵となった以上容赦なくぶっ潰してくれる主人公がいいなぁ
84:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/09/04 00:53:44.212 zlDRoRbm0.net
最高の環境に浸らせる事で忠誠を誓わせる
世の経営者にとって大切な事だな
85:過去ログ ★
[過去ログ]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています