カツオ「ボクの番号がない…」リテイク版at NEWS4VIP
カツオ「ボクの番号がない…」リテイク版 - 暇つぶし2ch2:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 16:57:38.550 FY6PfVy3a.net
中学までは皆同じ学校だったの?

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16/04/07 17:00:57.561 4+N5mNDaX.net
帰り道- 
カツオ「ハァ…どうしよう…父さんや母さんに何て言えばいいんだろう…」 
主婦A「アラ、カツオくんじゃない?」 
カツオ「…こんにちは」 
主婦B「サザエさんの弟さんね」 
主婦A「サザエさんから聞いたわよ。都内でも一番の高校に進学するんですってね」 
主婦B「まぁ、すごいわね」 
カツオ「…どうして知ってるんですか?」 
主婦A「サザエさんったら、自分の事のように嬉しそう話してまわってるから町内の人は皆知ってるんじゃないかしら」 
カツオ「…ボ,ボク用事があるので失礼します」ダッダダ

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16/04/07 17:02:08.530 WZVPDn+MX.net
三郎「やぁ、カツオくん、これ持って帰りなよ」 
カツオ「サブちゃん…これは?」 
三郎「ちょっと早いけど合格祝いだよ」 
カツオ「まだ…受かったと決まったわけじゃ…」 
三郎「またまたーサザエさんがカツオくんは100%合格するって言ってたよ」 
三郎「そういえば合格発表の日って…」 
カツオ「あ、サブちゃんこれありがとう、ボク急いで帰らないといけないから」ダッダダ

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16/04/07 17:02:29.428 680Aw+Hh0.net
おいこれみたことあるぞ

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16/04/07 17:03:05.249 4+N5mNDaX.net
カツオ「本当に町内中に知れ渡ってるみたい…これじゃ恥ずかしくて外に出れないじゃないか…」 
ガラガラ 
カツオ「…ただいま…」 
サザエ「カツオお帰りなさい」 
笑顔で迎え入れてくれるが、それが余計に腹がたった 
カツオ「お母さんは?」 
サザエ「今、買い物に出かけてるわ。それより結果はどうだったの。」 
カツオ「…」 
サザエ「早く言いなさいよ」 
カツオ「姉さんには関係ないじゃないか!ちょっと部屋で休んでるから、静かにしておいてよ」ピシャッ 
サザエ「ちょっとカツオー」 

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16/04/07 17:04:12.459 n/VNbMmW0.net
マイナンバーの話かとオモタ

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16/04/07 17:05:38.215 4+N5mNDaX.net
ガラガラ 
タラヲ「ただいまでーす」 
サザエ「タラちゃん、お帰りなさい」 
タラヲ「カツオ兄ちゃん、帰ってるですか?」 
サザエ「ええ、今部屋で休んでるわ。静かにしてくれですって」 
タラヲ「カツオ兄ちゃん受かったですか?まさか落ちちゃったですか。フフッ」ニコニコ 
数時間後- 
フネ「ただいま」 
サザエ「お帰りなさい、母さん」 
フネ「サザエ、あんた近所中にカツオの受験のこと言いふらしてるみたいじゃないか」 
サザエ「ごめんなさい、つい。でも数人にしか言ってないんだけど」 
フネ「第一、カツオが受かっても、あなたが偉くなったわけじゃないんですよ」 
サザエ「…」 
フネ「カツオはどこにいるんだい?もう帰ってきてるはずだろ」 
サザエ「帰ってきてから、ずっと部屋にいるわよ、私が結果聞いても教えてくれないの」 

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16/04/07 17:07:24.367 F0YXhDfpX.net
コンコン 
フネ「カツオ、入るわよ」 
カツオ「母さん…」 
フネ「どうしたんだい、お昼も食べてないみたいじゃないか」 
カツオ「…」 
フネ「部屋から出ておいで、ご飯作ってあげますから」 
カツオ「…母さんは…聞かないの…?」 
フネ「えっ?」 
カツオ「結果だよ!ボクの試験の結果!」 
フネ「………どうだったんだい…?」 
カツオ「…」ポロポロ
母さんは黙ってるボクを抱きしめてくれた 
カツオ「ウッ…」 
フネ「何も恥じることはないよ。母さんは夜遅くまで必死に勉強してるのを知っていたよ。」 
フネ「小学生のとき、みんなはカツオの事を勉強のできない子だと思っていたかも知れないけど、母さんはカツオはやらなかっただけで、やれば出来る子だって 分かってましたよ 
現に○○高校に受験するまで偉くなったじゃないか。」 
カツオ「ウッ…ウッ…」グスン 
ボクは母親のありがたさ、優しさ、強さというものを改めて感じた 
ボクは涙が止まらなかった

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16/04/07 17:09:07.265 4+N5mNDaX.net
-駅前- 
ノリスケ「伯父さーん」 
波平「おお、ノリスケ」 
ノリスケ「今から飲みに行きませんか?いい店見つけたんですよ」 
波平「いや、今夜は遠慮しておく」 
ノリスケ「えっ何でですか?……あっ分かった。今日はカツオくんの合格発表の日なんでしょ。何たって〇〇高校だもんなー」 
波平「なんで、そんな事をおまえが知っとるんだ?」 
ノリスケ「タイ子から聞いたんですよ」 
波平「タイ子さんからだと?」 
ノリスケ「ええ、なんかサザエさんが嬉しそうに話してくれたそうです」 
波平(サザエのやつめ…)
スタスタ 
マスオ「お義父さーん」 
波平「おお、マスオ君も同じ電車だったか」 
マスオ「ええ、一緒に帰りましょう」 

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16/04/07 17:10:53.215 WZVPDn+MX.net
 スタスタ 
マスオ「……」 
波平「……」 
マスオ「お義父さん、サザエの合格発表のときも緊張してましたか?」 
波平「アハハ、やっぱり緊張しとるのがバレとるか」 
波平「そうだな、初めて自分の子どもの試験だったからな。それにサザエはおっちょこちょいだった。試験の日に受験票を忘れてな、母さんが学校まで届けに 行ったんだ」 
マスオ「アハハ、サザエらしいですね」 
波平「サザエは普通の高校だったがカツオほど偉くはなかったから心配だったな」 
波平「君もタラちゃんが大きくなったら経験するよ」 
マスオ「なんか怖いですねー」 
波平「カツオにはいい学校に行ってほしいと思っとる。一応この家の長男だしな」 
マスオ「カツオくんなら大丈夫ですよ」 
波平「将来的にマスオ君ぐらい、いい大学に言ってくれたら嬉しいのだが」 
マスオ「いえいえ、僕は二浪してますからね。カツオくんなら、もっといいとこ行けるんじゃないですか」 
ガラガラ 
「おかえりなさーい」 

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16/04/07 17:12:41.556 wIOCqoHyX.net
 
波平「アレッ、カツオはどうした?」 
サザエ「部屋にいるわよ」 
-------------------- 
コンコン 
波平「カツオ、入るぞ」 
カツオ「………」 
波平「母さんから聞いたよ。落ち込む事はないぞお前は一生懸命やった。誰が何と言おうとお前はワシの自慢の息子だよ」 
波平「さぁ、夕飯を食べよう。部屋から出てきなさい」 

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16/04/07 17:13:57.592 6XlhBtItX.net
みんなの視線が痛く感じる…ボクはそっと席についた 
サザエ「カツオ試験ダメだったんですって?どうするの、ご近所中に〇〇高校行くって言っちゃったわよ」 
カツオ「…姉さんが勝手に言ったんじゃないか…」 
サザエ「あんたが真面目に勉強してればよかったのよ。どうせ毎日遊んでたんでしょ。あー恥ずかしい」 
タラヲ「この家の恥でーす」 
マスオ「サザエ、そんな言い方しなくても」 
サザエ「だから、私と同じ学校でよかったのよ。調子に乗るから」 
タラヲ「バカでーす」 
カツオ「…ボク、自分の部屋で食べる…」 
スタスタ 
ワカメ「お兄ちゃん…」 
マスオ「カツオくん…」 
タラヲ「フフッ♪」
ヒトデ「?」

14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:15:20.408 WZVPDn+MX.net
-カツオの部屋- 
カツオ「姉さんに何が分かるんだ…ボクは一生懸命やった…母さんは分かってくれてる。父さんだって。マスオ兄さんやワカメだって…」 
カツオ「…今日は疲れた…トイレに行って寝よう…」 
スタスタスタ 
カツオ「んっ…話し声が…」 
タラヲ「おじいちゃん」 
波平「何だい、タラちゃん?」 
タラヲ「ボクが一家の大黒柱になるです」 
波平「ハハハッ、ありがとうタラちゃん。タラちゃんがいたら、おじいちゃんは安心だなー。幸せにしておくれ」ナデナデ 
タラヲ「幸せにするです」フンッ 
カツオ「…やっぱり父さんも姉さんたちみたいにボクのこと…」ギュッ
カツオ「そういえば思い返すと…」

15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:15:26.850 g1CQWs8+0.net
ヒトデって誰だよ?

16:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:15:34.799 uIWU4iqRa.net
タラヲ市ね

17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:17:11.698 OCzfXl6s0.net
>>15
タラオの妹
生まれてくる設定がある

18:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:17:31.998 5ulBV5AA0.net
N高行こう

19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:17:33.487 4+N5mNDaX.net
-5ヶ月前- 
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン 
中島「磯野、今日も図書館行くのかい?」 
カツオ「ああ、家だと集中して勉強出来ないからね」 
中島「今日は塾休みだからボクも行くよ」 
カツオ「助かるよ、中島。花沢さんと二人きりだと調子が狂っちゃって…」 
花沢「私が何だって?」 
カツオ「は,花沢さん。な,何でもないよー」アセアセ 
先生「磯野ー。ちょっと話があるから職員室まで来てくれー」 
カツオ「二人とも先に行ってて、後で行くから」

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16/04/07 17:18:16.730 d9cLdHjd0.net
>>15 それなw

21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:19:17.753 4+N5mNDaX.net
-職員室- 
カツオ「何ですか?先生」 
先生「これがこの前の模試の結果なんだが、今のお前なら〇〇高校に進学できるレベルだ」 
カツオ「ボクが〇〇高校?」 
先生「ああ、もちろん絶対受かると決まったわけじゃない。しかし受験しないことには分からない。今の成績のまま行けば、決しては無理じゃないということ だ」 
磯野「何か突然すぎて…」 
先生「先生も、ここまで磯野が伸びるとは思わなかった。部活のエネルギーがそのまま勉強にいった感じだな」 
磯野「部活が終わってヒマになっちゃいましたから…」 
先生「まぁ無理にとは勧めないから、親御さんと話あって決めるといい」 
-図書館- 
カツオ「お待たせ」 
中島「先生何だって?」 
カツオ「〇〇高校受けてみないか?だって…」 
花沢「えっ磯野くん、〇〇高校受けるの!?」 
カツオ「そんな受けるなんて言ってないよ」 

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16/04/07 17:19:39.161 G9L9zb0Vr.net
        ,.:ー– ..__  ,.-‘”`ヽ、
       /      `´     \
      /               \
      /                 〉
     .,’     ,..  ,、_  ,.-; , 、   ,’
    〈     /iノ! i |. `”’´ !!| l:;.,.  /
     `、   ,’ !-jノナー   ‐j”!j;゛i! .!/
      `、 .j!.ノ ,.-‐ 、   ,.へ’ .!!j,’
       ゝ} .’  9`  ´9   .!,’-、  ぼくもタラヲは死ぬべきだと思います!
      {:t、: `ー‐’  ,.〉`ー’  :’.ソ,’
      ヽ.`、 : .:  ___ : :. ,’_,/
       `~ \  ヽ  ノ  /
          ,.jヽ、._  _/!、
     ‐–―〈 ヽ   ̄  / .〉ー-‐
         ヽ  \___/ ./
           \_/l;lヽ_ノ

23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:20:56.048 WZVPDn+MX.net
中島「〇〇高校って早川さんが受けるとこだろ?」 
カツオ「早川さんは学年でもトップクラスだからね」 
花沢「カオリちゃんも受けるらしいわよ」 
カツオ「カオリちゃんも?」 
花沢「ええ、早川さんと一緒に行くんですって、今は家庭教師に来てもらってるらしいわよ」 
カツオ「さすが、お金持ち。ボクの家じゃ考えられないや」
中島「でも磯野って△△高校から野球の推薦来たんじゃないのか?」 
カツオ「うん、でも△△校に行って活躍出来るとは限らないし…」 
中島「でも、磯野の活躍があったから都大会では準優勝できたじゃないか」 
花沢「磯野くんはどう考えてるの?」 
カツオ「今はよく分かんないけど、中島と一緒の学校に行こうかな。姉さんも通ってたし」 
花沢「その学校には私もいるしね!」 
カツオ「と,とにかく親と相談してみるよ。先生も言ってたし」 
-磯野家- 
カツオ「お父さん,お母さん話があるんだけど…」 
波平「どうした、急に改まって」 
カツオ「実は先生から〇〇高校受けてみないかって…」 
波平「ほう、〇〇高校か」 
マスオ「お義父さん、〇〇高校っていったら結構な進学校ですよ」 
波平「先生から言われたなら、受けてみてはどうだ?」 
カツオ「お母さんはどう思う?」 
フネ「私はカツオが行きたいと思うとこに行けばいいと思いますよ」 
波平「カツオはどうなんだ?」 
カツオ「今悩んでるとこ。でも、姉さんと同じ学校でもいいかなーって」 

24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:22:33.585 4+N5mNDaX.net
波平「欲のない奴だな」
フネ「△△高校の推薦の話はどうするんだい?」 
カツオ「うん、野球を続けるなら△△校の方がいいと思うけど、お金かかるしお父さんとお母さんに迷惑かけるよ」 
波平「お前はそんな事気にしなくていい」 
フネ「そうですよ」 
カツオ「ありがとう、お父さん,お母さん。じゃあボク△△校に…」 
サザエ「もう野球なんていい加減辞めたら?どうせ続けてもプロになんてなれるわけないし、カツオじゃ無理よ」 
タラヲ「ムリでーす」ニコニコ 
サザエ「絶対〇〇高校に行った方がいいわよ。その方が私も鼻が高いし」ルンルン 
カツオ「……………」

25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:23:46.665 WZVPDn+MX.net
-その夜- 
カツオ「ノド渇いたな…ちょっと休憩するか」 
カツオ「んっ?…父さんたちまだ起きてる」 
波平「カツオが行きたい学校に行ってほしい」 
フネ「私もですよ。カツオは野球やりたいんじゃないかしら」 
波平「うむ、△△高校か」 
フネ「あの子、お金の事気にしてましたね」 
波平「ワシもあと2年もすれば定年だからな」 
フネ「そのときは私も内職ぐらいしますよ」 
波平「ワシだって職を探すさ。まだワカメもいるしな」 
波平「でも、カツオには良い学校に行ってほしいな。この家の男はカツオだけだからな。ワシとしてはどうしても…」 
-翌日- 
カツオ「お父さん、おはよう」 
波平「おお,カツオ、今日は早いな」 
カツオ「お父さん、ボク〇〇高校目指すよ」 
波平「△△高校はいいのか?」 
フネ「あんたお金の事気にしてんじゃないだろうね」 
カツオ「違うよ。ボクはこの家の長男としてこの家を支えなきゃいけないからね」 
カツオ「お父さんの面倒も見なきゃいけないし」ニコッ 
波平「バカモン、まだそんな年じゃない」プンプン

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16/04/07 17:25:28.612 4+N5mNDaX.net
。。。 
ボクなりに家族の事を考えての選択だった… 
努力はした…一生懸命やった… 
だから父さんも自慢の息子だと言ってくれた… 
その言葉を信じたい…だけどタラちゃんに対する態度をみたら… 
…自慢の息子は嘘だったの?… 
失敗したボクより未来あるタラちゃんの方がいいの… 
………ボクはもう『いらない子』のかな… 
-翌日- 
タラヲ「ワカメお姉ちゃん。この問題教えて下さいです」 
ワカメ「ゴメンね、タラちゃん。今宿題やってるからお兄ちゃん聞いてくれる」 
タラヲ「……この問題分かるですか?」 
カツオ「…小学生の問題ぐらい分かるよ…」 
タラヲ「フッ,じゃあこの問題はできるですか?」 
カツオ「分数…?タラちゃん,これ1年生の問題じゃないよ」 
タラヲ「できないですか?フフッ」 
カツオ「できるけど。でも何で?」 

27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:27:49.671 WZVPDn+MX.net
タラヲ「ボクは一生懸命勉強して、この家の大黒柱になるです」
カツオ「…あっ…そう……」 
タラヲ「今から勉強しないと、ボクは誰かさんみたいに失敗したくないです」 
タラヲ「ボクはみんなを幸せにするです。カツオお兄ちゃんは誰も幸せにできなかったです。おじいちゃんも、おばあちゃんも絶対悲しんでるです。」 
タラヲ「みんなを不幸にするなんてカツオお兄ちゃんは『いらない子』です。」
………いらない子……… 
これはボクが昨日の夜に考えていた事だ…… 
今、1番気にしていた事… 
言ったのはタラちゃんなのに、お父さんやお母さんに言われた気がした… 
ボクは反射的にタラちゃんを殴り飛ばしていた… 
タラヲ「うわーん」 

28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:28:55.512 F0YXhDfpX.net
ダッダッダ 
サザエ「どうしたの、タラちゃん!?」 
タラヲ「カツオお兄ちゃんに殴られたです」グスン 
サザエ「まぁ、カツオ!」 
フネ「どうしたんだい?」 
サザエ「カツオどうして、そんな事を…」 
カツオ「………」 
答える気がしない。理由はどうあれ殴ったのは事実だ。中学生が小学生を殴るなんて許されるはずがない…
サザエ「どうせ、試験に落ちた腹いせでしょ!自分の責任なのに、人に当たるなんて…」 
サザエ「しかも、ちっちゃい子を!」 
フネ「カツオ、何か言いなさいな。理由があるんだろう?」 
カツオ「…タ,タラちゃんがボk…」 
タラヲ「えーん、おばあちゃーん、うっ,うっ」グスン 
フネ「よしよし、タラちゃん大丈夫かい。何があったんだい?」
タラヲ「ボクは何もしてないです。いきなりカツオお兄ちゃんがぁーエーンエーン」 
フネ「そうかい、かわいそうに…」 
タラヲ「エーン,エーン」ニヤッ 
やられた…これでお母さんもタラちゃんの味方か…今更何を言っても無駄…言い訳にしかならない… 

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16/04/07 17:30:16.211 4+N5mNDaX.net
お母さん…そんな悲しそうな目でボクを見ないで… 
ボクは家を飛びだした…
人がいるところには居たくなかった 
どれくらい歩いただろう…もう日が沈んでいる… 
気づいたら海岸にたどり着いていた… 
海を見てると何故か安心する 
カツオ「3月の海は冷たいな…」 
自然と足が沖へと向かっていく… 
胸の当たりまで海に浸かった 
もし生まれ変わることが出来たなら… 
賢くなりたいな 
野球選手にもなりたい… 
また、お父さんやお母さんと暮らせるかな… 
海水か涙か分からないけど…しょっぱいな… 
死ぬんじゃない…海に帰るんだ。 
みんなここから生まれたんだ… 
今はゆっくり眠りたい… 

30:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:32:09.358 F0YXhDfpX.net
--------------------
目が覚めるとボクの目には見慣れない部屋が映った。ここは天国なのか?そう思っていると扉が開き聞き慣れた声が響いた
三郎「カツオくん、良かった目が覚めたんだね」
堀川「お兄さん、大丈夫ですか?」
カツオ「どうしてここに?ボクは死んだんじゃなかったの?」
堀川「ボクが磯野家に潜んでいたら、お兄さんがいまにも死にそうな顔して出ていくのが見えたんです」
カツオ「ど…どうして、またボクの家に潜んでいたんだい?」
堀川「実はボク、家庭科の授業で使う糸を失くしてしまって、
仕方なく蚕を育てて糸を作ろうと思ったんです。でも、親に蚕を飼うの反対されてしまって、
お兄さんの家の床下で育てていたんです。あっ、今度はばれないようにしましたから、
安心してください」
カツオ「そ…そうなんだ」

31:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:32:18.981 g1CQWs8+0.net
続けたまえ

32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:34:11.231 4+N5mNDaX.net
堀川「それでお兄さんについていつたら、お兄さんが海に入っていってしまって、たまたま配達で通りかかった三郎さんと二人がかりで
助けたんです」
三郎「あんなことをして、一体キミに何があったんだい?」
カツオ「実は……」
--------------------
三郎「そうかい。それは、大変だったね」
堀川「お兄さんは全然『いらない子』なんかじゃありません!」
三郎「いま、キミの心は実に不安定だから信じきれていないけど、キミは磯野家自慢の息子さ。
キミは家族思いのいい子だ。
いつも配達にきているからわかる。波平さんもフネさんもそのことをよくわかっている。
キミはそのことに誇りを持つんだ。もっと堂々としていいんだ。
でも、もしも耐えられなくなったらいつでも相談してくれ。
僕はキミの味方さ。
ほら、顔をあげなよ。
いつものカツオくんらしくないよ。僕はいつも、元気のあるキミの姿に励まされているのさ」
堀川「そうですよ、ボクとお兄さん白い糸で繋がっているんです。
ボクはお兄さんがいないといきていけません。ボク、お兄さんのためなら何でもしますから」
カツオ「サブちゃん…堀川くん…」ポロポロ

33:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:35:38.826 680Aw+Hh0.net
堀川地味に怖いぞ

34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:36:36.010 BbAoYglea.net
白い糸って精子かよ

35:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:37:44.908 v2wM9Mal0.net
堀川くん普通に怖いぞ

36:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:37:48.863 KGD4w7UTa.net
堀川はカツオでオナニーしてそう

37:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:39:44.136 F0YXhDfpX.net
高校に落ちてからボクは何回泣いただろう。数え切れない。
今までの涙は、ボクが受験に失敗して周りのひとを失望させてしまったことが悲しかったから
でも今回は、そんなボクのことを必要だと言って支えてくれる人が
いて嬉しかったから
カツオ「ウゥッ…」グスングスン
堀川「どうしたんですか?まだ、
海の味の不味さを舌に感じるんですか?」
カツオ「いや…うれしいんだよ…」
堀川「そうですか…」
。。。
三郎「さてとっ。
どうする、カツオくん?
家に居づらいなら、泊めてあげるよ。なんなら、ここ三河屋に下宿するかい?親父さんもカツオくんなら大歓迎だよ」
カツオ「いえ、いいです。家に帰ります」

38:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:43:33.013 WZVPDn+MX.net
家に帰ったらまずタラちゃん謝ろう。
今考えるとボクはなんて馬鹿げた
ことで悩んでいたんだろう。
タラちゃんの何気ない
言葉にむきになってタラちゃんを殴ってしまうなんて。
父さんも母さんもボクのことを立派だの自慢だの言ってくれた
その言葉に嘘はない、
そのことは15年も一緒いたボクには簡単に分かることだったんだ。
ボクは急いでそこへの道を駆けていった
ボクの帰るべき家、ボクのいるべき場所へ
カツオ「ただいま。急に出ていってごめん。でも、頭が冷えたよ。
ボクが悪かったよ、タラちゃん。
って、あれタラちゃんは?
姉さんもいないじゃないか」
ワカメ「実は…お兄ちゃんが出ていったあと…」
--------------------

39:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:46:35.383 WZVPDn+MX.net
波平「ただいま」
マスオ「あれっ、タラちゃんはどうして泣いているんだい?」
タラヲ「エーン、エーン」
サザエ「聞いてよ父さん、
マスオさん。カツオったら、自分が遊んでばっかりだったから試験に落ちたってのに、
タラちゃんにあたったのよ」
波平「それは本当か?」
サザエ「そうよ、私たちが来たとたんに逃げ出しちゃたわ。ダメな弟をもって本当に恥ずかしいわ」
ワカメ「違う!!」
サザエ「何が違うのよ」
ワカメ「お兄ちゃんはダメじゃないし…いっつも勉強してた…それに!お兄ちゃんがタラちゃんを殴ったのはタラちゃんのせいよ!!」
マスオ「それはどういうことだい?ワカメちゃん」

40:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:47:24.790 680Aw+Hh0.net
ワカメの姉貴…

41:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:50:23.186 WZVPDn+MX.net
ワカメ「お兄ちゃん、受験に落ちてからずっと気にしてた!
自分が皆を不幸にしてくれるんじゃないか、自分は磯野家の『いらない子』じゃないかって!
そのお兄ちゃんが気にしてたことをタラちゃんは言って、バカにしたの!!」
サザエ「あら、やっぱりカツオが悪いじゃないの」
ワカメ「えっ?」
サザエ「だってそうじゃないの。
カツオが落ちたせいで、
私は不幸になったのよ。
カツオなんて磯野家の癌よ。
タラちゃんは本当のことを言っただけじゃない」
フネ「サザエ、なんてことを…」
波平「バッカm…」
マスオ「いい加減にしろッ!!!サザエッ!!!」
サザエ「!!!」

42:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:51:19.663 KGD4w7UTa.net
おかしいのはサザカスとヲだけだったか

43:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 17:56:03.410 M8iQ+PjM0.net
えぇー↑

44:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:02:32.751 moAJzKF00.net
はよ

45:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:03:54.443 KGD4w7UTa.net
(ノシ 'ω')ノシ バンバン

46:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:05:39.224 0u4LQlO1a.net
変な声でうまいって言うだけの男じゃなかったな

47:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:08:10.849 F0YXhDfpX.net
マスオ「僕は頭が悪かったんだ…
勉強してもしても
成績が上がらなかった…」
サザエ「急にどうしたのよ?」
マスオ「君は黙っていろ!!」
マスオ「僕は補習が嫌で、
テストでいつも後に東大に
受かった秀才のカンニング
していてそこそこの点
をとつていたんだ…
そのうちあたかも自分が良い点を
とっている気になって…
早稲田を受けること
になったんだ…
家族にもやたら褒められて
嬉しかったよ…
その時、僕は調子に乗って
それを周囲に言いふらしたんだ」
サザエ「何がいいたいのよ…」
ちょっとご飯食べます
保守して下さい

48:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:08:33.819 SI0ICXC90.net
>>4
いつからカツオは三郎さんをちゃん呼ばわりするようになったんだ

49:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:14:01.118 680Aw+Hh0.net
マスオさんかっけぇ

50:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:18:16.147 pFVzDvZ90.net
ほしゅ

51:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:24:24.302 moAJzKF00.net


52:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:27:11.506 680Aw+Hh0.net
飯なげーよ!

53:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:30:02.934 FT9mcNll0.net
おもしろい

54:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:32:10.081 KGD4w7UTa.net
保守

55:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:36:36.717 T4dekc7vd.net


56:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:39:28.882 moAJzKF00.net


57:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:40:07.480 FbBMicb00.net
飯なげーよ

58:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:43:32.555 FT9mcNll0.net
はよ

59:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:45:31.611 G5D0aS4tX.net
マスオ「落ちたよ…
当たり前だよな
それでも僕の家族は僕のことを
フグ田家の誇りだと
言ってくれた
父さんが死んでから女手一つで
育ててくれた母さんは
寝る時間の大部分で内職を初めて
兄さんは大学をやめて
朝も夜も働いた
そして稼いだお金で僕を
進学実績の良い予備校に
いれてくれた
そのおかげで三回目
早稲田に補欠で受かったんだ
今、僕が会社に勤めて
妻がいて子供て幸せなのは
あんな僕をも支えてくれた
家族のおかげさ
今のカツオくんに必要なのは
支えていくことだと僕は思う
カツオくんは僕なんかとは
違って頭の良い子たけどね」
サザエ「マスオさん…」
マスオ「じゃあ、とりあえず
カツオくんが帰ってきたら
僕達で謝ろう」
ありがとうございます

60:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:46:38.743 FT9mcNll0.net
読みづらい

61:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:47:37.782 4+N5mNDaX.net
サザエ「あーら、そう。
あなたまでカツオの肩を持つっていうのね!
話が分からないひとね。
もういいわ。
タラちゃん、
荷物をまとめてきて、
私達、この家を出ていきます。
あなた、後で離婚届届けるわ。」
マスオ「えっ?」
フネ「コラッ!サザエッ」
サザエ「さよなら」ガラガラ
。。。
カツオ「そ…そんなことが…」
ワカメ「……」
カツオ「でも、まぁ…
姉さんもきっと頭を冷やして
帰ってくるよ。
何より、ヒトデちゃんを
置いていってるじゃないか。
また皆で食卓を笑って
囲めるようになるよ」
願望を込めた気持ちてボクは
そう言った

62:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:49:52.657 wIOCqoHyX.net
マスオ兄さんが謝って来た
マスオ「カツオくん、すまない。
タラちゃんがあんなことを
いうなんて…」
カツオ「いや…どんな理由でも
殴ってしまったボクが
悪いんだよ」
マスオ「それにここ最近の
サザエの君に対する態度も
君の心を傷つけるもの
ばかりだった、僕から謝るよ」
カツオ「いや…姉さんの期待を裏切ったのは事実だよ…
姉さんは悪くない」
すると母さんの声がした夕食だ
ボクは食卓へ向かった
カツオ「…………」モグモグ
ワカメ「…………」モグモグ
マスオ「…………」モグモグ
ヒトデ「ママは?お兄ちゃんは?」
沈黙が走った
今日はいろんなことがあったから
皆参ってるんだ。
ボクは無言でご飯を口に運んだ

63:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:49:53.467 RBIkdwZnd.net
サザカス…

64:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:55:43.359 G5D0aS4tX.net
波平「…バッ…バッカモ〜ン!!」
この空気を打破したのは
父さんだった
波平「たかだか高校に落ちた
くらいでどいつもこいつも
騒ぎすぎだ!!
この世が終わるというのか!!
カツオ!!
くだらんことを気にしおって、
お前はワシの自慢の息子だと
いうワシの言葉が
信じられんのか!!」
フネ「そうよ。カツオがいてくれるだけで私たちは幸せだよ」
やっぱりボクは『いらない子』なんかじゃないんだ
カツオ「…うん」
それから、空気も和み
ボクの家の食卓は元通り
笑いの絶えないものとなった。
カツオ「もう高校生。
これからは、父さんの介護も
しなくちゃ」
波平「バッカモ〜ン!まだそんな年ではない」プンプン
一同「ハッハッハッ」
姉さんもき


65:っと頭を冷やして 帰ってくるに違いない そしたら、また皆で食卓を囲んで ご飯を食べたい ボクはご飯を噛みしめた 数日後、姉さんからマスオ兄さんへ離婚届が届いた



66: そうだ2ちゃんねるしよう!
16/04/07 18:55:47.157 .net
今日はSSが豊作だぬ

67:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:57:31.403 F0YXhDfpX.net
カツオ「そ…そんな…」
マスオ兄さんは送られてきた
離婚届にいつまでも印鑑を
押さなかった
離婚届と一緒にボクへの手紙が
届いた。そこには
私の顔に泥を塗ったカツオへ
私はあんたの顔を二度と
見たくないわ。
タラちゃんはあんたみたく
ならないよう今必死に勉強
しているの。遊んでばかりのあんたとは違って。ヒトデちゃんは
置いていっちゃったけど、
あんたが変なこと吹き込んで
ダメな子にしたら許さないから。
P.S タラちゃんは
あんたとは違って○○高校に
絶対に受かるわ。
サザエより
と書いてあった
カツオ「そ…そんなぁ…」
ボクが姉さんの期待を
裏切ったからだ。
ボクがどうにかならないと、
姉さんはか帰ってこない…
プルルル プルルル
その時電話が掛かってきた

68:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:58:29.340 680Aw+Hh0.net
サザカス

69:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 18:59:12.833 KGD4w7UTa.net
それぞれで別の話を展開してるからこんがらがってくるな

70: そうだ2ちゃんねるしよう!
16/04/07 19:05:37.464 .net
保守

71:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:08:28.901 wIOCqoHyX.net
カツオ「もしもし。
どちらさまですか?」
中島「ボクだよ。
磯野、野球やろうぜ」
カツオ「えっ?」
中島「バットとグローブ持って
今すぐあの空き地へ来いよ」
カツオ「今から野球?
どういうことさ?」
中島「いいから、来いよ」
カツオ「だから、なんd…」
ツーツー
中島は一体何をしたいのか?
とりあえずボクは中島に言われた
にバットとグローブを
持って空き地に向かった
ー空き地ー
中島は空き地に一人立っていた

72:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:08:29.151 0u4LQlO1a.net
多分ID変えてるだけじゃね?規制回避なのかなんのためかは分からんけど

73:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:10:05.566 FT9mcNll0.net
串使ってる?

74:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:10:09.258 6XlhBtItX.net
中島「おう、来たか。
磯野の家今大変なんだろ?
磯野の姉さんが家から出ていったつて、花沢さんから聞いたよ」
カツオ「今日、姉さんから
手紙が届いたよ。ボクが○○高校に
落ちたことに、失望して
もう二度と顔を見たくないって」
中島「そうか…
で、どうするんだ?」
カツオ「学校で頑張って
いい大学に入るよ。そしたら、
姉さんも帰って来てくれるよ」
中島「そうじゃなくて、
野球だよ、野球どうするんだ?」
カツオ「勉強に専念するよ…」
中島「それは磯野がそうしたいのか?」
カツオ「そ、それは…
続けてもプロになれる
とは限らないし…
そ、それに両親にも
負担がかかる…」
中島「磯野が○○高校を受けるって
言ったときそんなことだろう
とおもったけど…
じゃあ、質問をかえるぜ。
お前は野球を続けたいか?」
カツオ「そ、それは…」
中島「辞めたいわけないよな、
バットとグローブを見たらわかる。
しっかり手入れされてる。
お前にバットとグローブ
持ってこさせたのはこのためさ」

75:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:12:04.521 6XlhBtItX.net
カツオ「続けたいっ!!
そして野球選手になりたいさ!!」
そうさ、あの夜
父さんも母さんも
ボクのためにお金をどうかしようと言っていた
それはボクがやりたいことを
やって欲しいという気持ちが
あったからだ
ボクはその気持ち分かろうと
しなかった
今その気持ちに答えるよ
父さん、母さん
中島「じゃあな。
また甲子園で会おうぜ」
ー数年後ー
モブA「甲子園、今日決勝だけど
どっちが優勝すると思う?」
モブB「去年ベスト4の
強豪校△△か、それとも…」
モブC「無名校の✕✕でしょ。
だってあそこには磯野クンが
いるもん。無名校ここまで
導くなんてドラマみたい」
モブD「磯野クン、カッコいい
よね〜△△の中島クンも
インテリ男子でいいけど〜
やっぱり磯野クンよ〜」

76:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:13:09.285 680Aw+Hh0.net
んでプロになったところ姉が帰ってきて契約金かっさらってくのか

77:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:13:33.900 wIOCqoHyX.net
モブA「俺も✕✕だと思うぜ。
磯野のあのピッチング
すごすぎるだろ」
モブB「なんたって球速150km、
下手すりゃプロ並だぜ」
タラヲ「何を言ってんですか。
✕✕は底辺です。そこにいる
アイツが優勝するなんて
無理で〜す」ニコニコ
モブA「ああ!?お前なん言った?
んなこと関係ねえだろ!!
磯野を馬鹿にするなんて…
許せねぇ!!」
モブB「お前、成績がいいからって調子に乗るんじゃねーぞ」ボコッ
タラヲ「な、なにするですか。
…や、やめるです…」グスン
モブA「あれっ?もしかして、
もう泣いてる?おいおい…泣くなよ。
先生、来ちゃうだろ?」ボコッボコッ
ボコッボコッボコッボコッボコッボコッボコッボコッ
タラヲ「うっ!うぶええぇえぇぇでぇぇぇぇ」ゲロゲロ
モブA「やべぇ、コイツ吐いた」
モブB「マジかよ!?」
モブC、モブD「キャハハハ」
ボコッボコッボコッボコッボコッボコッボコッボコッ

78:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:15:01.252 FT9mcNll0.net
タラヲ普段から虐められてそうだな

79:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:15:23.704 0u4LQlO1a.net
すまで言えよ

80:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:16:10.830 4+N5mNDaX.net
ビューン バチッ ストライク
ビューン バチッ ストライクツー
中島(やっぱ、早えー。
やっぱりお前は凄いよ。
まだまだお前と野球がしたい。
だから、まだ終わらせないぜ!!)
カキーン
中島が同点ホームランを決め
延長戦に突入した
試合は1対1のまま18回裏を迎えた
ツーアウト三塁
次のバッターは…
中島
中島(磯野にも疲れがみえる。
ここでサヨナラ決めるぜ)
カキーン ファール
カキーン ファール
中島(まだ、球速が落ちないだと…
しかし、これでタイミングは
掴めたぜ!!)
カツオ(中島、ありがとう。
お前のおかげで今ボクはここに
立っている。
お前のおかげで
ボクがプロになりたいってことが
分かった。だから、
ボクはプロになる!!)

81:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:22:40.423 F0YXhDfpX.net
ビュゥーン バシンッ
中島(160km…だと…
手も足も出なかった…)
カツオ「か…勝った…」
カツオのチームメイト「ゆ…
優勝だ!!やったぞー!!」
中島(悔しいぜ…だが磯野、
楽しかったぜ。
俺はまたお前と野球がしたいな…)
甲子園はボクの高校の優勝で
幕を閉じた
ー数年後ー
波平「この場を三河屋に設けていただき
ありがとうございます」
三郎「いやいや、これで勝ったら
カツオ君のチームの優勝ですよ。
その瞬間をみんなで
見届けたいじゃないですか」

82:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:23:08.896 680Aw+Hh0.net
ほう

83:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:23:46.806 FbBMicb00.net
急に別な話になってきたな

84:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:27:49.791 6PYqwa260.net


85:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:28:40.756 680Aw+Hh0.net


86:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:34:43.253 wIOCqoHyX.net
伊佐坂「カツオくんのことを本にしたら
ベストセラーでしたよ。
うちの甚六もカツオくんの姿に
感動して合格ました」
ノリスケ「カツオくんはすごいですよ、
伯父さん。
なんたって、部活と学業を両立して
甲子園優勝したあとそのまま
大学にいって
そして、プロになるんですから。
うちのタイ子も
イクラに
カツオくんを見習いなさいって
いつも言ってますからね。
あれっ、マスオさんじゃないですか
サザエさんとタラちゃんのこと
での心の傷は癒えたんですか?」

87:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:34:43.945 FT9mcNll0.net


88:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:35:03.910 moAJzKF00.net
熱い話になったw

89:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:35:27.570 FT9mcNll0.net
甚六合格ってすごいな

90:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:40:03.632 v2wM9Mal0.net
野球展開からの雑さwwww
ノリスケの無神経さwwww

91:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:42:47.101 Z1iz6xLO0.net
ノリスケはやっぱりノリスケ

92:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:45:05.243 wIOCqoHyX.net
マスオ「あれからもう何年も
立ちますからね。
今はヒトデを育てることで
精いっぱいだよ。
それに、カツオくんの活躍をみて
サザエも帰ってくると思っているんだ」
三郎「ワカメちゃんとヒトデちゃんは
今学校か…
結果が気になって
不安になっているんじゃないですか?」
フネ「あの子達はもうカツオが
優勝した気でいますわ。私もカツオが
優勝すると思っています」
三郎「おっと、もうすぐ
始まりますよ。
テレビつけてください」

93:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:47:02.577 2wkB6SCqa.net
進研ゼミでもやったのか?

94:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:53:37.399 WZVPDn+MX.net
中島「まさか、甲子園の決勝で
戦ったボクたちが今こうして
同じチームだとはな。
まあ、ボクは磯野と
野球が出来て嬉しいぜ」
カツオ「中島、それいつも言ってるじゃん」
中島「この試合、勝とうな!」
カツオ「ああ!」
ーそして、その頃タラヲはー
モブA「おらよっと」ボコッ
モブA「ごめんね~タラヲくん
手が滑ったんだ
仕方ないよね〜」
モブB「おっと、
俺も手が滑った」ボコッ ボコッ

95:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:54:32.047 WZVPDn+MX.net
タラヲ「………」ボソッ
モブA「あれっ、
なんか言ったか?」
タラヲ「…ボクは○○高校
受けるです…
そしたら、お前らとは
お別れ


96:です…」 モブA「へぇ~そうなんだぁ~ ボク達もキミを応援するよ」ニヤリ モブB「よっしゃ! 気合を入れてやるぜ!!」 ボコッ ボコッ ボコッ ボコッ ボコッ ボコッ ボコッ タラヲ「ウボオォォォゥウ」ゲロゲロ モブA「やる気出てんじゃん 良かったなぁ~」 ーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーー ピンポーン モブA「タラヲくん。お夜食 作ってきたぜ!」 モブB「ゴキブリと雑草の炒め だ!隠し味は犬の糞。 作るの大変だったぜ!」 モブA「さぁ!食えよ!」 タラヲ「オブェェェテエア」ゲロゲロ モブB「遠慮するなよ」



97:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:56:26.933 v2wM9Mal0.net
ゴキブリと犬の糞をわざわざ調達するなんてやるなこいつら

98:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:56:52.999 G5D0aS4tX.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
モブA「おう、タラヲ。
お前の母さん仕事クビに
なったってな」
モブB「俺らがクレームいれまくったからだwwwwwwwwww」
サザエ「まあ、あなたがたちが
そんなことを!
なんてことしてくれたのよ!!」
モブA「良かったな!
これでいつでもアンタの息子の
受験を応援できるぜ!
あっ、夜食は俺たちに任せろよ」

99:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:58:52.118 4+N5mNDaX.net
ー受験当日ー
一限目 国語
タラヲ「ど…どうしよう…
わ…わからないです」シクシク
タラヲ「んっ?うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」ブリブリブリブリ
受験生の女子達「きゃァァァァァァァ」
受験生の男子「コイツ漏らしやがったwwwwwwwwwwwww」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ボコッボコッボコッボコッボコッボコッボコッボコッ
サザエ「グホッ」ゲボッ
ボコッボコッボコッボコッボコッボコッボコッボコッ
モブA「おかえり、タラヲくん。
受験どうだった?」ニヤッ
タラヲ「………」
モブA「落ちたら僕たちが
励ましてやるからな」ニヤニヤ
モブB「僕たちと楽しく高校生活
送ろうぜ!」ニヤニヤニヤ

100:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 19:59:55.227 F0YXhDfpX.net
モブA「ところでさ、
僕たちタラヲくんの
ために毎日家に来てたけど、
やっぱお礼がほしいんだ」
タラヲ「…い…や…だ」
モブB「えっ、いつもボクの受験を
応援してくれたから
なんでもいいよって
ありがとう!!じゃあ…」
サザエ「ヒィッ」ガクガクブルブル
モブB「いつものことだけど、
いっただっきま〜す」ボッキ
サザエ「ギャァァァァ」

101:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 20:01:19.120 wIOCqoHyX.net
モブA「僕の兄貴だ。
兄貴は欲求不満なんだが、
相手もいねぇし風俗にいく金も
ねぇから困ってたんだ」
モブAの兄「ウホッ、カワイイ
男の子♡
あたしのタイプだわ♡
今から楽しいことして
ア♡ゲ♡ル」ボッキ
タラヲ「……ぁ…」ガクガクブルブル
モブA「これはタラヲくんへの
ご褒美でもあるんだ。
勉強ばっかりで溜まってたろ?
喜んでくれて嬉しいよ」
タラヲ「ヒギィィィィィ」

102:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 20:02:22.178 0Ham7GC0M.net
モブが凄まじくてワロタ
何の恨みがあるんだよ

103:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 20:02:43.301 g1CQWs8+0.net
なんでタラヲ大便してるんだよ

104:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 20:03:42.006 wIOCqoHyX.net
ー結果発表ー
タラヲ「ボクの番号がない…」
「落ちたら僕たちが
励ましてやるからな」ニヤニヤ
「僕らと楽しく高校生活
送ろうぜ!」ニヤニヤニヤ
タラヲ「うわァァァァァァァ」
           
happy end

105:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 20:04:08.866 moAJzKF00.net
えええw

106:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 20:06:21.652 g1CQWs8+0.net
とりあえず


107:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 20:09:06.813 7XlXxDC90.net
いいね

108:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 20:11:30.703 K1MofILka.net


109:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 20:13:45.128 F0YXhDfpX.net
第一志望の公立高校に落ちて
これを読んだら
腹が立ったので付け足しました
ちなみに入試に落ちたあと処女作として
ドラえもんの出来杉が
レギュラーを目指すものを書いたのですが
序章も終わらないうちに
スレッドが落ちました
またいつか書きたいとおもいます
甲子園から雑だったのが今となっては
反省点です
でもあの時はとにかくタラヲとサザエを
しばきたかったのです
明日は第二志望の私立の
入学式なので
お風呂に入って寝ます

110:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 20:18:57.499 OCzfXl6s0.net


111:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 20:23:59.516 680Aw+Hh0.net

楽しんだよ

112: そうだ2ちゃんねるしよう!
16/04/07 20:29:27.445 .net


113:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 20:34:46.184 FbBMicb00.net


114:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/04/07 20:41:14.317 9q+Afd2Sd.net


115:過去ログ ★
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