16/03/07 22:18:55.948 0iDBrV5j0.net
ロリコンお兄さんに仕込まれてる
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16/03/07 22:20:01.939 ELNvRiUa0.net
雛月「ふふっ…あったかいでしょ?」ニコッ
悟「う、うん」
ドキドキが止まらない…
落ちつけ、もうすぐ29歳。
雛月「ん。もういいよ」
悟「あ、ありがとう加代」
雛月「……どういたしまして」
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16/03/07 22:22:11.130 ELNvRiUa0.net
よし。
それじゃあ気をとり直して…
悟「それじゃ、いくよ加代」
雛月「……ん」
加代のパンツを…!
賢也「なにやってんだお前ら…」
悟「ケ、ケンヤ!?」
賢也「まったく…正義の味方が聞いて呆れるぜ」
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16/03/07 22:22:14.648 y1/vJFjG0.net
age
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16/03/07 22:24:02.338 ELNvRiUa0.net
悟「ち、違うんだ!? これは…その…」
裕美「さ、悟くんがそんな人だとは思わなかった…」
裕美まで…
不味い。不味いぞ。
どうしたらいい?
考えろ。考えるんだもうすぐ29歳!!
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16/03/07 22:26:15.172 ELNvRiUa0.net
悟「ひ、裕美のパンツも欲しいなぁ~! な、なんて…あはは…」
終わった…
完全にゲームセットだ。
もうムショにでもなんでもいいからぶち込んでくれ…
裕美「えぇ!? で、でも僕、男だし…だけど、悟くんが欲しいっていうなら…僕は…」モジモジ
ん?
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16/03/07 22:27:20.033 0iDBrV5j0.net
賢也は仲間はずれかよ
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16/03/07 22:28:04.477 ELNvRiUa0.net
悟「ひ、裕美…いいのか?」
裕美「さ、悟くんの頼みなら…僕、ひと肌脱ぐよ!!」
どうやら…
まだまだこの世界は捨てたものではないらしい。
悟「あ、ありがとう裕m」
賢也「……なんだよ。悟は裕美の方がいいのかよ」プイッ
ケンヤが…拗ねた?
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16/03/07 22:30:06.957 ELNvRiUa0.net
悟「ケ、ケンヤ…?」
賢也「俺、けっこー悟と仲良かったつもりだったんだけど…悟は俺のパンツには興味ないんだな。よくわかったよ」プイッ
なんだ?
こんなケンヤ、初めて見る。
悟「そ、そういうわけじゃないけど、その…し、親しき中にも礼儀ありっていうだろ? だから…」
ケンヤ「じゃあ、ヒナや裕美ならいいっていうのかよ」ムスッ
これはあれだ…
修羅場って奴だ。
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16/03/07 22:32:06.122 ELNvRiUa0.net
悟「そ、そんなつもりはなくって…」
賢也「じゃあどんなつもりだったんだよ!」
裕美「や、やめなよ2人とも~!」
困った。
余計状況が悪化してしまった…
どうする?
走って逃げるか?
だけど裕美はともかく、ケンヤを振り切れるかどうか…
雛月「……バカなの?」
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16/03/07 22:32:40.852 A1uF3OsO0.net
ふーむふーむ
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16/03/07 22:34:03.940 ELNvRiUa0.net
裕美「ひ、雛月さん…?」
賢也「ヒナ、それどーゆー意味?」
雛月「こんなん、冗談に決まってるべさ。それを間に受けちゃって…ほんと、バカなの?」クスクス
え?
裕美「じょ、冗談…?」
賢也「なんだ…それならそうと早く言えよ悟」
初めは何がなんだかわからなかったけど、ようやく気付いた。
悟「あ、あはははは!ごめんごめん!なかなか切り出せなくってさ…」
雛月「……ふんっ」プイッ
加代は俺を助けてくれたらしい。
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16/03/07 22:34:56.618 A1uF3OsO0.net
可愛すぎる
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16/03/07 22:36:04.935 ELNvRiUa0.net
それからしばらく談笑して俺達はそれぞれ帰路に着いた。
賢也「んじゃ、またな悟」
裕美「雛月さんもまた明日~!」
悟「ん。したっけ」
雛月「また、明日」
やれやれ…
結局戦利品は何もなかったけど、とりあえず大事にならなかっただけ良しとしよう。
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16/03/07 22:38:06.688 ELNvRiUa0.net
悟「それじゃ加代、また明日!」
雛月「悟」
悟「ん? どうしたの?」
雛月「……忘れ物」ポイッ
悟「うわっとっと…こ、これは…!」ゴクリ
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16/03/07 22:40:51.587 ELNvRiUa0.net
見なくてもわかる。
仄かに温かいこの小さな布切れは間違いなく…
雛月「……大事にしてね」ニコッ
悟「た、宝物にする!! だからその…ありがとう加代!!」
雛月「……バカなの?」クスクス
バカでもなんでも良かった。
加代のパンツにはそれだけの価値があるのだから。
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16/03/07 22:42:44.550 A1uF3OsO0.net
かよちゃん可愛すぎワロタ
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16/03/07 22:44:05.147 ELNvRiUa0.net
エピローグ
こうして手に入れた加代のパンツは、今でも俺の枕元に置いてある。
ガキの頃に色々失くして、色々な後悔をしてきた俺だったが、どうやらこれだけは失くさなかったようだ。
このパンツを嗅ぐたびにあのリバイバルでの辛かった思い出や、嬉しかったこと、そして去り際の加代の笑顔が蘇る。
朝起きると俺は加代のパンツに顔を埋め、胸いっぱいに深呼吸して…
悟「ま、今日も一日頑張りますか」
と、言って…母さんや愛理には絶対に見つからないように、宝物を仕舞うのだった。
FIN
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16/03/07 22:45:41.696 A1uF3OsO0.net
続きはよ
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16/03/07 22:49:33.687 RNPx3XZZ0.net
乙
37:過去ログ ★
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