16/02/16 22:12:14.242 p4KG/+kk0.net
そして遂に俺の眼前は佐々木の膝裏で満たされた。
これぞ、至近距離である。
ベンチの近くの街灯の灯りは薄暗く、ここまで近づいて俺はようやく膝裏の血管を視認出来た。
夢にまで見た佐々木の膝裏と、その薄い皮膚の下を走る血管がそこにある。
もはや後戻りなど出来やしない。
すぅっと息を吸い込んだ俺は
キョン「はむっ!」
佐々木の膝裏にはみついた。
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16/02/16 22:14:06.517 p4KG/+kk0.net
佐々木「ひゃん!」
突如佐々木が奇声をあげた。
変な声を出すな。
まるで俺が如何わしいことをしているみたいではないか。
お仕置きとばかりに、今度はもう片方の足にはみついてやった。
キョン「はむっ!」
佐々木「ひゃっ!?…キョン!ストップ!ストップだ!!」
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16/02/16 22:16:05.701 p4KG/+kk0.net
佐々木が何かを訴えかけて来たが、もはや俺の耳には届かない。
両足をはみ尽くした俺は、今度は浮かび上がる血管に沿って舌を這わせる。
味?
そんなもん、美味に決まってるだろう。
キョン「ペロペロ」
佐々木「ちょっとキョン!?な、舐めるなんて…あっ…聞いて…んっ…ないっ…ぞ!!」
確かに言ってない。
これは衝動的な行動であって、俺自身、まさか自分がこのような行為をするなど思ってもみなかったからだ。
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16/02/16 22:18:05.114 p4KG/+kk0.net
一通り血管の凹凸を舌先で堪能した俺は、そこであることに気がついた。
なんと佐々木の太ももにくっきりと鳥肌が浮かんでるではないか!
しかし、佐々木の鳥肌は一瞬俺が息を飲み、目を奪われたその隙に収まってしまう。
どうやら佐々木の鳥肌はシャイなようだ。
なんとしてもこの鳥肌の感触を俺の上唇と下唇、そして舌で確かめたい。
そんな純粋な探究心から、俺は口をつけたまま佐々木の太ももを目指して上へ上へと昇っていったのだった。
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16/02/16 22:20:05.323 p4KG/+kk0.net
上に登るにつれて、スカートの存在が邪魔になってきた。
キョン「くっ…」
止むを得ず俺はふっと息を吹きかけ、スカートをめくった。
佐々木「キョン!?」
煩いぞ佐々木。
誤解ないように言っておくが、中坊の俺は純真無垢のピュアボーイだったので別に下心によってスカートをめくったわけではない。
単純に、鳥肌を追ううちに起きた偶発的な事故である。
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16/02/16 22:21:27.973 48Ld3nWe0.net
頭おかしい
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16/02/16 22:22:07.160 p4KG/+kk0.net
スカートが捲られたことで露わになった佐々木のパンツになど見向きもせずに(意外なことにパンツの色は黒だった)、俺は鳥肌を追う。
すると、小高い丘に行き当たる。
それは、黒いパンツに包まれた佐々木のキュートなお尻だった。
何度も言うが、当時ピュアボーイだった俺に女の尻の魅力などまだわかる筈もなく、佐々木の尻を見た俺はただ漠然と、あぁ…尻だな。としか思わなかったが、そんな佐々木の尻のある部分に俺の目は釘付けになった。
キョン「!?」
Marvelous!!
佐々木の臀部が黒パンの端からはみ出て、今にも溢れ落ちそうなっていたのだ。
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16/02/16 22:24:14.194 p4KG/+kk0.net
もちろん佐々木はこの時うつ伏せであり、いくら張りのある尻でもそうそうこんなことは起こり得る筈はないのだが、どうやら佐々木は少々小さめの下着を身につけているようで、その小さな布の端から肉がはみ出てしまっていたのである。
俺は…迷わなかった。
キョン「はむっ!」
勢いよく佐々木のはみケツにはみりついた。
その時、
『キャアアアアアアアアア!!』
公園内に女性の悲鳴が響き渡った。
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16/02/16 22:26:03.308 p4KG/+kk0.net
なんだなんだ何事だ!?
俺は佐々木の上から飛び降り、姿勢を低くして臨戦態勢に入った。
女性の悲鳴を聞いた俺の脳裏に真っ先に浮かんだのは、テロリストの襲撃だった。
中坊というのは暇さえあれば、今この瞬間にテロリストに包囲されたらどうするかを考えている生き物であり、俺もそんな中坊の1人だった。
俺は背後の佐々木を庇いながら注意深く周囲に視線を凝らした。
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16/02/16 22:28:03.782 p4KG/+kk0.net
しかし、周囲には襲撃者はおろか悲鳴をあげた筈の女性すら見当たらなかった。
キョン「?」
おかしい。
今、確かに悲鳴が…
佐々木「キョン。いくらなんでも調子に乗り過ぎだ。まさか…お、お尻をはみられるなんて思ってもみなかったぞ」
振り返ると涙目の佐々木が顔を上気させ、肩で息をしていた。
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16/02/16 22:29:42.569 SKInIAUEd.net
よき哉
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16/02/16 22:30:02.887 p4KG/+kk0.net
そこでようやく俺は先ほどの悲鳴は佐々木のものだったことに気づいた。
やれやれ…どうやら少々やり過ぎてしまったらしい。
キョン「佐々木、すまなかった!!」
何はともあれ謝罪をせねば。
その一心で俺は頭を下げ続けた。
その間佐々木は、やれ変態だの、強姦未遂だの、ムッツリスケベだのと散々罵っていたが、やがて怒りが収まったのか、こんなことを聞いてきた。
佐々木「それで、僕をはみった感想は?あれだけ夢中になっていたのだから、まさか期待外れだなんて言うつもりはないだろうね?いや、そんなことは言わせない。言わせないとも!」
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16/02/16 22:32:01.835 p4KG/+kk0.net
期待外れなんてとんでもない。
キョン「ありがとな佐々木。お前は最高だったよ」
顔を上げた俺がそう言うと佐々木はくくっく、と笑って…
佐々木「気に入って貰えたなら、何よりさ」
格好良く、そう言った。
どうやら機嫌を直してくれたようだ。
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16/02/16 22:34:17.117 p4KG/+kk0.net
佐々木「それじゃあ、帰ろうか?随分遅くなってしまった。僕の両親はともかく、君のご両親や可愛い妹さんに心配をかけるわけにはいかない」
そう言って佐々木は俺に手を差し伸べた。
そうだな。
俺の両親や妹はともかく、佐々木の両親に心配をかけるわけにはいかない。
佐々木の手を取り、公園の出口に向かって歩き始めた俺の頭に佐々木は勢いよく何かを被せた。
そういや、コート敷きっぱなしだったな。
被せられたコートを羽織り直す。
キョン「ありがとな佐々木…って、うぉっ!?」
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16/02/16 22:36:01.685 p4KG/+kk0.net
佐々木「はむっ」
背伸びした佐々木が俺の耳にはみついて来た。
呆然とする俺に、佐々木はフフッと嘲るように笑う。
佐々木「これでおあいこさ。どうだい?少しは僕の気持ちがわかったかい?」
そう言ってそっぽを向く佐々木の耳は赤く、少しの沈黙の後にこう付け足した。
佐々木「やっぱり、らしくないことは…するものじゃないね」
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16/02/16 22:38:01.987 p4KG/+kk0.net
キョン「ははっ…確かに、お前らしくないな」
そんな佐々木に思わず吹き出した俺と共に
佐々木「くくく、君の痴態に比べれば、まだマシだろう?」
佐々木も笑い
笑い合いながら手を繋ぎ
寂しい公園に花を添え
この日の出来事を思い出として
各々の心の引き出しにしまったのだった。
FIN
53:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/02/16 22:40:01.319 SKInIAUEd.net
乙
54:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/02/16 22:51:17.991 4k6XVcLn0.net
なんだこのハッピーエンドは
55:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/02/16 22:52:24.715 reymMFRh0.net
おつおつ
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16/02/16 22:55:32.476 O9WwDVMEr.net
乙
57:過去ログ ★
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