16/02/16 22:34:17.117 p4KG/+kk0.net
佐々木「それじゃあ、帰ろうか?随分遅くなってしまった。僕の両親はともかく、君のご両親や可愛い妹さんに心配をかけるわけにはいかない」
そう言って佐々木は俺に手を差し伸べた。
そうだな。
俺の両親や妹はともかく、佐々木の両親に心配をかけるわけにはいかない。
佐々木の手を取り、公園の出口に向かって歩き始めた俺の頭に佐々木は勢いよく何かを被せた。
そういや、コート敷きっぱなしだったな。
被せられたコートを羽織り直す。
キョン「ありがとな佐々木…って、うぉっ!?」
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16/02/16 22:36:01.685 p4KG/+kk0.net
佐々木「はむっ」
背伸びした佐々木が俺の耳にはみついて来た。
呆然とする俺に、佐々木はフフッと嘲るように笑う。
佐々木「これでおあいこさ。どうだい?少しは僕の気持ちがわかったかい?」
そう言ってそっぽを向く佐々木の耳は赤く、少しの沈黙の後にこう付け足した。
佐々木「やっぱり、らしくないことは…するものじゃないね」
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16/02/16 22:38:01.987 p4KG/+kk0.net
キョン「ははっ…確かに、お前らしくないな」
そんな佐々木に思わず吹き出した俺と共に
佐々木「くくく、君の痴態に比べれば、まだマシだろう?」
佐々木も笑い
笑い合いながら手を繋ぎ
寂しい公園に花を添え
この日の出来事を思い出として
各々の心の引き出しにしまったのだった。
FIN
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16/02/16 22:40:01.319 SKInIAUEd.net
乙
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16/02/16 22:51:17.991 4k6XVcLn0.net
なんだこのハッピーエンドは
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16/02/16 22:52:24.715 reymMFRh0.net
おつおつ
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16/02/16 22:55:32.476 O9WwDVMEr.net
乙
57:過去ログ ★
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