暇つぶし2chat NEWS4VIP
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16/02/06 21:41:29.689 W94PTgaz0.net
支援

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16/02/06 21:44:06.887 M3f64uJ20.net
千原「ほんで、去年の話なんですけど。その一位が、仕事で東京に来る予定があると」
千原「仕事っていっても、イベントに顔出す程度のものなんですけど」
千原「で、一位から連絡あって。『兄さん、ちょっと相談したいことがあるんで、東京で会えませんか』と」
千原「まあ一位がこっち来るんは知っとったし、大阪でもけっこう仲良くしてたんで」
千原「『ああ、そうか、じゃあ会おう』ってなって。一緒に飯食おーってなったんですけど」
千原「ちょうどその日は仕事もあんま入ってない日だったんですね。せやから、ちょっと早めにいって会おう思って」
千原「そのイベントの会場に着いたんですよ。楽屋行ったら一位がおって」
千原「『久しぶりやなー』って声かけて、パッて見たら、こう、顔面蒼白なんですよ」
千原「血の気が引いたを体現したかのように、サーッてもう顔真っ白で。あきらかに、様子がおかしいんですよ」
千原「ほんで俺も驚いて、『おまえ、どうしたん』て。しばらく会ってなかったんで『大阪でなにかあったんか』聞いたら」
千原「『兄さん……俺、人殺しました』言うんですよ」
松本「えぇぇぇぇ!」
ほっしゃん「人を殺した?」
宮川「え、それは本気の」

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16/02/06 21:48:13.329 QH9TXHz80.net
稲川淳二「そしたらね、友達が、やだなぁーなんか変だなーって言うもんですからね」

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16/02/06 21:49:44.154 M3f64uJ20.net
千原「普通に聞けばね、まあ冗談やろって話やないですか。でもあきらかに様子がおかしいから」
千原「とりあえず落ち着こうと。ひとを殺したって、どういうことやねんと」
千原「したら、そいつが言うには、『ちょっと人を殺したくなって、一万人ぐらい殺しちゃいました』言うんですよ」
松本「えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
高橋「一万!?」
川島「ちょっと、それは尋常じゃない数字やないですか」
千原「俺も驚いて『えぇぇぇぇぇぇ』なって。『マジかー!』って」
ほっしゃん「そうなるよ」
宮川「一万人殺したてなったら、そうとうな数や」
千原「そうとうですよ。ほんで、僕も芸人失格なんですけども」
松本「え、なに」
千原「『一万人殺しちゃいました』言うた一位に、『それはお前、殺しすぎやろ!』って。いたってフッツーな」
松本「ンフ」
千原「あまりに普通な、ツッコミを」
松本「そこは別に、そこはええやろ」

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16/02/06 21:51:20.789 NVO5xyej0.net
紫煙

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16/02/06 21:54:29.229 W94PTgaz0.net


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16/02/06 21:56:57.018 M3f64uJ20.net
宮川「別におもろいツッコミを求めとったわけでも」
千原「いやそうやろうと思いますけど。思いますけども。俺もツッコミやから。今思えば、もっと気の利いたね」
ほっしゃん「一万かー……」
高橋「1万人の第九だったら指揮者だけ残して他全滅ですやん」
千原「そう! そういうの!」
松本「んふ、サントリーのな」
川島「12月にやってる」
千原「大阪やし。『大阪城ホールの舞台ガラッガラやぞぉ』とか言えたら良かったんですけど」
千原「一万人殺した人に対して、100人いたら100人が『殺しすぎやろ』ってツッコミできるやないですか」
松本「それはまあ、まあそうやけど。悔いてもしかたない」
千原「まあ、僕のね。普通なツッコミを受けて、一位も緊張してたもんがフッと解けたらしくて」
千原「涙ボロッボロ流して。もう『うわぁぁぁぁぁ、兄さん、兄さん俺、どうしたらいいですかー! うぁぁぁぁぁぁ』て」
千原「どうしたらいい聞かれても、俺もわからへん」
松本「一万も人殺したことないもんな」
千原「一万どころか一人も殺したことないですから」
高橋「普通はそうですよ」

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16/02/06 22:02:08.425 W94PTgaz0.net
鈴科百合子ちゃん

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16/02/06 22:03:37.785 M3f64uJ20.net
千原「で、まあ人殺したってなったら、まあ『自首しろ』やないですか」
宮川「それ以外言いようもない」
千原「でしょ? したら以外にもあっさり、『はい』言うて。自首することになったんですよ」
千原「でも、先輩後輩やから、自首するから、じゃあさよならってわけにも」
松本「まあな。なにかしらフォローせんと」
千原「なんで、『お前、どういう理由で一万人も殺したんや』て。せめて動機だけでもね、聞いとこう思ったんですよ」
千原「ほんで、金目当てとか、快楽目的だったら、一発でも殴ったろうと。思ったんですけども」
千原「一位は、『いや、自分でもね、よく分からないんですよ』言うて」
川島「よくもわからず一万も」
千原「やろ? よく分からないまま、一万人も殺すわけないやん。それは絶対理由があるやろと」
ほっしゃん「何かしらあるやろうな」
千原「やから俺もしつこく聞いたんですよ。『金目当てか?』『いや、違いますね』『性的な目的か』『そういうわけでも』」
千原「いっこうに、明確な答えが返ってこないんですよ。やから俺もああ、こいつはもう変わったんやなと」
千原「おるやないですか。絶対的に話の通じない類というか、そういう人。もう人種が違うというか」
松本「おるな」
千原「元々はそうやなかったけど、頭おかしなって、そっち側の人間になってもうたんやなと」

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16/02/06 22:06:55.720 ePQXgSMs0.net
しえん

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16/02/06 22:10:48.149 M3f64uJ20.net
千原「ほんで、『じゃあそろそろ警察行くか』なって。イベントはしかたあらへん、俺が話つけとくからなって」
千原「警察行こうおもったら、楽屋のドア開いて。パッてみたら、せいじがおるんですよ」
松本「ここでか! せいじここでか!」
千原「ここで、ここでお兄ちゃん登場です」
宮川「満を持して」
千原「満を持しての登場ですよ。せいじが『おおう! 久しぶりやなぁ!』いうて。一位はせいじとも仲良かったんで」
千原「『一位! お前、東京おる聞いたから来たんやぁ! 今日、飯食いにいこうやぁ』いうて。そんな空気でもないのに」
松本「ふっ、それは仕方ないな。お兄ちゃん今来たとこやしな」
千原「それから色々、せいじが一位に質問攻めですよ。『最近どうやー』みたいな、しょーもない話題で時間つかって」
千原「で、さすがのせいじも気づくんですよ。『ん? お前元気ないなぁ。おい! どうしたぁ!』いうて」
千原「一位が困り果てた様子で僕をね、僕を見るんですよ。やから、『実は、こいつ人を殺して、これから自首するとこやねん』」
千原「言うて。説明したんですよ。それまでの経緯を。したらせいじが」
千原「『おおおぉぉぉいい!!! おまぇぇぇぇぇ!!! おおおおぉぉぉいいい!! なに人殺してんねん!!! おおぉぉぉいいい!!!』」
千原「もう、一位に掴みかかって、烈火のごとく」
宮川「ブチギレモードや」

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16/02/06 22:15:51.357 W94PTgaz0.net
保守

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16/02/06 22:16:03.473 M3f64uJ20.net
千原「元々、せいじはキレやすい性格ではありますけども。あれほど激昂するのは初めてで」
松本「正義感が強いとこあるからな」
千原「『おまぇぇぇぇぇ!!! おおおおぉぉぉいいい!! 人殺しやとぉぉぉぉ!!!!!????』」
千原「『おまぇぇぇぇぇ!!! 許されへんぞぉぉぉ!!!!!』いうて。もうグァングァン揺らして、一位を」
ほっしゃん「まあでも」
川島「せいじさんが正しいですよ」
宮川「人殺したーなったらね」
千原「まあ僕もね、一応止めには入るんですけど、聞く耳もたずで」
千原「『なんで殺したんやぁぁ!!!! なんでやぁぁぁぁ!!!!』いうて。やっぱり理由がね」
松本「一番気になるよなぁ」
高橋「動機がやっぱり」
千原「ほんで、せいじも来たし、もう一度根詰めて聞こ思って。『一位、なんで一万人も殺したんや』聞いたんですよ」
千原「せいじもせいじで『なんでこんなことぉぉぉ!!! おまえぇぇぇぇぇ!!!』の一点張りで、そんなんで数十分ぐらい過ごして」
千原「したら、一位が『もしかしたら……』て。なんか思い当たる節があるようなね、そぶりを見せ始めたんですよ」

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16/02/06 22:17:41.610 jIS0TUiG0.net
滑らんなー

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16/02/06 22:22:06.158 M3f64uJ20.net
千原「『なんで一万人も殺したんや!』聞いたら、『殺した子たち……みんな、好きなタイプだったんですよねー』言いよるんですよ」
松本「マジか」
ほっしゃん「好きなタイプ?」
宮川「アカンやつや」
千原「で、どうもね。殺した一万人っていうのが、全員女の子で。年齢はティーンエイジャーの、下の方の」
千原「いわゆるロリコン趣味に合致するようなね。そういう子たちを、一万人も殺したんですよ」
千原「しかもその殺し方も残虐で、ベクトルを操る能力を使いよるんですよ」
松本「それは、どうやって」
千原「血流の向きを変えて、人体に悪影響を与えて殺してみたり。さっき言った、音速の石を当ててね、そういう」
高橋「えげつな!」
千原「必ず、能力を使うんですって。で、一位が言うには『気になる子をみると、悪戯したくなるんですよねぇ』て」
松本「え、なに?」
宮川「こわいこわいこわい」
千原「ようは、あのー、小学生とかが、気になる異性にちょっかいだしたり、悪戯したりするやないですか」
川島「スカートめくりとか」
千原「そう。それの究極版ですよ」

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16/02/06 22:27:20.173 TRi4Slq00.net


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16/02/06 22:28:16.079 M3f64uJ20.net
千原「気になる異性に、悪戯感覚で、しかもね、自分の取柄である超能力を見せつけるように」
ほっしゃん「完全なるサイコパスや」
千原「俺もそれ聞いて、ゾッとして。もう怖なって。同時に、さっきまであまりわかなかった怒りが、こう」
松本「いや、これは腹立つなー。身勝手すぎる理由で人殺してたわけやし」
千原「メラメラ燃えあがって。もうこいつ、俺がボコボコにしたろうか思って」
千原「俺がこんだけ怒り狂ってるんやから、せいじに至ってはもう」
宮川「怒り爆発や」
松本「もうアカンやろうな」
千原「そう思って横見たら、せいじがね、こう、腕組んで頷きながら」
千原「『わからんでもないなぁ。そういう気持ち』って」
千原「『えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ』ってなって」
宮川「えぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
松本「えー! お兄ちゃんマジか…………んふっ、そらビックリやな」
千原「わかってまうんかい!!!」

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16/02/06 22:34:26.230 M3f64uJ20.net
千原「『想いが一方通行やと、悪戯心が芽生えるもんなぁ』言うて」
松本「こっから先は想いが一方通行やでってことやな」
高橋「ここでまた、あの決め台詞が」
川島「恋心の一方通行ですか」
宮川「詩的やなー」
千原「今まであんなに、あんなに、正義に熱を燃やして、怒り狂ってたせいじが、サイコパスに同調しよるんですよ」
松本「まあな。サイコパス同士、気が通じ合ったんやろうな」
千原「真のサイコパスが身内にいたっていう、話です」
松本「はぁー! いや、凄い話やったな」
千原「ちなみになんですけど。その一位の持ちネタが、口からいれたうどんを鼻から出すっていう」
ほっしゃん「俺やん。俺の逆ベクトルやん」
宮川「しょーもな!」
松本「凄い能力持ってても、行きつく先はほっしゃんなんやな」
END

37:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/02/06 22:37:51.131 rZaDVLz+d.net
乙!楽しかった

38:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
16/02/06 22:38:13.338 jIS0TUiG0.net
終わりかい!

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