15/11/13 02:07:55.103 /0gT9tsap.net
真「これなら本番までには250点台にのるかもしれないね」
響「よーし、このまま練習して…」
真「…でもね、響」
響「ん？」
真「最後に…僕が開発した技を君に教えたいと思う…」
響「お、おぉぉ…最終奥義みたいなもんだな？」
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15/11/13 02:08:14.388 0wn93MiTK.net
ボウリングの店員バイトって響だっけ
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15/11/13 02:08:43.027 7BjtAzOo0.net
あるんだがニワカかよ
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15/11/13 02:09:07.095 /0gT9tsap.net
真「まぁそんなもんかな、因みにこの技を使えば確実にストライクを取ることができる…」
響「そ、そんな凄い技が…やっぱり真は凄いぞ！」
真「今からやるから見ててね…」
響「うん！」
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15/11/13 02:09:57.085 /0gT9tsap.net
真「いくよ…魔超魔超☆凜！」ﾌﾞﾝｯ
響「！？」
ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｧﾝ
響「…」
真「これが僕が編み出した投げ方…魔超魔超☆凜だよ…」
響「いやいやいやいや！？おかしいだろ！なんで上投げなんだよ！」
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15/11/13 02:10:35.502 /0gT9tsap.net
真「さっき響に教えたよね？『転がすように投げろ』って…でも逆に言えば転がすから曲がるんだ、転がさずに…つまり浮いていれば曲がることはない」
響「た、確かに…」
真「更に上から投げることで位置エネルギーが運動エネルギーに加わってよりピンを弾き飛ばしやすくなる…」
※あくまでも真個人の見解です
響「おぉ…なんで今まで気づかなかったのかが不思議なレベルだぞ…」
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15/11/13 02:11:17.498 /0gT9tsap.net
真「ただ、やっぱり肩にはダメージが来るから球数制限はあるけどね」
響「え？どれくらいだ？」
真「1日あたり95球まで、50球以上投げたら次に投げるには中4日開けるのが一般的さ、世界大会でも使われてる基準だから間違いない」
※あくまでも真個人の見解です
響「なるほど…」
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15/11/13 02:11:51.760 /0gT9tsap.net
真「だから、練習は50球までに抑えれば…」
響「でも、自分はいいかな…」
真「え！？どうして？」
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15/11/13 02:12:22.179 /0gT9tsap.net
響「だってみんな下から投げてるし…」
真「…確かに今の響なら普通に投げても250点台にはのるよ…でも、パーフェクトはプロでも運が絡む…そのパーフェクトが取れるんだよ！？」
響「いや…250点も取れたら充分だぞ…」
真「…本気で言ってるの？」
響「？」
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15/11/13 02:13:08.816 /0gT9tsap.net
真「響は『完璧』じゃなかったの？」
響「！？」
真「響は常に『完璧』を目指してた…だから妥協をしなかったし、そんな姿を僕は尊敬していた…」
響「…」
真「なのに…パーフェクトを取れるのに…それから逃げるなんて…がっかりだよ…」
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15/11/13 02:13:29.553 /0gT9tsap.net
響「真ぉ！！」
真「！？」
響「自分が…自分が間違ってたぞ！そうだ…自分は完璧を目指してたんだ…真…その奥義、教えてくれ！」
真「それでこそ…それでこそ、僕が大好きな響だよ！」
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15/11/13 02:14:09.870 /0gT9tsap.net
1時間後
ｽﾞﾊﾞｧｧｧｧｧｧｧｱﾝ
ｶﾗﾝｶﾗﾝｶﾗﾝ
響「で、出来た…」
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15/11/13 02:14:29.681 /0gT9tsap.net
真「思った通りだ…響は僕より身体が小さいし、瞬間的なパワーも若干弱い…だからこっちが合うと思ってたんだ…」
響「パワーを身体全体で生み出す…」
響真「「トルネード投法！」」
※あくまでも響、真個人の見解です
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15/11/13 02:15:07.869 /0gT9tsap.net
真「これが響の魔超魔超☆…いや、響専用技『破威☆殺威』…」
響「これが…『破威☆殺威』…」
響「いける！いけるぞ！真！これで優勝してくるさー！」
真「大丈夫、今の響なら無敵だよ！」
響真「「ははははははは！」」
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15/11/13 02:15:36.693 /0gT9tsap.net
当日
アナウンサー「さて、続いては765プロ所属、我那覇響選手です」
響「はいさーい！今日は頑張るぞー！」
アナウンサー「スポーツ万能で知られ今大会優勝候補の我那覇選手ですが、ボウリング場でアルバイトをしていた経験もあるそうです…これは期待が高まりますね」
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15/11/13 02:16:07.454 /0gT9tsap.net
響「いっくぞぉぉぉお！喰らえ！破威☆殺威！」
ｽﾞﾊﾞｧｧｧｧｧｧｧｱﾝ
ｶﾗﾝｶﾗﾝｶﾗﾝ
会場「…」
響「よし！まずはストライクを…」
アナウンサー「なんと我那覇選手、ロフトボールにより失格です！」
響「へ？」
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15/11/13 02:16:25.075 /0gT9tsap.net
アナウンサー「我那覇選手痛恨のミス、ロフトボールはレーンを痛めるために禁止なのですが…我那覇選手、知らなかったのでしょうか…」
響「…」
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15/11/13 02:16:46.999 /0gT9tsap.net
響「終わっちゃったぞ…せめて真の応援を…」
アナウンサー「あぁぁぁっと、今大会ゴールキーパーとして参加の菊地選手、パンチングを…」
真「魔超魔超☆凜！」
ｽﾞｶﾞｧｧｧｧｧﾝ
アナウンサー「えぇぇ！？ゴ、ゴール！ゴール！パンチングがそのままゴールになりましたが…これはルール上オッケーなのでしょうか？」
響「…」
終わり
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15/11/13 02:17:55.140 bcYksmMGd.net
ボウリングの球でトルネード投法とか腰ヤバそう
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15/11/13 02:19:34.417 Kh0h7AeZ0.net
まこりん…
乙
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