マミ「私は三年生の巴マミ。今日は美樹さんに誘われて来させてもらったの」at NEWS4VIP
マミ「私は三年生の巴マミ。今日は美樹さんに誘われて来させてもらったの」 - 暇つぶし2ch2:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:33:15.767 371ZgaFe0.net
マミ「演奏できるようになるには、まだ時間がかかりそう?」
上条「その、申し訳ないのですが」
マミ(美樹さんがQBに頼もうとするだけあって、具合は悪いわね)
マミ(彼の腕……かなりひどい状態だけれど、私ならなんとか治せそう)
マミ(少し魔力を消費するけれど、人が助かるんだもの)
マミ(ソウルジェムの光が彼から見えないように)
上条「僕はもしかしたらもう……ん?」
マミ「……」
上条「先輩……?」
マミ(……これで)

3:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:35:22.683 371ZgaFe0.net
上条「あ、あれ?腕が……」
マミ「上条君」
上条「腕が動く、感覚だってなかったのに!」
さやか「恭介っ…!」
上条「どうして…お医者様に聞いてもずっと難しい顔してて、治らないかもしれないって言われてたのに」
マミ「人間には高い自然治癒力があるのよ、きっとそのお医者様だって絶対治る保証がなかったからそう言っただけよ」
上条「け、けどっこんな急に動くようになるなんて」
マミ「病室にいることが多かったから気づかなかったんだと思うわ、リハビリでも足の事も意識しなければならないでしょうし」
さやか「よかったね恭介、これで今までみたいにまたヴァイオリンが演奏できるよ」
上条「さやか……」

4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:35:24.762 UsEABO0Z0.net
マミさんのパイズリ

5:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:36:20.223 371ZgaFe0.net
さやか「また聴きたいな、恭介のヴァイオリン」
上条「……うん、ありがとう。事故に遭う前のように弾けるかわからないけれど、頑張るよ」
上条「巴先輩も、今日はありがとうございました」
マミ「ふふ、私は来ただけよ。」
上条「もしそうでも、来てくれて嬉しかったです」

―――

さやか「マミさん、今日の事ホント感謝しきれませんよ」
マミ「いいのよ。でも治せてよかったわ、実は少し不安だったの」
さやか「恭介の怪我、もっと軽いものだと思ってました」
さやか「もし今日の事が無かったら、きっとあたし……」
マミ「そのことなのだけど、美樹さん」
さやか「はい?」

6:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:36:49.404 371ZgaFe0.net
マミ「美樹さんは今でも魔法少女になりたいと思ってる?」
さやか「あ、それなんですけど……少し考えさせてもらってもいいですか」
マミ「ええ、急いで勧めるものでもないものね」
さやか「すみません。折角マミさんの力を借りさせてもらって、あたしも何か恩返しをしたいと思っているんですけど」
マミ「新しい願い事が思い浮かばない?」
さやか「……はい」
マミ「私の事は気にしないで。私も彼を助けられてよかったって思ってる」
さやか「マミさん……」
マミ「私は魔法少女になれるって選択肢を美樹さんたちに教えているだけ。だから、そのことはゆっくり考えて」

7:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:37:18.291 371ZgaFe0.net
マミ家―――

マミ「はぁ……」
QB「さやかの幼馴染の怪我を治したそうだね、マミ」
マミ「ええ、私ができることなら美樹さんがわざわざ魔法少女になる必要はないもの」
QB「僕としては魔法少女になってくれるに越したことはないんだけどね」
マミ「駄目よ、簡単に命がけの戦いをさせるわけにはいかないわ」
QB「そうかい?その割には今回の事で少し落ち込んでいるように見えるけど」
マミ「そんなこと……ないわよ。今までは感謝も、見てもらうことすらしてもらえなかった」
マミ「けれど、今日は美樹さんと上条君からお礼を言ってもらえた」
マミ「だから、魔女を倒していた時より……ずっといい」
QB「やれやれ、マミも仲間が増えると楽しみにしていた勧誘が魔女退治と比較するまで落ちてしまったのかい?」

8:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:37:47.047 UsEABO0Z0.net
アニメでもこうなったらな

9:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:37:54.648 371ZgaFe0.net
QB「まあ、これで美樹さやかは僕と契約しないだろう。上条恭介の腕が治る前ですら悩んでいたんだ、理由がなくなる」
マミ「そうかもしれないわね……」
QB「鹿目まどかはどうなるだろうね」
マミ「鹿目さんが?」
QB「同じ選択をできる友達が否定を選ぼうとしている、彼女にも少なくともプラスには働かないだろうね」
マミ(鹿目さん……)

10:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:38:30.480 371ZgaFe0.net
数日後、学校昼休み―――

マミ(あれから、体験コースもやってないわね……)
マミ(鹿目さんたちと話すことも少なくなったかしら)
まどか「あの、マミさん」
マミ「あらどうしたの、テレパシーじゃなくて直接来てくれるなんて」
まどか「今、お時間大丈夫ですか」
マミ「ええ、もうお昼ご飯は食べ終わったから」
まどか「少し…お話したいことがあって」
マミ「魔法少女のこと?」
まどか「はい。その……私、魔法少女になるのやめようと思うんです」
マミ「え……?」

11:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:38:37.070 3kU6fawL0.net
          |: : /.:/: : : : \ : : : : : : ヽー―=ァ
      ,,=ニニ:}: : : /: ::: : : : \: : : : : : ‘:. : /
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            Ⅵ{    \    /   /     r{: /⌒'. チート最高や!
           ‘ヽ. } ̄fj`  〈 /''¨fj¨¨ア  j: //...} }  どんどん工作してくれや!
           い.   ⌒,   '   ー― '/ /_/ }...//
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12:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:39:23.579 371ZgaFe0.net
まどか「昨日、さやかちゃんと魔法少女について話したんです」
まどか「…私、マミさんの戦う姿にずっと憧れてました」
まどか「何のとりえもない自分が嫌で…ずっとそれを変えたいって思ってました」
まどか「そして、魔法少女としての才能があるということもQBから聞きました」
マミ「なら……」
まどか「でも、努力しないで手に入れたものじゃ自分を変えられないって…さやかちゃんに言われたんです」
まどか「才能だけにすがっていちゃ駄目だって」
まどか「きっと、本当に私が変わらなくちゃいけないことは、もっと別の事だったんです」
まどか「だから……ごめんなさいっ」

13:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:40:17.490 371ZgaFe0.net
マミ「……」
マミ「……そう」
まどか「マミさんには魔女から助けてもらって、色々なことを教えてもらったのに、私…」
マミ「…ううん、鹿目さんが決めたことなのでしょう?」
マミ「自分を責めないで」

―――

ほむら「…ミ」
マミ「……」

14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:40:55.253 371ZgaFe0.net
ほむら「巴マミッ、聞こえているの?」
マミ「…暁美さん?私に用かしら」
ほむら「まどかが魔法少女になるのをやめたと言っていたから、あなたに聞きに来たのよ」
マミ「ああ、そのこと……ええ、さっき私の所に来てそう言っていたわ」
ほむら「そう。ならいいわ、それを確認したかっただけだったから」
マミ「……よかったわね、あなたの望んだ結果になって」
ほむら「そうね。まどかが魔法少女になるのは何としても避けたかった」
ほむら「だから私にとっては都合がいいわ」
マミ「……私が、美樹さんを手伝わなかったら」ボソッ
ほむら「何を言っているの?」
マミ「何でもないわ……」

15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:41:29.265 371ZgaFe0.net
ほむら「……もし、あなたがよければ」
マミ「用が済んだならもう行って、これ以上話すことなんて無いんでしょう?」
ほむら「……ええ、失礼するわ」
マミ「……」
マミ「…うぅ……グスッ…」

―――

さやか「恭介、それホント!?」
上条「うん、体の調子も良くなってきたから明日退院できるって。学校も明後日から行くつもり」
さやか「やったじゃん!」
上条「お医者様も驚いていたよ」
さやか「じゃあさ、何か手伝ってほしいこととかある?」
上条「ありがとう。でも大丈夫だよ」

16:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:42:34.794 371ZgaFe0.net
上条「腕の事もそうだけど、足の回復も予想以上に早いって言われたんだ。もう松葉杖なしで歩ける」
さやか「そっか」
上条「いつもお見舞いに来てくれてありがとう」
さやか「え……あ、いいってそんなの!あたしが来たくてきてたんだし」
上条「さやかが来てくれたから入院生活も退屈せずにすんだよ」
さやか「……///」
上条「そういえば、巴先輩にももう一度お礼を言いたいな」
さやか「ん…そうだね、私のわがままで頼んじゃったし」
上条「さやかの?」
さやか「あ!ううん、何でもないっ。学校楽しみだね」
上条「うん、久々だから頑張って授業に追いつかないと」

17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:43:06.184 371ZgaFe0.net
明後日、学校―――
中沢「治ったとは聞いてたけど、まさか普通に体育の授業に出られるとまでは思わなかったよ」
上条「まだ今まで通りに動き回れるとまではいかないけどね、少し体がなまっていたのもあるし」
中沢「これでも結構心配してたんだぞ」
上条「その割には一回しか病院に来てくれなかったね」
中沢「一度来れば十分だろ?」
上条「つれないなあ」
中沢「気に掛けてくれる友達がいるなんてすばらしいじゃないか」
中沢「それ以上の事をしてくれる人がいるなら、お前は幸せ者だよ」

18:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:43:39.483 371ZgaFe0.net
3年教室―――

「巴さん」
マミ「……なにかしら」
「あそこで2年の男子が巴さん呼んでるよ」
マミ「…あれは、上条君?」

―――

上条「3年生ということはわかっていたんですが、クラスは知らなかったので探してしまいました」
マミ「……退院できたのね」
上条「はい、昨日家に帰ってこれたんです」
マミ「……おめでとう」
上条「ありがとうございます。…あの」
マミ「なに?」
上条「なんだか元気ないですね」

19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:44:00.074 371ZgaFe0.net
マミ「……ちょっと、ね」
上条「その、どうしても巴先輩にお礼を言いたくて」
マミ「お見舞いに来たことを気にかけてくれるなんて、うれしいわ」
上条「えっと、先輩」
マミ「ん?」
上条「……僕の腕、治してくれましたよね」
マミ「…え!?」
上条「こうして学校に来られるようになったのも先輩のおかげですよ」
マミ「ち、違うわよ!あれはあなた自身の力で…」
上条「僕の体、あの日を境に劇的に良くなっていったんです」
マミ「だから、それは」

20:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:44:08.367 1Twr9CSBa.net
俺が魔法少女になってマミさんの仲間になりゅ!!

21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:44:24.097 371ZgaFe0.net
上条「一番重症だった左腕がすぐにほぼ元通りに動かせて、次いで治りが早かったのは左足」
上条「時間がかかったのは左腕から遠い右足首でした」
マミ「そ、そういうこともあるわよ」
上条「……あの時、先輩の手元が光っているのが見えたんです」
マミ「っ!」
上条「きっと、何か言えない理由があるんですよね。だからこれ以上は聞きません」
上条「手品でも超能力でもなんでもいいんです、ただ…」
上条「……助けてくれて、ありがとうございました。そう言わせてください」
マミ「上条君……」
マミ「その言葉、すごくうれしい。私こそ話せなくてごめんなさい」
上条「あの、それと……」
マミ「うん?」

22:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:44:52.162 371ZgaFe0.net
上条「……巴先輩は、今付き合ってる方はいますか?」
マミ「え?……い、いないけど」
上条「で、でしたら」
上条「もし、先輩がよかったら……」
上条「…いえ」
上条「先輩の事が好きです、僕と付き合ってください!!」
マミ「……」
マミ「…え」
マミ「ええぇっ!!」
上条「今回の事ももちろん、巴先輩はとても魅力的な人で」
上条「先輩のこと、近くでもっと知りたくて」
マミ「え、えっと…」
上条「……やっぱり僕なんかじゃ嫌、ですか?」

23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:45:17.867 371ZgaFe0.net
マミ「違うの!そんなのじゃないわ」
マミ「私、魔j…用事があったりで、あまり一緒にいられないかもしれない」
上条「気にしません、先輩3年生だから受験もありますし。それに、時間の事は僕も同じです」
マミ「流行ものとかわからないし……」
上条「僕だってそうです」
マミ「上条君より年上だし…」
上条「そんなの大丈夫ですよ」
マミ「両親いないからお金も大事にしないといけないし…」
上条「出かける時は僕が奢ります」
マミ「一人暮らしだし…」
上条「関係ないですよ」
マミ「私の家、一軒家じゃなくてマンションだし…」
上条「家のリフォーム考えてるんじゃないんですよ」
マミ「……」

24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:45:51.732 371ZgaFe0.net
マミ(きっと美樹さんは彼の事)
マミ(でも……)
マミ「……私でいいの?」
上条「巴先輩だから、です」

マミ家―――

QB「それでその告白を受けたのかい」
マミ「ええ、美樹さんには悪いと思ったのだけれど…」
QB「自分の感情を優先させたかった?」
マミ「そ、そんなんじゃ……」
QB「心理的なものは表に出ないようにできるから、一部は隠したいという考えは僕にも理解できるよ」
マミ「だからっ!」
QB「ま、それ以上は分からないけれど」

25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:45:56.959 K6tOhGBM0.net
さやかちゃんマジさやさや

26:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:46:09.329 371ZgaFe0.net
QB「けど、美樹さやかという他人のために自分の利益を捨てることまで考える必要はないと思うけどね」
マミ「で、でも……」
QB「それに、僕にはマミがそれ以外に上条恭介と付き合うことについて不満はないように見えるよ」
マミ「そう…かしら?」
QB「上条恭介のためというわけでもなさそうだしね」

27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:46:51.309 371ZgaFe0.net
翌日―――

マミ(昨日はよく眠れなかったわ)
マミ(付き合うと返事はしたけれど)
マミ(そういうのって何をすればいいのかしら……)
マミ(今日はまだ上条君と顔を合わせてもいないし)
マミ「……もうお昼休みだし、何か買いに行かないと」
上条「巴先輩?」
マミ「!?か、上条君」
上条「よかったら一緒にお昼食べませんか」
マミ「え、ええ。ちょうどよかったわ、そうしようと思っていたところなの」
上条「先輩はお昼何にするか決めてます?」
マミ「いつもは自分でお弁当を作っているのだけれど、今日は寝坊してしまったからパンにしようと思って」
上条「じゃあ購買に行きましょうか」

28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:46:53.337 G5mHl4Qd0.net
ほむらちゃんはいつ出てきますか?

29:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:47:41.035 371ZgaFe0.net
もう出た

30:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:47:56.380 371ZgaFe0.net
―――
さやか「ねえ中沢」
中沢「このメロンパンならやらないぞ」
さやか「いらないわよっ」
さやか「恭介と一緒じゃないの?」
中沢「上条?あいつ昼飯誘ったんだけど、他の奴と食うみたいで出て行ったよ」
さやか「他の奴って隣のクラスの男子とか?」
中沢「さあ、そこまでは聞いてないから分からないな」
さやか「ん、ならいいや。ありがと」

まどか「さやかちゃんどうしたの?」
さやか「昼休みに恭介教室にいなかったから、ちょっとね」
仁美「具合が悪くなって保健室にいっていたら心配ですものね」

31:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:48:25.286 371ZgaFe0.net
さやか「まあ、そういうこと」
まどか「それで、大丈夫だったの」
さやか「うん、他の人と食べに行ったみたい」

―――

マミ「あそこがあんなに混んでるなんて知らなかったわ」
上条「買って食べることは少ないんですか」
マミ「そうね、自分で作ることが多いかしら」
上条「自分でお弁当作ってるなんて尊敬します」
マミ「そんなたいそうな物じゃないわよ」

32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:49:20.007 371ZgaFe0.net
マミ「ん…これ、少し私には油っこかったかしら」
上条「カレーパンは冷めてると気になったりしますよね」
マミ「ちょっと、食べきれないかも……」
上条「じゃあ僕のおにぎりと交換しませんか」
マミ「あ…でも、上条君のはまだ開けてないのに私のはもうかじってしまったし……」
上条「え?あ……僕は…気にしませんけど、先輩は気にします?」
マミ「う、ううんっ上条君が大丈夫なら、私も……」
上条「では、どうぞ……」
マミ「ええ、私のも……」
上条「……」
マミ「……」
マミ「…パンの味、変になってたりしない?」

33:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:49:35.083 97dWQ3eVd.net
まどっちを出せ

34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:49:39.610 371ZgaFe0.net
上条「なってないですよ。いつもの少し油っこいカレーパンです」
マミ「そう、よかった……」
マミ「ねえ、上条君?」
上条「はい?」
マミ「お昼ごはん、誘ってくれてありがとう」
上条「いえ、お礼を言われるほどでは」
マミ「折角付き合うことになったのに、私の方からは何もしてなくて……」
上条「先輩は悪くないですよ、僕の方から告白したんですから」
マミ「明日は私からお昼誘ってもいいかしら」
上条「あ、はい。楽しみにしてます」

35:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:50:14.823 371ZgaFe0.net
>>33
もう出たろ
不人気まど神は

36:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:50:50.698 371ZgaFe0.net
放課後―――

マミ「一緒に帰ろうと思ったのだけれど、ヴァイオリンの練習に行くんじゃ仕方ないわね」
マミ「それよりも、明日お昼ご飯の約束をしたんですもの」
マミ「やっぱりお弁当作ってきた方がいいわよね」
マミ「そうと決まれば材料を買いに行かなきゃ」

ほむら「………」
ほむら(何か独り言をいっているようだけど)
ほむら(あの時のように落ち込んでいる様子はなさそうね)
ほむら(事情は分からないけれど、巴マミが立ち直れたのならそれでいいわ)

37:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:51:11.856 3e/nImcGd.net
マミさんが普通に青春送れてるのが新鮮だな

38:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:52:09.077 97dWQ3eVd.net
もっと出せ

39:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:52:33.479 UFiXLEyz0.net
なんかまた悲しい結末になりそうで不安だわ

40:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:53:04.790 +Xba0/Mq0.net
どうせイザコザがあってマミさんは死ぬ

41:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:54:10.635 371ZgaFe0.net
翌日、朝―――

さやか「あーあ、宿題やりきれなかったから授業始まるまでに終わらせないとなあ」
まどか「ねえさやかちゃん、あれってマミさんじゃない?」
さやか「あ、ほんとだ」
仁美「お知り合いの方ですか?」
まどか「巴マミさんっていって、私たちの一個上の3年生」
さやか「前にちょっと助けてもらってね、あたしたちお世話になったんだよ」
まどか「でも、ちょっと今は話しかけづらいかな……」
さやか「あたしもあの時の事、いい返事できそうもないなあ」

42:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:55:28.552 371ZgaFe0.net
仁美「……?二人とも助けていただいたのに今は疎遠なんですか」
さやか「あたしたち、その助けてくれたことに協力するの断る形になっちゃってね」
まどか「普通の先輩としては接したいな、とは思ってるんだけど……」
仁美「つまり、あの方と仲直りしたいわけですね」
さやか「まあ、そんな感じ」
仁美「では私、少しあの方と話してきますね」タタッ
さやか「ちょ、ちょっと!」
まどか「仁美ちゃん!?」

仁美「おはようございます、巴先輩」ペコリ
マミ「え?……お、おはよう」

43:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:55:51.398 371ZgaFe0.net
仁美「初めまして。私、さやかさんとまどかさんの友達で志筑仁美と申します」
マミ「鹿目さんたちの……」
仁美「詳しい事情は存じませんが、お二人が巴さんとの間柄を直したがっていたのでお伝えに来たんです」
マミ「私と?」
仁美「はい、助けにはなれませんが先輩として慕っていると」
マミ「ふふ。ならあの事は気にしてないから、いつも通り接してくれると嬉しいって二人に伝えてくれる?」
仁美「はい、わかりました。それと」
マミ「うん?」
仁美「その両手に下げてる大きな包み、何か聞いてもよろしいですか?」
マミ「ああ、これ?お弁当なんだけどカバンに入りきらなくなってしまったの」
仁美「その量だと、大人数で召し上がられるんですか」
マミ「うーん、そうでもないのだけれど」

44:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:56:51.341 371ZgaFe0.net
昼休み―――

上条「先輩」
マミ「あ、上条君」
上条「待ち遠しくてこっちから来てしまいました」
マミ「実はね、今日は二人分のお弁当を作ってきたの」
上条「本当ですか」
マミ「ええ、じゃあ屋上に行きましょうか…よいしょ」ズシッ
上条「あ、僕が持ちますよ」
マミ「ありがとう」
上条(ずいぶん大きいし重いけど、入れ物のせいかな)

45:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:57:23.680 371ZgaFe0.net
2年教室―――

まどか「さやかちゃん何も買ってないけど今日はお弁当なの?」
さやか「ん、さっき仁美がマミさんと話したこと言ってたでしょ」
仁美「ええ、巴さんも仲を戻したいとのことでした」
さやか「それと、マミさん大きな弁当箱持ってたって」
仁美「はい」
さやか「だからさ、もしかしたらマミさんがそのために私たち用にお昼作ってきてくれたのかなと思ったんだけど」
まどか「でも、それだと私お昼ご飯持ってきてるから……」

46:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:57:52.928 371ZgaFe0.net
さやか「まあ、事前に言わないでたくさん作るっていうのも変だけどね」
さやか「やっぱ違ったかあ」
まどか「さやかちゃんお昼どうするの?」
仁美「今から売店に行ってもあまりいいものは残っていませんよ」
さやか「うー、どうしよ……」
まどか「私のお弁当少し分けてあげようか」
仁美「私のもいいよければどうぞ」
さやか「おー、持つべきものは友達だよぉ」
さやか(そういえば恭介、今日もいないな……)

47:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:58:38.762 371ZgaFe0.net
―――

上条「これは……すごいですね」
マミ「男の子だからたくさん食べるかなと思ったのだけど、少し多かったかしら」
上条「そんなこと……ない、ですよ」
上条(おせちが似合いそうな重箱2段か)
上条(中身も肉料理が多いような……)
マミ「やっぱり男の子はお肉好きよね」
上条「そうですね、でもずいぶん豪華ですね。このステーキとかも」
マミ「彼氏に作るなんて初めてだから、奮発しちゃった」
上条(……頑張って全部食べないと)

48:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:59:15.680 371ZgaFe0.net
マミ「それじゃあ、いただきましょうか」
上条「はい、いただきます」

マミ「味は合うかしら?」
上条「はい、どれもすごくおいしいですよ」
マミ「誰かに食事を作ることってあまりないから、私が食べる時と同じ味付けなのだけど…」
上条「なら、先輩の料理の腕と味覚がいいからですね」
マミ「も、もうっ」
マミ「……ちょっと、いい?」ヒョイ
上条「先輩も味見してみます?」

49:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 20:59:40.294 371ZgaFe0.net
マミ「ううん、そうじゃなくて」
マミ「えっと……あーん」
上条「っ!?」
マミ「ダメ……?」
上条「い、いえ」
上条「………」キョロキョロ
上条「……あ…む…」パク
マミ「ぁ……」
マミ「……一度やってみたかったのだけど、やっぱり恥ずかしいわね」
上条「……そうですね」

上条「御馳走様でした」
マミ「お粗末様。すごいわ、全部食べてくれたのね」

50:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:00:30.324 371ZgaFe0.net
上条「先輩の料理おいしかったから箸が進んじゃって」
上条(本当は少しお腹がきついけれど)
マミ「じゃあ、今度もこれくらいの量で…」
上条「い、いえ!それなんですが」
マミ「もっと多い方がよかった?」
上条「そうじゃないんです、折角なら先輩と同じものが食べたいなと思って」
マミ「私と?」
上条「先輩と僕の弁当、中身も大きさも全然違いますよね」
マミ「ええ、私と同じじゃ物足りないかと思ったのだけど」

51:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:01:19.943 371ZgaFe0.net
上条「大丈夫ですよ、先輩となら僕もうれしいです」
上条「一緒に同じもの食べて喋りあうっていいじゃないですか」
マミ「……そうね、じゃあ今度からそうするわね」
上条「この弁当箱、僕の家で洗ってきますよ」
マミ「え、いいわよそんなの」
上条「今日の昼ご飯のせめてものお礼ってことで、やらせてください」

―――

仁美「……」

52:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:01:40.961 371ZgaFe0.net
まどか「仁美ちゃんどうしたの?」
仁美「上条君の持っているあの重箱、朝巴さんが持っていたものに大きさが似ていますわ」
さやか「え!?それって…」
仁美「細かい形状や模様は見えませんでしたけど、あれくらいの形だったと思います」
まどか「ぐ、偶然だよきっと!ね、さやかちゃん?」
さやか「う、うん……」

53:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:02:08.228 371ZgaFe0.net
―――

マミ(恋愛向けの本を買ってはみたけれど)
マミ(これで上条君との仲が進展するのかしら)
マミ(本屋の目立つ場所にあったから大して選ばなかったものの)
マミ(書いてあることが少し……)
マミ(でも、恋人同士なら普通なのかな)

54:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:02:20.599 G5mHl4Qd0.net
翌日お重の方を2人分持ったマミさんの姿が…!

55:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:02:51.370 371ZgaFe0.net
―――

マミ「今度の日曜?」
上条「ちょうどヴァイオリンの稽古がない日なので、どこか行きませんか」
マミ「そ、それって……デート?」
上条「まあ……そうとも言いますね」
マミ「えっと、行きたい場所はあるかしら」
上条「そうですね、映画はどうですか。少し観たいのがあるんです」
マミ「いいわね、じゃあそうしましょう」
上条「では当日9時に駅前で」
マミ「ええ、楽しみにしているわ」

56:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:06:09.951 Kjs9fgYV0.net
結末だけ簡潔に教えて

57:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:09:18.427 371ZgaFe0.net
マミ家―――

マミ(思えば私服で上条君と会うのは初めてよね)
マミ(どんな服を着て行こうかしら)
マミ(……そういえば)
ゴソゴソ…
マミ(去年夏に涼しそうだと思って買ったこの服)
マミ(結局外ではまだ一回も着ていないのよね)
マミ(……この胸元が見える部分が恥ずかしくて)
マミ(あの時は暑さにやられて試着もせずに選んで無駄使いになってしまったけれど)
マミ(本にも色々書いてあったし)
マミ(今回は勇気を出して……)

58:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:10:04.483 371ZgaFe0.net
>>56
死亡end

59:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:10:51.306 371ZgaFe0.net
―――

上条「ピアニストの伝記映画がありまして、今日はそれを観たいと思ってたんです」
上条「先輩は他に何か観たい映画はあります?」
マミ「……」ガクガク
上条「巴先輩?」
マミ「……え?ど、どうかしたかしら」ガタガタ
上条「えっと、よかったら僕の上着どうぞ」
マミ「あ……」ファサ
上条「今日のために気を使ってくれたんですよね」
上条「もうすぐ映画館ですから、着いたら温かい飲み物でも買ってきますよ」
マミ「……うん」

60:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:11:09.705 Kjs9fgYV0.net
>>58
上条くんか

61:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:11:25.539 371ZgaFe0.net
―――

マミ(うーん、この映画)
マミ(恋人同士で見るものなのかしら)
マミ(恋愛要素は全くないし)
マミ(でも上条君はかなり見入っているわね)
マミ(私も観たいのなかったし、いいかな)
マミ(けれど、もしホラー映画だったら)
マミ(抱きついたり、とか……)
マミ(これはそんな映画じゃないけれど)

62:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:12:20.400 93pwREqN0.net
しえん

63:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:19:37.950 93pwREqN0.net
おい
続きは

64:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:23:27.490 371ZgaFe0.net
マミ(……手を重ねるくらいなら)ソー
マミ(あ…あら、暗くて上条君の手が)
コトッ
マミ「!?」
バシャァ
上条「!」
マミ(ポップコーンが床に!)
マミ「わわ……」ワセワセ

65:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:24:02.386 371ZgaFe0.net
―――

上条「僕の好みで決めてしまいましたが、先輩はどうでした?」
マミ「結構面白かったわよ。ああいうのはあまり観たことなかったけれど、音楽に縁がない人でも楽しめるのね」
上条「それならよかったです」
マミ「それとさっきはごめんなさい、折角映画を観ていたのに」
上条「いいですよ。それよりもまだお昼には早いので店を見て回りませんか」
マミ「ええ、いいわよ」

66:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:24:38.553 371ZgaFe0.net
マミ「こうやって特に目的もなく歩くのもいいわね」
上条「そうですね、それに先輩といると楽しいですよ」
マミ「ほ、ほんと?」
上条「はい。今までヴァイオリンの事ばかりでしたから、


67:先輩の話もっと聞きたいです」 マミ「あ……あのね、私も上条君と一緒で嬉しい」 マミ「デートとか、したことなかったし……」 上条「僕と同じですね」



68:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:24:59.379 371ZgaFe0.net
マミ「今でもね、上条君といてドキドキしているの」
上条「先輩……」
マミ「その……」サッ
上条「?僕の手がどうか」
マミ「さ……さわって…みる?」
上条「あ……」
ムニッ
マミ「っ冷たっ!」
上条「!……」
マミ「ぅ……」
上条「……えっと、ごめんなさい僕今ちょっと指先冷えてて」

69:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:25:25.091 371ZgaFe0.net
マミ「う、ううん……私が変なことしたから」
マミ「……私、今日失敗してばかりね」
上条「先輩の普段通りにしてくれて構いませんよ」
マミ「……もっと、上条君と仲良くなりたくて」
上条「うーん……」
上条「なら、お互い名字じゃなくて下の名前で呼びません?」
マミ「下の……」
マミ「………きょ、恭介…君?」
上条「はい、マミさん」

70:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:25:45.086 371ZgaFe0.net
上条「こうしたほうが、少し距離が縮まった感じがしませんか」
マミ「……敬語」
上条「え?」
マミ「敬語もいい」
マミ「私たち。付き合っているんでしょう?なら恭介君も気を遣わなくていいわ」
上条「…うん、わかった」

71:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:26:10.738 93pwREqN0.net
ふふふる

72:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:26:13.144 371ZgaFe0.net
翌日、学校―――

さやか「お久しぶりですマミさん」
マミ「話ってなにかしら美樹さん」
さやか「……マミさんが昨日何をしてたか、聞いてもいい?」
マミ「き、昨日?そうね、外に出てぶらついていたわ」
さやか「それ……恭介と?」
マミ「っ!?」
さやか「昨日まどかが街で恭介とマミさんが歩いていたの見かけたって」
マミ「……そう」

73:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:28:28.051 371ZgaFe0.net
さやか「マミさんはさ、いつ恭介の事を知ったの?」
マミ「それはもちろん、美樹さんが話してくれた時よ」
さやか「じゃあ、やっぱりあの時のことが原因で恭介と……」
マミ「……否定はしないわ」
さやか「マミさんはさ……恭介と付き合ってるの?」

74:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:29:09.842 93pwREqN0.net
キタ━ヽ(´ω`)ノ゙━!!

75:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:39:06.787 TUHgzy8d0.net
はよ

76:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:46:38.856 rPP9NnUJ0.net
あーあ

77:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:47:04.007 93pwREqN0.net
まだー?

78:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:58:01.183 1Twr9CSBa.net
あくしろよ

79:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 21:59:53.911 371ZgaFe0.net
これからの展開は欝だといったろう

ちなみに
不人気投票では
鹿目まどか 143pt
美樹さやか 89pt
巴マミ  65pt
暁美ほむら 41pt
佐倉杏子  19pt
アンケートだとこうなってた

80:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 22:00:40.747 93pwREqN0.net
支援

81:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/10/19 22:06:31.796 k+uvUH+U0.net
あくしろよ

82:過去ログ ★
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