15/07/14 22:34:52.780 DTaRTVDZ0.net
>>416
>次に、同じような集団的自衛権をめぐる事例についてお伺いをします。我が国上空を横切る弾道ミサイルの 迎撃の問題であります。
日本の防衛力は専守防衛を基本としています。しかし、近年の軍事技術の向上により、例えば北朝鮮の
弾道ミサイルも長距離化して、正確に目標を狙うことができるようになっています。
ある国が日本を目標に大量のミサイル攻撃をしてきた場合、日本はミサイル防衛システムを持っており、
それで防御いたします。しかし、繰り返し繰り返し大量のミサイルが飛んできた場合、防衛能力には限りが
あります。我が国を狙ってくる敵ミサイル基地をたたかなければ、もとをたたかなければ、いつかは我が国の
防衛システムも破られてしまいます。
この日本を攻撃してくる敵ミサイル基地に対して反撃することは、日本の憲法でも自衛の範囲で認められて
おります。しかし、日本は、政策的にこのような敵基地を攻撃する反撃力を持たずにおります。
かわりにこの役割を果たすのが、同盟国であるアメリカであります。これを日米の盾と矛の関係といいます。
日本の武力はあくまでも日本に向かってくるものを防ぐ、ミサイルを迎撃する。ですが、これが何度も繰り
返されたら、これはいつか防御は破られてしまう。だから、そのもとを断つ、撃ってくるミサイルのもとを断つ、
その反撃力、これを実はアメリカの防衛力に負っているというのが、これが現在の日米関係であります。
ですから、日本の安全保障にとって、米軍の存在は不可欠であります。