あかり「あついよぉ」at NEWS4VIP
あかり「あついよぉ」 - 暇つぶし2ch9:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:07:58.935 X4nAA/Ek0.net
向日葵「こんにちはですわ」
あかり「えへへぇ向日葵ちゃんもボランティアなんだ偉いねぇ」
向日葵「それほどでもありませんわ。・・・赤座さんはどうしてまだ開演してないにプールに?」
あかり「あかり暑すぎてプールに入りに来たんだけどまだ開いてないの忘れてたよぉ」
向日葵「まぁ!赤座さんもたまにおっちょこちょいなんですね」
あかり「恥ずかしきことこの上ないよぉ」
櫻子「どんまい!あかりちゃん!」
向日葵「あなたは常におっちょこちょいじゃないですの」
櫻子「なんだとぉ!」

10:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:08:48.394 yf4xArmw0.net
俺これ毎回最後まで見てないんだけど結末はどうなるの?

11:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:12:21.509 X4nAA/Ek0.net
向日葵「そういえばもうお昼回ってらしたのですね」
櫻子「三時くらいか」
向日葵「私と団地に帰って楓の世話をしなければなりませんわ団地で」
あかり「向日葵ちゃんボランティアもして大変だねぇ」
向日葵「そんなことありませんわ団地では助け合って生きていくもんですわ団地では」
櫻子「それじゃあ早く帰れ向日葵」
向日葵「帰れってなんですの!櫻子!」
櫻子「い、いや楓を心配してだな・・・」
向日葵「はぁ・・・まったく・・・それでは後は任せますわ」
櫻子「まぁもう終わるしな。後は櫻子様に任せろ」
向日葵「・・・ありがとうですわ」
櫻子「・・・・・・な、なんだよいきなり」
あかり「仲いいねぇ」

12:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:14:48.992 X4nAA/Ek0.net
届かないもののように
揺らめく蜃気楼は
夕方には本当に遠くにある様な
酷く鮮烈な赤い遠景となって
あかりちゃんの胸に寂寥を思い起こさせる
なにがここに存在して
なにがここに存在していないのか
プールの冷たい水がどういうものなかすら
あかりちゃんは知らずにプールに入りたがっていた

13:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:18:24.406 X4nAA/Ek0.net
櫻子「よーし終わったぞ」
あかり「お疲れ様だよぉ」
櫻子「疲れたでしょ?手伝ってくれてありがとう、あかりちゃん」
あかり「えへへぇ」
櫻子「もう夕方だね」
あかり「お水のないプールの縁に座ってるのって新鮮だよぉ」
櫻子「そういえば今日の夜の間にお水入れるらしいよ」
あかり「え?それじゃああかりは明日からあかりインザプールも可能なの?」
櫻子「ううん、地域の学校の授業で使うためだって」
あかり「そうなんだぁ7月は7月から近づいてくれないねぇ」
櫻子「そういうものだよ、あかりちゃん」

14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:21:04.697 X4nAA/Ek0.net
水が注がれ始める
あまりに大きいために
ゆっくりとプールを満たしていく水の動きは
酷く緩慢で
とても穏やかで優しく
懐かしものにあかりちゃんは思えた
だからあかりちゃんは夕日に照らされる
プールサイドに腰掛けている
隣の櫻子ちゃんの手を
いつの間にか
ぎゅっと握っていた

15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:24:04.099 X4nAA/Ek0.net
櫻子「どうしたの、あかりちゃん」
あかり「うん、水が出てきたね、櫻子ちゃん」
櫻子「うん、一晩かけていれるんだよ」
あかり「あかりはあの水を見ていると」
櫻子「うん」
あかり「とても優しい時間の流れに包まれているような気がするんだぁ」
櫻子「なんだか落ち着いた時間に感じるよね」
あかり「うん、ゆっくりとした水の流れが時間の代名詞みたい」
櫻子「うん、わかるよあかりちゃん」
あかり「でもあかりは同時に怖いよぉ」
櫻子「どうして、あかりちゃん」

16:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:25:48.675 7N+HlaGs0.net
つまんないから辞めていいよ

17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:26:28.739 X4nAA/Ek0.net
あかり「あかりがあの水の中に吸い込まれそうで」
櫻子「うん」
あかり「なにか引き寄せられるような気がするよぉ」
櫻子「それは・・・」
櫻子「天王星のように?」
あかり「そうだよぉ」
櫻子「・・・・・・おいで、あかりちゃん」
あかり「・・・・・・・・・」
櫻子「もっと近くに寄っていいよ」
あかり「ありがとうだよぉ」

18:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:32:49.763 X4nAA/Ek0.net
黄道面より横倒しに自転する天王星の
昼夜は42年の周期で繰り返す
一つの夕暮れは次の40数年後への
朝へと託す夜の訪れである
櫻子「とてもゆったりした時間の流れは」
櫻子「穏やかなようでとても怖いのはそういうことだよ」
櫻子「そして流れるものこそが極めて正確に私たちに時間の在り処を見せてくれる」

19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:33:56.370 +E6w7Rli0.net
アイカツかと思った

20:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:35:22.611 X4nAA/Ek0.net
時間とは
物質の運動である
全ての物質が静止した世界に時間があるといえるのか
それは哲学的に唯物論やその他有名な
思想に現れているが
時間が流れるという事は物質が絶えず力やエネルギーや位置を変化させている事で
櫻子「私たちはそれらを通して時間を認識しているに過ぎないから」
櫻子「だから」

21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:40:09.854 X4nAA/Ek0.net
あかり「ワルツを踊るの?」
櫻子「あるいはね」
あかり「それとも別の何か?」
櫻子「丁度トランプを持ってきたんだ」
あかり「わぁい!トランプ!あかりトランプだぁいすき!」
櫻子「13枚四組のカード」
櫻子「これが世界標準として定められているけど実は」
櫻子「世界中にあるトランプの種類は必ずしも」
櫻子「この枚数や形式が標準という訳ではないんだよ欧州においてもね」
あかり「へぇ!あかり知らなかったよぉ!」

22:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:42:58.537 X4nAA/Ek0.net
櫻子「13枚四組も一地域の」
櫻子「ただの地方ルールに過ぎないんだ英米系のね」
あかり「マイナーなんだねぇ」
櫻子「言語のようなものだよ、マイナーと標準は必ずしも不一致とならない」
あかり「早く始めようよぉ」
櫻子「そうだね始めようか」

23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:46:27.090 X4nAA/Ek0.net
ことここに至って
あかりちゃんも理解する
対照となったジャック以降の絵柄のカードを見て
あかりちゃんは
櫻子ちゃんの考えている何がしかの
大まかな外縁部だけにでも触れる事ができる
櫻子ちゃんは手札を掲げてじっと
あかりちゃんを見ている
あかりちゃんも
櫻子ちゃんを見返す
視界の全ては反転する
あかりちゃんはプールの水のなかに落ち
そうして天王星に吸い込まれていく

24:以下、\(ア^o^フ)イでVIPがお送りします
15/05/31 09:53:12.692 37M86gDx0.net
純文学風ss

25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 09:56:05.606 X4nAA/Ek0.net
あかりちゃんが標準だと思っているもの
櫻子「きっとそれはね」
櫻子「あかりちゃんが正しい事だと思ってるものとか」
櫻子「そういうこと全部だよ」
櫻子「・・・・・・時間ですら不変ではないのに」
櫻子「どうして何が標準だと言えるのだろうね」
あかり「こ、ここはどこなのぉ・・・?」
櫻子「天王星だよ」
あかり「て、天王星!?なんだかゆ、夕暮れだよぉ」
櫻子「夕暮れは4年程続くよ」
あかり「よ、4年・・・?」
櫻子「うん。そうして38年の夜と4年の夜明けを得て」
櫻子「お昼になるんだ」
あかり「な、長いよぉ」

26:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 10:01:33.812 X4nAA/Ek0.net
櫻子「38年の昼を過ごしてあかりちゃんは」
櫻子「天王星を知るんだよ」
あかり「天王星なんて知りたくないよぉ」
櫻子「お互いがお互いの方向を見つめ合おうとしているのに」
櫻子「同じ地点にいる為にお互いをみることができないトランプの絵柄」
あかり「それがあかりだっていうのぉ?」
櫻子「ある意味ではね」
あかり「・・・別の意味も?」

27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 10:03:59.836 X4nAA/Ek0.net
櫻子「私とあかりちゃんのことだよ」
あかり「そ、そんなの!あかりと櫻子ちゃんはこうやって」
あかり「見つめ合ってるよぉ」
櫻子「悲しいのは私の魂ではあかりちゃんの存在は不確かで」
櫻子「あかりちゃんの魂では私の存在が不確かなことだよ」
あかり「そんなことないよぉあかりは櫻子ちゃんの事・・・」
櫻子「手を握ってくれてありがとう、あかりちゃん」
あかり「・・・なんで天王星なんかに・・・」
櫻子「私とあかりちゃんが水のようにあるいは時間のようにあるいは天王星のように」
櫻子「あるいはトランプでなくなる為に」
櫻子「J,Q,Kのないトランプが存在する様に」
櫻子「あるいは何も理由がなく」
櫻子「そういう、それだけのものだよ」
あかり「ぴぇぇぇぇええええ」

28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
15/05/31 10:05:21.910 i78lJBKN0.net
気持ち悪い、君は別の掲示板に行ったほうがいいよ

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