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2015.4.21 05:02
【正論】
「古賀問題」とメディアの宿痾
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かれらはどんな問題にも嘴（くちばし）をはさむ。といっても文化人の常で、大衆や弱者に肩入れした発言はしても、
過激なデモの先頭に立つような危ない橋は渡らない。
そのような進歩的大学教授の欺瞞（ぎまん）を暴いたのが全共闘学生だった。当時の大学自治で守られた大学という
安全地帯のなかでのかれらの反体制的言説をウソくさいと全共闘が糾弾したのである。
いざとなったら、職場を守り、文部官僚や政府権力と結託し、全共闘学生を機動隊に渡す大学教育官僚にすぎない、と。
そう、古賀氏が全共闘学生に、古舘氏が全共闘に糾弾される進歩的教授に、二重写しで見えてきたのである。
酷な言い方にはなるが、いざとなると、大学の秩序ならぬテレ朝と古舘プロ、そして自己の延命にまわるあたりも、
その昔の進歩的教授と相似である。