14/06/19 23:35:13.01 m/P1i4xl0.net
>>1乙!
おもしろかったよ!
3:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/19 23:36:16.92 O68QhJp90.net
「これは、どういう遊び?」
律がきょとんとした顔で尋ねる。
澪以外の三人が、律の方へ視線を送り、
黙って首を振った。
「残念だけど、遊びじゃないんだよ」
唯がスマートフォンを見せながら言った。
画面にはメールボックスが開かれている。
律は注目した。
『学校テロリスト占拠』
メールの本文にそれだけ書かれている。
送り主はさわ子のようだ。
「これが、何?」
4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/19 23:36:36.55 k7gJkwTI0.net
, ---ー-、.
γ' `ー、
/ `ヽ
/ ヽ
| , -- 、 ヽ
,.---イ`ー、__ < `・、 .|
 ̄`| \ ` ー- 、._ `ー-、___ゝ ノ ちーっす、ヤリチンリア充BOYが2ゲット~!!
,イ、_ \ ``ー、._ )
ヾ /``ー-- 、_ ``ー、/
/ ̄)イ (・ )``ー- 、_ / >>3 おせーぞデブ、マックチキン6個も食ってんな
_/ /| |(・),`/ >>4 君もメイド喫茶で萌え~とか言っちゃってるワケ?(笑)
ー-' (ーイ ヽ / / >>5 おめーいつまで母ちゃんが買ってきた服着てんだ?(笑)
ヽ ヽ / `、 ( _ | / >>6 俺に気に入られたけりゃ合コンセッティングしろ
ヽ ヽ 、 、 ;: ー/` 、 まあおまえにゃ無理か(笑)
ヽ ヽ ヽ ~`~'/ \ >>7 おまえ、小学校からあだ名ガリ勉だろ?(笑)
ヽ ヽ、 >、 __/ __ ヽ >>8 AT限定?何それチョーウケル(笑)
ヽ / .| .)/ / / ヽ >>9 空気読め?「く・う・き」 はい読んだ~
\/ヽ ./ / , / / ` >>10 男の価値は偏差値よりも女抱いた数だべ、これ常識
/ `ー '' / / >>11-1000 童貞(笑)
| ) |
5:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/19 23:36:49.48 H+m8A5Ho0.net
けいおんとか古いんだよ
6:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/19 23:37:37.80 73p8HuzS0.net
>>4
千年ROMってろハゲ
7:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/19 23:38:20.56 gPMEFVIw0.net
ロリに反応したけど騙されたクソが
8:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/19 23:39:02.65 O68QhJp90.net
「とりあえず、私は斥候してくるよ」
唯がそう言って扉へ向かった。
「一人で大丈夫ですか? 唯先輩」
梓がその背中に声をかける。
ゆっくり振り返ると、唯は親指を立てた。
「地形はもう、頭に入ってるからね」
そう言うと音をたてないようにして廊下へ出て行った。
9:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/19 23:42:06.58 O68QhJp90.net
「梓ちゃんは、どこの部隊にいたの?
以前から素人の身のこなしじゃないと思っていたんだけれど」
紬が口を開いた。
「私ですか」梓が顔を向ける。
「私は、フランスの外人部隊にいました。
レジョンってやつです」
右の手のひらを顔の横で上向きに掲げた。
「ムギ先輩は?」
ムギは首を振った。
「私は軍隊じゃないの。CIAよ」
そう言ってウインクをする。
「CIA!?」
梓は驚いた。
「……若いのに、すごいんですね」
10:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/19 23:45:33.22 O68QhJp90.net
「えっと。話が見えないんだけど」
律が口を挟んだ。
「外人部隊とか、CIAって。なんなの?」
言って、呆れたように肩をすくめた。
梓がその質問に答える。
「そもそもを辿るなら外人部隊は、19世紀初頭の戦争で、
フランスの人口が減っていた時に人をかき集める目的で設立されたんですよ。
まぁそれ以前から欧州では外人部隊が普通に存在していたんですけど。
バチカンのスイス衛兵隊なんかが特に有名ですね。
現在は徴兵制があるので外人部隊は必要はないんですが、
本国人の手を汚したくない場合に派遣する目的で存在してるのが主ですね。
CIAっていうのは」
「ちょっと待った」
律が梓の話を遮った。
「そういう話が聞きたいんじゃなくて、お前らは何者なの?
つーか実際にテロリストはいるの?」
律の頭は疑問符でいっぱいだった。
11:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/19 23:47:31.20 O68QhJp90.net
「あー、やっぱり敵だらけだなぁ」
唯はぼやいた。
階下を覗くと、階段のところに二人立っている。
ここにまで配置されてるとなると、
階段から伸びる廊下の左右、
さらに階下にも二人ずつ配備されていることだろう。
「あれ、でもおかしいな」
唯は疑問を抱く。
それならばなぜ、部室に踏み込んでいないのだろうか。
配備する人員が多いなら、
多くの教室を制圧していた方が有利になるのに。
どうせ向こうも学校内の地図を持っているのだから、
唯の居る階段の上には部屋が一つしかないのを知っているはず。
「なるほど。そういうことね」
唯はそろそろと階段を降りて行った。
12:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/19 23:50:28.06 O68QhJp90.net
唯は階段の踊り場まで来ると、手すりの陰に身を潜めた。
二人のテロリストは廊下に黙って立っている。
訓練は積んでいるようだが、パッと見で隙だらけだった。
唯はポケットに入っていた飴玉を、廊下の壁に向かって投げつけた。
カン。と軽い音がする。
二人が反射的にそちらを見たので、
唯は階段の踊り場から飛び降りた。
そのまま後ろ向きの二人の首に左右の腕を絡ませる。
地面に到達すると、クリスピーな音とともに、
首があらぬ方へ向いた。
「あ、ごめんねぇ。つい殺しちゃった」
唯は反省した。
左右の廊下を見て敵がいないのを確認する。
「やっぱり。単純に階段を見張る程度のことしかできてないんだ。
敵さんはドがつく素人だね」
唯は二人の装備をはぎ取ると、部室に戻った。
13:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/19 23:52:49.38 O68QhJp90.net
ガチャリ。
音がしたので律は反射的にドアの方を見た。
「おーい。戦利品だよぉ」
両腕いっぱいに荷物を抱えた唯が部室に入ってきた。
「やりますね、唯先輩」
梓が感心したように言う。
「うん」唯がにっこりと頷いた。
「私、スペツナズだったから」
梓と紬の顔から笑みが消えた。
「そ、それは。すごいわね」
14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/19 23:54:10.48 GGhgDMEm0.net
何だよこの話
15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/19 23:56:08.90 O68QhJp90.net
「なんで、やめたんですか」
梓が真剣な目で質問をぶつけた。
「えへへ」と唯が照れ笑いを浮かべる。
「武器庫の手りゅう弾、間違って爆発させちゃって。
大陸の一部が削れるくらいの大騒ぎだったよ」
「な」紬が絶句した。
「あれ、唯ちゃんの仕業だったのね」
額に冷汗を浮かべている。
「よく、無事にやめられましたね」
梓も同様に冷汗を浮かべていた。
「うーん」唯が困ったように言った。
「今でも命狙われてるんだよぉ。
刺客は全部返り討ちにしてるけど」
「そうですか、すごいですね」
脳の処理が間に合わないのか、梓が棒読みでそう言った。
16:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/19 23:59:18.16 O68QhJp90.net
「助かったよ、唯」
今まで黙っていた澪が突然口を開いた。
「あ、澪ちゃん。終わったの?」
唯はにっこりと笑う。
「ああ」澪が満足げな声を出した。
「唯が装備品一式持ってきてくれたのがでかい。
あとはこいつを押すだけで、相手の装備を無効化できるぞ」
スマートフォンを頭上に掲げる。
画面に『PUSH』という文字が光っていた。
17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:01:31.46 INEQd/Uh0.net
「さっきから、お前は何してたんだよ」
フリーズしていた律が動き出した。
「ハッキングですよ。
澪先輩は世界一のハッカーなんです」
代わりに梓が答える。
「お、おい。世界一は言いすぎだろ」
澪は頬を赤らめた。
「mamii yoaak。
全世界の国の重要機関すべてをハックしたんだもの。
世界一を名乗ってもいいと思うわ」
紬がにっこりと笑う。
mamii yoaak。akiyama mioのアナグラムか。
律はこの四人がよく分からなくなった。
18:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:05:12.60 INEQd/Uh0.net
唯の先導で四人は会議をしていた。
律だけが蚊帳の外だったが、
なんとか半分くらいは話を理解できた。
「つまりさ。相手はド素人、
こっちはスペシャリストの集まりなんだから、
正攻法で行っても余裕で勝てるんじゃないの?」
律が口を挟んだ。
「ダメですよ。律先輩」
梓が怒ったように言う。
「まぁまぁ」と唯がそれをなだめた。
そして律の方へ向き直る。
19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:08:09.57 INEQd/Uh0.net
「律ちゃん。戦闘に勝つだけなら簡単だよ。
でも今回の作戦にはちゃんとした勝利条件があるの」
真剣な眼差しを向ける。
「勝利条件?」
律が首を傾げた。
「そう、勝利条件」唯が力強く頷く。
「ちゃんと五人が無傷で帰れることだよ。
一人でもかけたらこっちの負け」
律以外の三人は、唯の言葉に深く頷いた。
20:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:11:44.07 INEQd/Uh0.net
「五人って、他にいる生徒とか先生は?」
律が言った。
その言葉に、全員が俯く。
「さぁ。作戦を、ちゃんと練らないとね!」
やおら顔を上げた唯が、強い口調で言う。
「そうですね!」「そうね!「そうだな!」
三人も同調した。
「えっ、お前ら」
そして、律に口を挟む余裕すら与えないほどの激論が始まった。
21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:12:52.73 nlg/KTCE0.net
SSはセリフだけのやつこそ至高
22:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:14:16.60 INEQd/Uh0.net
「よし! これで完璧だね!」
唯が言った。
三人は力強く頷く。
「え、私はどうしたらいいの?」
律が自分の顔を人差し指で指しながら言った。
「律先輩! ちゃんとついて来てくださいよ!」
梓が言う。
「え? お、おう」
なんだかよく分からないが律はついて行くことに決めた。
「じゃあ、行くよ!」
唯がばぁん、とドアを開け放った。
23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:17:13.23 INEQd/Uh0.net
「澪ちゃん!」唯が合図する。
「OK!」澪がボタンを押した。
テロリストの武器はこれで無効化されたはずだ。
「いいの!? 私も走っていって、いいのかな!?」
律はみんなのあとに走ってついて行っていた。
「安心して! 律ちゃん!」
紬が律を励ます。
一気に二階層下まで駆け下りると、
そこにテロリストが二人立っていた。
24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:18:26.50 IZM65HnL0.net
つまんね
25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:20:07.27 INEQd/Uh0.net
唯が右側を、梓が左側を。
流れるような動きだった。
太い木の枝を折るような音が廊下に響くと、
二人の人間がその場に崩れ落ちた。
「うわぁ……」
律は思わず声を上げる。
横目に、おそらく死体になったであろう物体を眺めながら。
また階下から、枝を折るような音が聞こえた。
26:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:22:59.16 INEQd/Uh0.net
「よし! 作戦成功!」
校門についた唯が勝どきを上げた。
「そうですね!」
梓も爽やかな顔をしている。
「はぁ、はぁ。ちょっと、待って」
やや遅れて律が到着した。
「あらあら」紬が笑顔を見せる。
「だらしないわね、律ちゃん」
そう言うと、全員が笑った。
27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:25:38.22 INEQd/Uh0.net
「作戦成功って、ただ走って校門に来ただけじゃんか」
やや落ち着きを取り戻した律が言った。
「え? そうだよ?」
唯がきょとんとした顔を向ける。
「私、何か間違えた?」
不安そうな顔をして、梓の方へ向き直った。
「いえ。作戦の遂行は完璧です。
非の打ちどころがありません」
梓が胸を張る。
「そうよねぇ。完璧だったわぁ」
紬もうっとりとした顔を浮かべてそう言った。
28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:28:26.17 INEQd/Uh0.net
「いやいや。テロリストは?」
律が胸の前で手を横に振った。
「警察に任せればいいじゃん」
首を傾げた唯が言う。
まぁ、確かに。
「そ、そうだな」
律は言って気が付いた。
「あれ!? 澪は!?」
四人は一斉にキョロキョロとあたりを見回し始めた。
29:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:31:17.49 INEQd/Uh0.net
「うー、みんなどこー?」
澪は部室の前をウロウロしていた。
唯の合図でボタンを押すのにスマートフォンへ目を落としたため、
そこでみんなを見失ってしまっていたのだった。
「どこなのー」
澪が瞳を潤ませる。
そのときだった。
何かを断続的に叩くような、固い音がした。
「ひっ」
澪は小さく悲鳴を上げた。
誰かが階段を、昇る音だ。
澪は慌てて部室に逃げ込んだ。
30:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:33:22.15 INEQd/Uh0.net
「賊が隠れているはずだ! 探せ!」
部室に入ってきたテロリストたちが、
部屋中を引っ掻き回し始めた。
唯たちが倒した仲間を発見したのだろうか。
数えると五人もいる。
「賊は、お前らだろ」
涙目で澪が呟く。
ばれたら殺されてしまうかもしれない。
澪は棚の中でぎゅうと体を丸めた。
31:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:36:15.53 INEQd/Uh0.net
バァン!
音がして棚が開かれた。
「いたぞ!」
「ひいいいいいっ!!!!!」
テロリストの声と澪の悲鳴が同時に上がった。
そのまま部室の中心に引きずり出される。
「お前か! 仲間をやったのは!」
澪は髪の毛を引っ張られた。
「痛い!痛い!痛い!
私じゃないですううう!!!!」
力の限りに叫ぶが、その手は緩められなかった。
32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:38:26.83 sgSvVzLz0.net
支援
33:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:39:00.82 INEQd/Uh0.net
「お前に仲間の痛みが分かるか!?
呼吸をやめるまで苦しめてから、
校庭に全裸で張り付けてやる!」
「いやだああああああ!!!!!!」
澪は衣服をはぎ取られ、殴られ、蹴られた。
「やめてえええ!!!!!」
叫ぶと口に何かが突っ込まれた。
固くて、黒くて、冷たいものだった。
「黙れ。このままぶっ放してやろうか」
澪は黙って首を振る。
それは、拳銃だった。
34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:40:33.69 sgSvVzLz0.net
支援
35:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:41:51.19 INEQd/Uh0.net
「とりあえず、逃げられないように足をへし折ってやろう」
一人がそう言うと、残りが澪の体を押さえつけた。
「嫌だ……。嫌だ……」
呟くように澪が言う。
澪を見下ろす男が口元を歪めると、
その手に持った太い鉄の棒を大きく振りかぶった。
「いやだああああああああ!!!!!!!」
澪が力の限りに叫ぶ。
喉が裂けそうだった。
そのとき。
バァン!とけたたましい音をたてて、
部室のドアが開いた。
36:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:43:42.86 sgSvVzLz0.net
支援
37:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:44:51.89 INEQd/Uh0.net
「み、みんな」
澪が涙を浮かべた目をそちらに向けた。
部室のドアの向こうに、唯と梓が立っている。
その後ろには紬と律もいた。
「なんだ、お前らは。こいつの」
男が言いかけたところで、手にしたパイプが床に落ちた。
カランカラン。と軽い音が響く。
そのままぐにゃりと体を曲げて、男は崩れ落ちた。
「大丈夫? 澪ちゃん」
気が付くと、唯がすぐ横に立っている。
「全然! 大丈夫じゃない!」
澪が叫んだ。
38:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:46:52.01 sgSvVzLz0.net
支援
39:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:47:56.48 INEQd/Uh0.net
残った四人が一斉に唯に襲いかかった。
掴みかかろうとする腕を、唯はすべて紙一重で避けた。
そのうちの一本を体全体で掴むと、
空中でぐるりと回転し、後方にいる男の頭めがけて蹴りを放つ。
「ぎああああああ!!!!!!」
腕を伸ばされた男が叫び声を上げる。
蹴りをくらった男は意識を失いその場に座り込んだ。
残るは二人。
唯の顔面めがけて突きが飛んでくる。
ギリギリでそれを躱すと、相手の顔を挟み込むようにして持ち、
そのまま跳躍した。
相手の頭上で上下逆さの状態になり、頭を持ったまま背後に着地する。
男は首が異様な方向にねじ曲がり、床に叩きつけられた。
40:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:50:01.78 sgSvVzLz0.net
支援
41:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:50:46.69 INEQd/Uh0.net
「ひいいい!」
最後の一人は叫び声をあげ、逃げようとした。
部室のドアに向かって駆けていく。
「逃がしませんよ!」
梓が立ちふさがり、股間を蹴りあげた。
「きゅう」
男はその場に蹲り、芋虫のように体をグネグネと動かし始めた。
「きゅうきゅうきゅうきゅう」という声が響く。
それを見て、澪が足元に転がっていた鉄パイプを拾った。
「死いいいいい、ねっ!!!」
叫んで頭に振り下ろす。
そのまま男は動かなくなった。
42:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:52:07.98 sgSvVzLz0.net
支援
43:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:54:20.72 sgSvVzLz0.net
支援
44:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:54:28.86 INEQd/Uh0.net
「大丈夫? 澪ちゃん?」
全員が駆け寄った。
「いや、だから大丈夫じゃないって」
澪が「いてて」とほっぺたをさする。
「半裸だけど、大丈夫か?」
律が心配そうにのぞき込む。
「だから大丈夫じゃないっての!」
澪はバッグからジャージを取り出して、羽織った。
「まぁなんにせよ、みんな無事でよかったわね」
紬が笑顔でそう言った。
45:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:57:34.73 sgSvVzLz0.net
支援
46:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:58:23.68 INEQd/Uh0.net
「よし! 作戦完了!」
また唯たちは校門までたどり着いた。
今度はちゃんと澪もつれて。
「みんな置いて行くんだもんなぁ。ひどいよ」
澪がむくれながら言った。
「ごめんね、澪ちゃん。
じゃあ、あとは警察に任せましょう」
紬がそう言ってスマートフォンを取り出した。
「そうですね。もう疲れたんで帰りますよ」
梓がため息をついた。
47:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 00:59:45.42 sgSvVzLz0.net
支援
48:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 01:00:59.81 INEQd/Uh0.net
「結局、なんだかよく分からないまま終わっちゃったな。
さわ子先生も出てこなかったし」
律が言った。
「ダメだよ律ちゃん! そういうこと言ったら!」
唯が咎めた。
「そうですよ。さわ子先生はきっと、
テロリスト相手に陰ながら奮闘していたはずです」
梓も怒ったように言う。
「そうね。さわ子先生はよく頑張ったと思うわぁ」
紬も同調した。
「うん。さわ子先生が頑張ってたの、私見たし」
澪もだ。
「あー、そうかい」
律は呆れた顔で耳をほじった。
明日からまた、平穏な日常が始まるんだ。
きっとそうだと、みんな信じていた。
終わり
49:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 01:02:01.37 INEQd/Uh0.net
ここまで読んでくれた方、レスくれた方、ありがとうございます
50:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 01:10:45.71 sgSvVzLz0.net
>>49
どもご苦労さんです
緊迫したシーンの描写は
何時もながら感心します。
ところで最近書いたのって
紬「律ちゃん大変!唯ちゃんがキチガイになっちゃったわ!」
唯「私、万引きなんてしてません!」
ですかね?
51:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 01:13:35.82 lnyCqZMF0.net
なんだこいつ
52:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 01:15:01.77 Du1fqvAT0.net
自演でしょ
53:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 01:16:19.70 vm0l5Qhd0.net
なにこれ
54:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 01:18:27.71 INEQd/Uh0.net
>>50
うん、そう
その二つレス無かったから見てないかと思ってたわ
55:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 01:25:35.19 sgSvVzLz0.net
>>54
いやキチガイは見損ない
万引きは途中で気づいたけど支援はできず。
ただ万引きは結構レスついていたから支援したら
レスが付かなかった可能性があるので良かったかも
だけど時間帯でレスの付き方がずいぶん違うなあ。
次も楽しみにお待ちしております乙。
56:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 01:30:10.50 vm0l5Qhd0.net
なんか怖い
57:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/20 01:35:23.69 INEQd/Uh0.net
>>55
時間帯というより内容かもね
いつもthx。
58:過去ログ ★
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