唯「これっくらっいの♪」 梓「おべんっとばっこに♪」at NEWS4VIP
唯「これっくらっいの♪」 梓「おべんっとばっこに♪」 - 暇つぶし2ch20:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:27:51.98 MF2y/ueo0.net
「梓ちゃん。順番回ってきて良かったわねぇ」

紬がニコニコとして言った。
梓の手元では、6枚のカードが揺れている。

「こっちはもう一枚しかないんだ。
 早く出せよ」

澪が言う。

「……たか」

梓がボソボソと何かを言った。

「何かしら?」

紬が顔を歪めた。

「勝ったと、思いましたか」

梓が顔を上げた。

21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:28:26.11 fXpM+60G0.net
ボロクソに言われててワロタ
頑張れよ俺は読まないけど

22:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:29:10.76 MF2y/ueo0.net
紬と澪は顔を見合わせた。

「英語のカードで上がれないんだから、
 最後は必然的に私に順番が回ってきますよね」

梓が6枚の手札を、天高く掲げた。

「受けてみろっ……! これが報いです!」

バァン!と6枚の手札を場に叩きつけた。
そこには綺麗に同じ数字が並んでいる。

「ば、馬鹿な」

澪と紬がぐにゃあと崩れ落ちた。
梓は固く目を閉じ、天を仰いでいる。

「お、勝負ついたのか」

その後ろで、律がフグ刺しを一気食いしていた。

23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:30:30.64 MF2y/ueo0.net
「こちらの、完敗ね」

ふっ、と紬は息を吐いた。

「ああ……。お前の勝ちだよ、梓」

澪の表情には諦観の色が含まれている。
梓が胸を張った。

「ええ。私の勝ちです」

紬と澪はばつが悪そうに俯いた。
その視線の先に、手が差し伸べられる。
二人が顔を上げると梓の笑顔が目に飛び込んできた。

「次も、負けませんよ」

24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:31:33.98 krbF2BMp0.net
何これ

25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:32:45.59 MF2y/ueo0.net
「許して、くれるのか?」
「いいの? 梓ちゃん……」

梓は黙ってコクリ、と頷く。
澪と紬もそれに頷きで答え、三人は固い握手を交わした。
勝負が終わったのを察知した唯が、そこへ近づいてくる。

「もう食べるのないよー?」

唯にそう声をかけられると、三人は顔を見合わせた。
そして梓が唯の方へ向き直り、言う。

「いいんですよ。もっと大事なものを手に入れましたから」

紬と澪は微笑をたたえて頷き合った。

「それなら、まぁ、いいけど」

唯と律が後片付けを始めた。
その横に。
いつまでも強敵(とも)を称えあっている三人の姿があった。

終わり
おまけに続く

26:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:34:00.83 MF2y/ueo0.net
おまけ1

澪「またリバース! そして、ウノ!」
紬「私はスキップね! ウノ!」

梓「あ、ちょっとタンマ」

27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:34:34.27 MF2y/ueo0.net
おまけ2

「これっくらっいの おべんっとばっこに♪
 おっにぎっり おっにぎっり ちょいと詰めて♪」

梓はニコニコとしながらおにぎりを握った。

「きざーみしょうがに ごましおふって♪」

ルンルン、と歌の通りにお弁当を作る。

「にんじんさん♪ ごぼうさん♪ しいたけさん♪」

煮物を詰め込んだ。

「すじーのとおった ふーき♪」

そうして蓋を閉めると、
出来上がったばかりのお弁当をバァン!と床に叩きつける。
蓋が外れ、具材が飛び散った。

「なぁんで肉が入っていないんですかああああ!!!!」

梓が吠えた。

28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:35:29.45 krbF2BMp0.net
おまけ( )

29:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:35:48.99 MF2y/ueo0.net
「ちょっと、あずにゃん!?
 そんなことすると、もったいないオバケが出るよ!」

唯が咎めた。

「はん!」と梓が鼻で笑う。
「もったいないオバケ? ……上等ですよ!
 あんな野菜の化け物ぶち殺してやります!」

「梓! 待て!」澪が割って入った。
「バランスよく栄養取らないと、大きくなれないぞ!」

その言葉にわなわなと梓が震える。

「別に……」

拳を固く握りしめた。

「別に! 大きくなくても需要はありますから!」

澪の胸を見ながらそう言った梓の目には、光るものがあった。

30:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:35:50.53 GoD99v9n0.net
なんの再放送ですか?

31:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:37:21.44 MF2y/ueo0.net
「そういう意味じゃあ……」

澪は胸を手で隠した。

「ふざっけんじゃねーです!」

梓がわんわんと泣く。
そこへ唯が割って入った。

「あずにゃん! 口調が某第3ドールみたいになってるよ!」

「うるせーです! 口調がどうとか……。
 そんな既成概念は私がぶっ壊してやるですぅ!」

きいいい!と梓が地団太を踏む。

「ちょっと唯ちゃん!」

紬が言った。

「紅茶を淹れてちょうだい!」

こっちは第5ドールかな。
唯はそう思った。

32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:38:39.25 2TBXJBbFO.net
ちょっとぐらいアホに叩かれても最後までやりきるべき
おまえが本当に書きたかったものを書け

33:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:38:59.92 MF2y/ueo0.net
「胸とかそういうの抜きにして、栄養バランスは大事なのよぉ。
 ……乳酸菌、とってるぅ?」

まさか澪まで来るとは。
唯は焦った。
なんとかしてポジションを確保せねば。
誰だ。

私に合っているのは、……誰だ。

「大変なのぉ。うにゅうう」

なんとか見つけた唯が言った。

「なんの真似ですかそれ? 池沼?」
「池沼かしらね」
「池沼だな」

三人は口々に感想を漏らす。

「あれ……」

唯は面食らった。
流れに乗ったつもりだったんだけど。

34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:40:18.45 oTvh41mE0.net
唯ちゃん好きの俺でも雛苺はノーサンキュー

35:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:40:38.66 ZRwi8zYm0.net
何故わざわざその単語を入れるのか

36:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:40:39.02 MF2y/ueo0.net
※律ちゃんは今日はお休みです。

「野菜も食べないとダメよ。梓ちゃん」

諭すように紬が言う。

「……分かりました。
 これからは好き嫌いしないでちゃんと食べます」

梓の言葉を聞いて、うんうんと澪が笑顔で頷いた。

「じゃあ、行くわよ」

紬の号令で三人がサラダバーに行ってしまうと、
そこには心に傷を負った唯だけが残された。

「うにゅうう……」

自信作だったのになぁ。
唯の頬を伝って、涙が一筋落ちた。

終わり

37:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:41:00.66 2TBXJBbFO.net
うーん…これがお前が書きたかったものなんか?最初の路線でやりきって欲しかったな

38:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:43:31.37 MF2y/ueo0.net
ここまで読んでくれた方、レスくれた方、ありがとうございます。

>>37
書き溜めだから路線変更とかはしてないよ

39:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
14/06/03 22:46:17.97 2TBXJBbFO.net

けいおんSSは見つけたら読むからまた書いてくれや

40:過去ログ ★
[過去ログ]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています


最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch