18/03/19 12:28:10.39 jQiOMF/jU
開門禁止判決漁業者控訴認めず
03月19日 11時47分
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)
長崎県の諫早湾で行われた干拓事業をめぐり去年、堤防の排水門を開けないよう国に命じた判決について、福岡高等裁判所は、裁判の「補助参加人」だった漁業者が、国に代わって控訴することを認めない判断を示しました。
長崎県の諫早湾で行われた国の干拓事業をめぐり、長崎地方裁判所は、去年、農業者などの訴えを認めて国に堤防の排水門を開けないよう命じる判決を言い渡しました。
これに対し国が控訴しなかったことから、裁判に「補助参加人」として参加した漁業者は、開門を求める立場から国に代わって控訴するために、裁判の当事者として認めるよう申し立てていました。
これについて福岡高等裁判所の西井和徒裁判長は「漁業者は開門禁止で権利が害される第三者には当たらない」として控訴を認めない判断を示しました。
一方で、漁業者が国に開門を求める訴えについて、長崎地裁で、新たな訴えとして審理することにしました。
漁業者側は、裁判所の判断を不服として最高裁判所に上告することにしています。
諫早湾干拓事業をめぐっては、長崎地裁の判決とは逆に、８年前、漁業者の訴えを認めて開門を命じた判決が確定していますが、国は開門しないことを前提に漁業者を支援する総額１００億円規模の基金案を示し、福岡高裁もこの案を元に和解を勧告していました。
しかし、漁業者は１９日、和解を拒否する回答を裁判所に示し、和解協議は決裂する見通しになりました。