17/12/10 13:33:58.13 bvP+MPLFm
WTO閣僚会議あすアルゼンチンで開幕 自由貿易維持、結束が焦点
2017.12.9 05:00
URLリンク(www.sankeibiz.jp)
世界貿易機関(WTO)閣僚会議が10日、アルゼンチンのブエノスアイレスで開幕する。
トランプ米政権が保護貿易色を強める中、自由貿易体制維持で結束できるかどうかが焦点だ。最終日に閣僚宣言の採択を目指すが、米政府は消極姿勢で協議は難航しそうだ。会期は13日まで。
新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)では、水産資源の乱獲につながる漁業補助金禁止に関して進展の可能性がある。農業の国内補助金削減も議論される。日本は、インターネットでの電子商取引(EC)のルールづくりに向けた作業部会の設置を求める見通し。
閣僚会議は2年に1度開かれるWTOの最高意思決定機関。加盟164カ国・地域が参加予定で、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表や日本からは世耕弘成経済産業相が出席する見通し。
米政府は、加盟国間の争いを解決するWTOの紛争処理システムなどに不満を示している。外交筋によると、「閣僚会議では交渉を伴う成果文書を望まない」との立場だという。
漁業補助金禁止交渉では例外規定をめぐり議論が難航。交渉筋によると、部分合意などの案が模索されているという。(ジュネーブ 共同)