14/10/31 01:21:00.27 JzGCC8G30.net
薄暗く、それでいて病的なほど清潔な部屋に少年の部屋が響き渡る。
子供のような不機嫌さと大人びた殺気の籠ったその声に
人生の先駆者として呆れたように怖がる老人の声が返された。
「君の能力を開発したのは私の孫だが、計画したのはこの私でねぇ。
他の六人の超能力者も手掛けたが、絶対となれるのは君だけだったんだなぁ」
「……俺の能力は自分の物だとも言いてェ台詞だな」
轟!!! と窓から差し込まれる雷光が鬱蒼とした室内を照らし出す。
そして、その室内を彩るかのように佇む二人の人間が映し出された。