14/10/08 18:54:43.91 uWA25dci0.net
【伊吹マヤ】
ーー股の間でバイブが揺れている
伊吹マヤはそれをじっと見ていた。
2年前のあの日、碇シンジはエヴァに乗る事をやめた。
結果、なにも起きなかった。
サードインパクトも人類補完計画も全ては空論であった事を知る。
ゼーレ、ネルフ共に活動停止を表明、ヴィレも事実上解体となった。
それでも良かった。
伊吹マヤにとって組織は重要ではなかった。
あの人と一緒にいる事こそが居場所なのだ。だから付いていくつもりだった。
ヴィレ解体の翌日、赤木リツコは自殺した。
衝動的ではなくあらかじめ計画していたかのように、静かに死んだ。
誰も知らされていなかった。親友の葛城ミサトさえも。
だからしょうがないと思う。
頭では理解しているのだが自分は赤木リツコの一部になれなかった事を思うと
胸が締め付けられる。
赤木リツコの葬儀の日、伊吹マヤは日向マコトに処女を捧げた。