14/09/07 22:47:09.49 HAd1eTww0.net
「アンタもういらないわ。今日限りでSOS団をやめてちょうだい」
突然だった。いつものように部室に行くと、ハルヒはそんなことを言った。
顔面蒼白の朝比奈さん、にやけ面を凍り付かせている古泉、俺にわかる程度に焦りの表情を浮かべている長門。
ハルヒは意地悪い笑みを浮かべてにやにやと惚けている俺を眺めている。
とうとう言われたか。ぼんやりとそんなことを思った。前々から疑問に感じていたことだ。
SOS団においての俺の役割はなんなのか。長門たちにはハルヒを満足させる、能力やポストをもっている。
それが、俺にはない。
それに、俺はいつかはこんな日がくるんじゃないかとも思っていた。ハルヒの興味が薄れ、必要とされなくなる日が…。
「何よ、何か文句あるの?団長のあたしがやめろって言ってるんだからアンタは黙ってやめればいいのよ」
「…………」