14/07/19 00:57:08.11 u2lsaETq0.net
冬も終わり、桜が咲き始めた今日この頃。気温も高くなり、花粉のことを考えなければ過ごしやすい季節になった。
とはいえ、やはり夜はまだまだ寒く、温かいものを食べたくなる。
「お待たせ」
炬燵に入り待つこと約30分。ポニテエプロン姿の朝倉が鍋をもって部屋に戻って来た。
なんのことはない。朝倉に鍋に誘われた。それ以上でもそれ以下でもない。俺を殺そうとしていた人物の家に、
鍋に誘われほいほいついてきたわけではあるのだが、長門が「心配ない」と言っていたので、おそらく大丈夫だろう。
「今日は長門さんがいなくて寂しかったから、キョン君がいてくれて良かった」
そうにっこりと微笑む朝倉に、思わず見惚れてしまいそうになる。谷口のランク付けでは確かAA+であったか。
そのランクに恥じない可憐さである。
「どうかした?」
「いや、なんでもない」