14/06/12 14:46:02.56 KHplhxNV0.net
FIFA(国際サッカー連盟)のゼップ・ブラッター会長は現地時間11日(以下現地時間)、審判の
判定について試合中に異議を申し立てる「チャレンジ」の制度をサッカー界に導入することを提唱した。
11日にFIFAの総会に出席したブラッター会長は、各チームの監督が1試合につき2度、審判の
判定についてチャレンジを行なう権利を持てるようにすべきだと主張した。同様の制度はMLB(メジャー
リーグベースボール)でも今季から導入されており、NFL(アメリカンフットボール)では何年にも渡って利用されている。
ブラッター会長は、先進技術を用いて審判の判定を補助するGLT(ゴールライン・テクノロジー)
の導入についても、かつては反対の立場をとっていた。しかし、2010年W杯のイングランド対ドイツ戦で
明らかなゴールが認められなかったことを受け、意見を変えていた。
ブラッター会長は、テクノロジーについてのみサッカー界への導入を検討するとしていたが、
「競技をコントロールし、問題を提起することはいいことだと思う」と、チャレンジ制度の導入を提唱した。
しかし、GLTが即座に白黒ハッキリと判定する類のものであるのに対し、チャレンジでは映像をもとに
協議が必要となるため、この制度の導入により試合の流れが分断されてしまうという問題がある。
チャレンジ制については、サッカーのルール制定に携わるIFAB(国際サッカー評議会)が来年2月に
予定している会合で協議されることとなり、実務委員会やプロジェクト推進委員会が設立される可能性がある。
ただし、承認されたとしても、実施されるのは数年先になるとみられる。(STATS-AP)