14/04/21 18:37:45.13 YCVp5/nZ0.net
【珍島(韓国南西部)=釈迦堂章太、門間順平】
韓国の旅客船沈没事故で、行方不明の高校生の家族らが集まる珍島の港や体育館に、
延べ約8000人のボランティアが全国から殺到。
家族らの滞在を支える一方、一部で混乱も生んでいる。
「食事してください」
救助活動の拠点となっている珍島の彭木(ペンモク)港では朝昼晩、
ボランティア団体が争うようにして、家族らに声をかける。ご飯とスープにキムチ。
テントに寝泊まりを続けて疲れが見える家族に、温かい食事で少しでも気力を取り戻してもらおうとしている。
港から近く、家族らが泊まり込んでいる体育館でも、通信会社が携帯電話の充電サービスを提供し、基地局も増設。
地元銀行は、ATM(現金自動預け払い機)を設置した。
地元教会のテントなどにはペットボトルの水やジュース、バナナや菓子があふれ、
弁当やハンバーガーが館内の家族に配られる。
体育館の入り口にはひげそりや歯ブラシもあり、新品のシャツや靴下、タオルも配られている。
ソウルから4時間半かけて駆けつけた大学院生の男性(28)は、
「ニュースで家族たちの姿を見て悲しくなり、少しでも役立てないかと思った。
持ってきた服を家族が使ってくれて良かった」と話す。
ただ体育館の家族の中には、ボランティアでにぎわう様子を見て、
「まるでお祭りのようだ」と疑問を持つ家族もいる。
ボランティアが館内で写真を撮り、家族からどなられたこともあった。
地元のボランティアセンターによると、16日の事故発生から20日までに島に来たボランティアは、
244団体の延べ7597人。このほかに約380人が個人で支援に駆けつけた。
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