09/05/24 00:01:15 zTeizzIB0
「へー、いつ?」
「先週……かな? で、俺、レイナの所に行ったわけ。
ホントは行きたくないんだけどサイトウに言われたから仕方なくさ。
で、すごい丁寧に言ったのね。
『手伝っていただけませんか?』くらいなノリでさ。
なのに、思いっ切り舌打ちされたぜ、俺。
マジで何なの? って思ったよ。何かしたか? 俺。
……まぁ、その後、一応、手伝ってくれたけどさー。
サイトウも指名するヤツ考えろよって感じだったな」
「ちょっと性格直した方がいいよな、アイツ」
「サイトウ?」
「ちげぇーよ、レイナ」
「格好もじゃね?」
「だな」
985:257
09/05/24 00:03:06 1FeuXWXd0
「何か気合入り過ぎっていうか、怖いよな。
髪の色のせいだけかもしんないけどさ」
一斉に頷きあう。
「顔は、まぁ……いいんだけどな」
「あぁ……可愛いよな。あと、結構、胸、デカいし」
「うん、うん」
「体育の時とか、走ってるの見ちゃわねぇ?」
「たまにな」
「こないだ、ちょっと、ヤバかったもん、俺」
「マジで?」
「なんかさー。すっげぇ胸、揺れてるのわかるし、
その時、短パンだったからさぁ……
なんか太腿とかムッチィ感じだったしなぁ」
「てゆーか、お前マジでレイナ狙いなんじゃねぇーの」
「ちげぇーよ、バカ!」
986:えっちな18禁さん
09/05/24 00:03:28 KKASjV0t0
むしろ長い方がいい
しえん
987:257
09/05/24 00:05:12 1FeuXWXd0
俺は気分が悪くなった。
何故か聞いていられない。
胸の辺りがムカムカして
変なものが込み上げて吐き出しそうだった。
イライラする。
何とか寝ようとしたけど、いつの間にか眠気は消えていた。
このまま我慢して座っていようと思ったけど、
どうしても出来ない。
そこで、勢いよく立ち上がった。
机と椅子が大きな音を立てる。
彼等は一瞬、俺の方を振り返ったけど、
すぐにお互い向き合って話し出した。
俺は彼等の背中を睨みつけて教室を出る。
988:えっちな18禁さん
09/05/24 00:06:59 t0mtVv380
あげ
989:257
09/05/24 00:07:25 zTeizzIB0
何か言ってやりたかったけど、
レイナと仲の良い俺が発言した所で
下衆な勘繰りをされるだけだ。
しかも、今となっては、
俺は一度とは言え、レイナとヤッているのだから、
あながち、その勘繰りも間違いじゃなくなってしまうのが苦しい所だ。
俺は、とにかく外に出た。
教室にいないレイナを探してみる。
思い当たる所を回ってみたが、いない。
校門前にある広場のベンチにもいなかった。
校庭の方を探そうとした時、昼休み終了を告げる鐘が鳴った。
仕方ない。
諦めて教室に戻ろうとした時に、
外からのんびり戻ってきたレイナと廊下で出会った。
990:257
09/05/24 00:09:33 zTeizzIB0
「おう」
彼女は俺を見ると片手を上げた。
何とも澄ました様子だ。
俺は、とりあえず、今日一緒に帰ろう、
と誘って急いで教室に戻った。
「何か、あったか?」
帰り道の途中にある小さな喫茶店。
カウンターが五、六席。テーブル席が三卓しかない。
二人で奥のテーブル席に座り向かい合う。
客は俺達しかいなく、
他には四十代と思える店主しかいない。
普段からあまり客が多くないこの店は、
帰り道に知り合いが通らない事もあって
落ち着いて話すのに向いていた。
991:えっちな18禁さん
09/05/24 00:10:33 Bk65/BEL0
四円
992:えっちな18禁さん
09/05/24 00:12:07 sVqzlLwn0
ますます紫煙
993:257
09/05/24 00:12:16 zTeizzIB0
俺達の家からも距離があるから
近所の顔見知りが来る事もないだろう。
俺は、昼休みにあった事を簡潔に話した。
聞いた事、全てを伝えると
彼女の機嫌が悪くなりそうだったから、
ある程度は省略したり、ぼかしたりするのに気を遣った。
「それで?」
話し終えて、さぞ憤慨するかと思ったら、
意外にも彼女は平気な顔をしている。
俺は拍子抜けした。
「え? 怒ってないの?」
「なんでよ」
カップに手を添えて上目遣いで見詰めてくる。
その縁からはコーヒーの湯気が立ち上っていた。
994:257
09/05/24 00:14:23 zTeizzIB0
「関係ない奴等に嫌われても平気だし」
どうやら、彼等に
容姿や態度を改善しろと言われた事についての返答らしい。
確かに、それも腹が立つけど、
俺がもっと腹立たしいのは
彼等に性的な視線で見られている事についてだった。
もしかしたら、あいつらの中には
昼休みに話していた以上の思いを胸に秘めていて、一人の時には、
もっと醜い欲望で彼女を汚しているのかもしれないのだ。
それって嫌じゃないのか?
女だったら、そこに引っかからないのか?
「別に……思うだけなら本人の自由じゃない?」
勢い込んで主張したのだが、
当人から、そう言われてしまうと俺は何も言う事が出来ない。
995:257
09/05/24 00:16:46 zTeizzIB0
何だか冷静にこの場を観察すると、
怒りを覚えているのは俺の方で、
一体何の為に彼女を誘ったのかわからなくなってしまった。
確かに彼女の言うように、何を考えたって本人の自由だろう。
しかし、他人から良く思われていないと知ったなら、
それを改善しようとするのが普通じゃないのか。
そう。
だから、こういう話をする事で、
彼女が自分から、あんな風に言われない為に
何かしらの改善をしてくれるのではないか、と期待していたのだ。
そして、それが結果的に
クラスでの彼女の立場とか評価を変えてくれるかもしれない。
そういう期待があった。
だが、どうやら、それは見込み違いのようだ。
「まぁ……ドンマイだよ。言いたい奴には言わせておけ」
996:えっちな18禁さん
09/05/24 00:17:32 sVqzlLwn0
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ヤンキー女とのえっちな体験談★6
スレリンク(hneta板)
997:257
09/05/24 00:19:01 zTeizzIB0
最後に、彼女がそう言って話を切り上げると、俺達は店を出た。
日が落ちるのが随分早くなった。
一学期には明るかった時間でも、
この季節では暗くなりかけている。
あと一時間もしないで日没だろう。
言いたい事は山ほどあった。
だけど、
自転車に乗りながら話すような事じゃないから口にはしない。
俺達はどうでもいい話ばかりをした。
ここのレストランが美味しいとか、
ここのコンビニは接客が良くない、とか。
そうしていたら、彼女の家の前に着いた。
彼女は、いつものように俺を誘う。
俺は、それを断った。
998:257
09/05/24 00:23:33 zTeizzIB0
彼女は頷いて玄関に入ろうとする。
その時、肩に冷たいものが当たった。
どうやら少し降りだしてきたようだ。
「傘、持っていきなよ」
近くだから平気、と言う俺に、
そこで待っていろ、という仕草をした。
それから急いで鍵を取り出して玄関のドアを開ける。
すると、ちょうど家の奥の方で電話が鳴り出した。
彼女は手振りで俺を招く。
電話に出たいから中に入っていろ、という意味だろう。
大した雨ではなかったけど、俺は、その言葉に従った。
一分もしないで、彼女の電話は終わる。
「親から」
玄関先は暗く、彼女の姿はぼんやりと見えた。
999:999
09/05/24 00:25:51 s6E96LhV0
リアル①①①①
1000:えっちな18禁さん
09/05/24 00:26:14 s6E96LhV0
1000!
1001:1001
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。