08/02/24 21:37:17 J+ts6+k70
>>398のつづき
急な石段を額に汗をかきながら上がり、古い門をくぐると、案外広い神社の境内が現れた。
幸いな事に、隅の方に松の大木が生え、その下には木製のベンチが2つ並んでいたので、
その片方へ腰を下ろし、コンビニの弁当を広げた。
ちなみに母も彼女もいない未婚な俺は、ほぼ毎日がコンビニの弁当が昼食である。
弁当を食べ始めてすぐに、むこうの木陰に小さな人影があるのを発見した。
誰もいないと思っていたし、場所も場所なので、少し驚く。
それは裾がやや広がった赤いスカートと、白いブラウスを着た10歳くらいの少女だった。