童貞の読む本at CHERRYBOY
童貞の読む本 - 暇つぶし2ch200:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
06/11/30 00:26:48 0
論理療法というセラピーでは「できごと」と「結果」の間に、
「belief」(思い込み)があるとし、これを変えることで「結果」が変わる、としています。


by 『気づきの法則』


201:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
06/11/30 00:39:31 0
「ここではチキンサラダしか食べない。決まってるんだ。僕にいわせてもらえれば
デニーズで食べる価値があるのはチキンサラダぐらいだよ。メニューにあるものは
おおかた試してみたけどさ。君はここでチキンサラダ食べたことある?」
マリは首を振る。
「悪くないよ、チキンサラダとカリカリに焼いたトースト、デニーズではそれしか食べない」
「なのにどうしていちいちメニューを見るわけ」


by 『アフターダーク』

202:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
06/11/30 00:43:40 0
娘の声
娘の息
娘の肌の温かさ
娘の身体の重さや、乳房の感触
閨で交わした睦言の数々
娘の見せた痴態のあれこれが思い出されてならなかった


by 『鬼譚草子』

203:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
06/11/30 00:50:00 0
「すばらしい日本の戦争」は闇の中に立ち尽くしていた。
「どうかしたのかい」と私は聞いた。
「すばらしい日本の戦争」は震えている「パパゲーノ」を見つめ、
わたしを見つめ、そしてわたしと「パパゲーノ」の間辺りにある深遠を見つめた。
「死体を吹き飛ばすんだ」と「すばらしい日本の戦争」は言った。


by 『ジョンレノン対火星人』

204:名無しさん@ピンキー
06/11/30 02:03:16 O
・夜の代打王
・ヒップにご用心

俺が最近読んだエロ小説。

205:名無しさん@ピンキー
06/11/30 14:14:41 O
お気に召すまま

206:エイズ@ピンキー
06/11/30 22:18:12 0
何のとりえもない出たがり梅毒ヤリチンどもが何を書いても虚しいもんだな。
何のとりえもない出たがり梅毒ヤリチンどもが何を書いても虚しいもんだな。
何のとりえもない出たがり梅毒ヤリチンどもが何を書いても虚しいもんだな。
何のとりえもない出たがり梅毒ヤリチンどもが何を書いても虚しいもんだな。
何のとりえもない出たがり梅毒ヤリチンどもが何を書いても虚しいもんだな。
何のとりえもない出たがり梅毒ヤリチンどもが何を書いても虚しいもんだな。
何のとりえもない出たがり梅毒ヤリチンどもが何を書いても虚しいもんだな。

ケケケケケケケケケケケケケケ


207:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
06/12/01 00:57:20 0
>>206
うざい!

208:名無しさん@ピンキー
06/12/02 22:31:54 0

童貞って、京極とか森博詞みたいなありきたりなラノベとか官能系ばっかり読んでるイメージがあるな

209:名無しさん@ピンキー
06/12/03 01:34:42 0
男同士のセックス



210:名無しさん@ピンキー
06/12/03 03:36:59 O
>>208
同意。あと、はやりモノしか読まない低能とか。

211:名無しさん@ピンキー
06/12/05 00:51:09 0
思いは、ひとつ、窓前花。




十三日。 なし。

十四日。 なし。

十五日。 かくまで深き、

十六日。 なし。

十七日。 なし。

十八日。
  ものかいて扇ひき裂くなごり哉(かな)

 ふたみにわかれ



212:名無しさん@ピンキー
06/12/05 00:55:04 0
十九日。
 十月十三日より、板橋区のとある病院にいる。来て、三日間、
歯ぎしりして泣いてばかりいた。銅貨のふくしゅうだ。ここは、
気ちがい病院なのだ。となりの部屋の若旦那(わかだんな)は、
ふすまをあけたら、浴衣(ゆかた)がかかっていて、どうも工合いがわるかった、
など言って、みんな私よりからだが丈夫で、大河内昇とか、星武太郎などの重すぎる名を有し、
帝大、立大を卒業して、しかも帝王の如く尊厳の風貌をしている。
惜しいことには、諸氏ひとしく自らの身の丈(たけ)よりも五寸ほどずつ恐縮していた。
母を殴(なぐ)った人たちである。
 四日目、私は遊説(ゆうぜい)に出た。鉄格子と、金網(かなあみ)と、それから、
重い扉、開閉のたびごとに、がちん、がちん、と鍵(かぎ)の音。寝ずの番の看守、
うろ、うろ。この人間倉庫の中の、二十余名の患者すべてに、
私のからだを投げ捨てて、話かけた。まるまると白く太った美男の、
肩を力一杯ゆすってやって、なまけもの! と罵(ののし)った。
眼のさめて在る限り、枕頭の商法の教科書を百人一首を読むような、
あんなふしをつけて大声で読みわめきつづけている一受験狂に、勉強やめよ、
試験全廃だ、と教えてやったら、一瞬ぱっと愁眉(しゅうび)をひらいた。

213:名無しさん@ピンキー
06/12/05 00:57:49 0
うしろ姿のおせん様というあだ名の、セル着たる二十五歳の一青年、
日がな一日、部屋の隅、壁にむかってしょんぼり横坐りに居崩(いくず)れて坐って、
だしぬけに私に頭を殴られても、僕はたった二十五歳だ、捨てろ、捨てろ、
と低く呟(つぶや)きつづけるばかりで私の顔を見ようとさえせぬ故、
こんどは私、めそめそするな、と叱って、力いっぱいうしろから抱いてやって激しくせきにむせかえったら、
青年いささか得意げに、放せ、放せ、肺病がうつると軽蔑して、
私は有難(ありがた)くて泣いてしまった。元気を出せ。
みんな、青草原をほしがっていた。私は、部屋へかえって、
「花をかえせ。」という帝王の呟きに似た調子の張った詩を書いて、
廻診しに来た若い一医師にお見せして、しんみに話合った。
午睡という題の、「人間は人間のとおりに生きて行くものだ。」という詩を書いてみせて、
ふたりとも、顔を赤くして笑った。五六百万人のひとたちが、
五六百万回、六七十年つづけて囁(ささや)き合っている言葉、
「気の持ち様。」というこのなぐさめを信じよう。僕は、きょうから涙、一滴、見せないつもりだ。
ここに七夜あそんだならば、少しは人が変ります。豚箱などは、のどかであった。

214:名無しさん@ピンキー
06/12/05 00:59:39 0
越中富山の万金丹(まんきんたん)でも、熊の胃でも、三光丸でも五光丸でも、ぐっと奥歯に噛みしめて苦(にが)いが男、微笑、うたを唄えよ。私の私のスウィートピイちゃん。

あら、
あたし、
いけない
女?
                ほらふきだとさ、
                わかっているわよ。
虹(にじ)よりも、
それから、
しんきろうよりも、きれいなんだけれど。

いけない?

215:名無しさん@ピンキー
06/12/05 01:02:37 0
 一週間、私は誰とも逢っていません。面会、禁じられて、私は、投げられた様に寝ているが、
けれども、これは熱のせいで、いじめられたからではない。みんな私を好いている。
Iさん、一生にいちどのたのみだ、はいって呉れ、と手をつかぬばかりにたのんで下さって、
ありがとう。
私は、どうしてこんなに、情が深くなったのだろう。Kでも、Yでも、Hさんでも、
Dはうろうろ、Yのばか、善四郎ののろま、Y子さん。逢いたくて、逢いたくて、のたうちまわっているんだよ。
先生夫婦と、Kさん夫婦と、Fさん夫婦、無理矢理つれて、浅虫へ行こうか、
われは軍師さ、途中の山々の景色眺めて、おれは、なんにも要らない。
 乃公(だいこう)いでずんば、蒼生(そうせい)をいかんせむ、さ。
三十八度の熱を、きみ、たのむ、あざむけ。プウシュキンは三十六で死んでも、
オネエギンをのこした。不能の文字なし、とナポレオンの歯ぎしり。
 けれども仕事は、神聖の机で行え。そうして、花を、立ちはだかって、
きっぱりと要求しよう。
 立て。権威の表現に努めよ。おれは、いま、目の見えなくなるまで、おまえを愛している。


216:名無しさん@ピンキー
06/12/05 01:09:40 0
「日没の唄。」

蝉(せみ)は、やがて死ぬる午後に気づいた。
ああ、私たち、もっと仕合せになってよかったのだ。もっと遊んで、かまわなかったのだ。
いと、せめて、われに許せよ、花の中のねむりだけでも。
ああ、花をかえせ! (私は、目が見えなくなるまでおまえを愛した。)
ミルクを、草原を、雲、―(とっぷり暮れても嘆くまい。私は、―なくした。)

 「一行あけて。」

 あとは、なぐるだけだ。


217:名無しさん@ピンキー
06/12/05 01:12:21 0
「花一輪。」
サインを消せ
みんなみんなの合作だ
おまえのもの
私のもの
みんなが
心配して心配して
   やっと咲かせた花一輪
ひとりじめは
   ひどい
どれどれ わしに貸してごらん
やっぱり
じいさん
ひとりじめの机の上
いいんだよ
さきを歩く人は
白いひげの
   羊飼いのじいさんに
きまっているのだ
みんなのもの サインを消そう
みなさん
みなさん
おつかれさん
   犬馬の労
骨を折って
   やっと咲かせた花一輪
やや お礼わすれた
声をそろえて
ありがとう、よ、ありがとう!(聞えたかな?)

218:名無しさん@ピンキー
06/12/05 01:14:53 0
二十日。
 この五、六年、きみたち千人、私は、ひとり。

二十一日。
 罰。

二十二日。
 死ねと教えし君の眼わすれず。

二十三日。
 「妻をののしる文。」
 私が君を、どのように、いたわったか、君は識(し)っているか。
どのように、いたわったか。どのように、賢明にかばってやったか。
お金を欲しがったのは、誰であったか。私は、筋子(すじこ)に味の素の雪きらきら降らせ、
納豆(なっとう)に、青のり、と、からし、添えて在れば、他には何も不足なかった。
人を悪しざまにののしったのは、誰であったか。
閨(ねや)の審判を、どんなにきびしく排撃しても、しすぎることはない、と、
とうとう私に確信させてしまったほどの功労者は、誰であったか。
無智の洗濯女よ。妻は、職業でない。妻は、事務でない。
ただ、すがれよ、頼れよ、わが腕の枕の細きが故か、
猫の子一匹、いのち委(ゆだ)ねては眠って呉れぬ。
まことの愛の有様は、たとえば、みゆき、朝顔日記、めくらめっぽう雨の中、
ふしつ、まろびつ、あと追うてゆく狂乱の姿である。君ひとりの、ごていしゅだ。
自信を以て、愛して下さい。


219:名無しさん@ピンキー
06/12/05 01:17:23 0
 一豊(かずとよ)の妻など、いやなこった。だまって、百円のへそくり出されたとて、
こちらは、いやな気がするだけだ。なんにも要らない。
はい、と素直な返事だけでも、してお呉れ。すみません、と軽い口調で一言そっと、おわびをなさい。
君は、無智だ。歴史を知らぬ。
芸術の花うかびたる小川の流れの起伏を知らない。
陋屋(ろうおく)の半坪の台所で、ちくわの夕食に馴れたる盲目の鼠だ。
君には、ひとりの良人を愛することさえできなかった。
かつて君には、一葉の恋文さえ書けなかった。
恥じるがいい。女体の不言実行の愛とは、何を意味するか。
ああ、君のぼろを見とどけてしまった私の眼を、
私自身でくじり取ろうとした痛苦の夜々を、知っているか。
 人には、それぞれ天職というものが与えられています。
君は、私を嘘つきだと言った。もっと、はっきり言ってごらん。
君こそ私をあざむいている。私は、いったい、どんな嘘をついたというのだ。
そうして、もっと重大なことには、その具体的の結果が、どうなったか。
記録的にお知らせ願いたいのだ。


220:名無しさん@ピンキー
06/12/05 01:23:51 0
 人を、いのちも心も君に一任したひとりの人間を、あざむき、脳病院にぶちこみ、
しかも完全に十日間、一葉の消息だに無く、一輪の花、一個の梨(なし)の投入をさえ試みない。
君は、いったい、誰の嫁さんなんだい。武士の妻。よしやがれ! 
ただ、T家よりの銅銭の仕送りに小心よくよく、或いは左、或いは右。
真実、なんの権威もない。信じないのか、妻の特権を。
 含羞(がんしゅう)は、誰でも心得ています。けれども、一切に眼をつぶって、
ひと思いに飛び込むところに真実の行為があるのです。
できぬとならば、「薄情。」受けよ、これこそは君の冠。
 人、おのおの天職あり。十坪の庭にトマトを植え、ちくわを食いて、洗濯に専念するも、
これ天職、われとわがはらわたを破り、わが袖(そで)、炎々の焔あげつつあるも、
われは嵐にさからって、王者、肩そびやかしてすすまなければならぬ、
さだめを負うて生れた。大礼服着たる衣紋竹(えもんだけ)、
すでに枯木、刺さば、あ、と一声の叫びも無く、
そのままに、かさと倒れ、失せむ。空なる花。
ゆるせよ、私はすすまなければいけないのだ。母の胸ひからびて、われを抱き入れることなし。
上へ、上へ、と逃れゆくこそ、われのさだめ。
断絶、この苦、君にはわからぬ。


221:名無しさん@ピンキー
06/12/05 01:27:47 0
 投げ捨てよ、私を。とわに遠のけ! 「テニスコートがあって、看護婦さんとあそんで、
ゆっくり御静養できますわよ。」と悪婆の囁き。
われは、君のそのいたわりの胸を、ありがたく思っていました。
見よ、あくる日、運動場に出ずれば、蒼(あお)き鬼、黒い熊、
さながら地獄、ここは、かの、どんぞこの、脳病院に非ずや。
我もまた、一囚人、「ひとり!」と鍵の束(たば)持てるポマアドの悪臭たかき一看守に背押されて、
昨夜あこがれ見しテニスコートに降り立ちぬ。

 銅貨のふくしゅう。……の暗躍。ただ、ただ、レッド・テエプにすぎざる責任、
規約の槍玉にあげられた鼻のまるいキリスト。
「温度表を見て下さい。二十日以降、注射一本、求めていません。
私にも、責任の一半を持たせて下さい。注射しなけれあいいんでしょう?」
「いいえ、保証人から全快までは、と厳格にたのまれてあります。」
ただ、飼い放ち在るだけでは、金魚も月余の命、保たず。いつわりでよし、
プライドを、自由を、青草原を!
 尚、ここに名を録すにも価せぬ……のその閨に於ける鼻たかだかの手柄話に就いては、
私、一笑し去りて、余は、われより年若き、骨たくましきものに、
世界歴史はじまりて、このかた、一筋に高く潔く直く燃えつぎたるこの光栄の炬火(たいまつ)を手渡す。
心すべきは、きみ、ロヴェスピエルが瞳のみ。



222:名無しさん@ピンキー
06/12/05 02:03:52 0
二十四日。 なし。

二十五日。
「金魚も、ただ飼い放ち在るだけでは、月余の命、保たず。」(その一。)
 われより若きものへ自信つけさせたく、走り書。断片の語なれども、
私は、狂っていません。

 社会制裁の目茶目茶は医師のはんらんと、小市民の医師の良心に対する
盲目的信仰より起った。たしかに重大の一因である。
ヴェルレエヌ氏の施療病院に於ける最後の詩句、「医者をののしる歌。」を読み、
思わず哄笑(こうしょう)した五年まえのおのれを恥じる。
厳粛の意味で、医師の瞳の奥をさぐれ!



223:名無しさん@ピンキー
06/12/05 02:07:13 0
私営脳病院のトリック。
一、この病棟、患者十五名ほどの中、三分の二は、ふつうの人格者だ。
他人の財をかすめる者、又、かすめむとする者、ひとりもなかった。人を信じすぎて、ぶちこまれた。
一、医師は、決して退院の日を教えぬ。確言せぬのだ。底知れず、言を左右にする。
一、新入院の者ある時には、必ず、二階の見はらしよき一室に寝かせ、
電球もあかるきものとつけかえ、そうして、附き添って来た家族の者を、
やや、安心させて、あくる日、院長、二階は未だ許可とってないから、と下の陰気な十五名ほどの患者と同じの病棟へ投じる。
一、ちくおんき慰安。私は、はじめの日、腹から感謝して泣いてしまった。
新入の患者あるごとに、ちくおんき、高田浩吉、はじめる如し。
一、事務所のほうからは、決して保証人へ来いと電話せぬ。
むこうのきびしく、さいそくせぬうちは、永遠に黙している。
たいてい、二年、三年放し飼い。みんな、出ること許(ばか)り考えている。
一、外部との通信、全部没収。
一、見舞い絶対に謝絶、若しくは時間定めて看守立ち合い。
一、その他、たくさんある。思い出し次第、書きつづける。
忘れねばこそ、思い出さずそろ、か。
(この日、退院の約束、断腸(だんちょう)のことどもあり、
自動車の音、三十も、四十も、はては、飛行機の爆音、牛車、自転車のきしりにさえ胸やぶれる思い。)

「出してくれ!」「やかまし!」どしんのもの音ありて、秋の日あえなく暮れむとす。



224:名無しさん@ピンキー
06/12/05 02:10:46 0
二十六日。
「金魚も、ただ飼い放ち在るだけでは、月余の命、保たず。」(その二。)
 昨日、約束の迎え来らず。ありがとう。けさ、おもむろに鉛筆執った。
愛している、という。けれども、小市民四十歳の者は、われらを愛する術を知っていない。
愛し得ぬのだ。金魚へ「ふ」だ。愛していないと、言い切り得る。

 夫を失いし或る妻の呟(つぶや)き、「夜のつらさは、ごまかせるけれども、
夜あけが―。」あかつきばかり憂きものはなし、とは眠いうらみを述べているのではない。
くらきうち眼さえて、かならず断腸のこと、正確に在り。
大西郷は、眼さむるとともに、ふとん蹴ってはね起きてしまったという。
菊池寛は、午前三時でも、四時でも、やはり、はね起き、
而(しか)して必ず早すぎる朝食を喫するという。
すべて、みな、この憂さに沈むことの害毒を人一倍知れる心弱くやさしき者の自衛手段と解して大過なかるべし。
われ、事に於いて後悔せず、との菊池氏の金看板の楯(たて)の弱さにも、
ふと気づいて、地上の王者へ、無言で一杯のミルクささげてやって呉れる決意ついたら、
それが、また、君のからだの一歩前進なること疑う勿(なか)れ。


225:名無しさん@ピンキー
06/12/05 02:14:47 0
営利目的の病院ゆえ、あらゆる手段にて患者の退院はばむが、
これ、院主、院長、医師、看護婦、看守のはてまで、おのおの天職なりと、
きびしく固く信じている様子である。悪の数々、目おおえども、耳ふさげども、
壁のすきま、鉄格子の窓、四方八方よりひそひそ忍びいる様、春の風の如く、
むしろ快し。院主(出資者)の訓辞、かの説教強盗のそれより、
少し声やさしく、温顔なるのみ。
内容、もとより、底知れぬトリックの沼。
しかも直接に、人のいのちを奪うトリック。
病院では、死骸など、飼い犬死にたるよりも、さわがず、思わず、噂せず。
壁塗り左官のかけ梯子(はしご)より落ちしものの左腕の肉、煮て食いし話、
一看守の語るところ、信ずべきふし在り。
再び、かの、ひらひらの金魚を思う。

「人権」なる言葉を思い出す。ここの患者すべて、人の資格はがれ落されている。


226:名無しさん@ピンキー
06/12/05 02:18:00 0
われら生き伸びてゆくには、二つの途(みち)のみ。
脱走、足袋(たび)はだしのまま、雨中、追われつつ、一汁一菜、半畳の居室与えられ、
犬馬の労、誓言して、巷(ちまた)の塵の底に沈むか、
若しくは、とても金魚として短きいのち終らむと、
ごろり寝ころび、いとせめて、油多き「ふ」を食い、
鱗(うろこ)の輝き増したるを紙より薄き人の口の端(は)にのぼせられて、
ぺちゃぺちゃほめられ、数分後は、けろりと忘れられ、
笑われ、冷き血のまま往生(おうじょう)とげむか。
あとは、自らくびれて、甲斐(かい)なき命絶ち、
四、五日、人の心の片端、ひやとさせるもよからむ。
すべて皆、人のための手本。
われの享楽のための一夜もなかった。

 私は、享楽のために売春婦かったこと一夜もなし。
母を求めに行ったのだ。乳房を求めに行ったのだ。
葡萄の一かご、書籍、絵画、その他のお土産(みやげ)もっていっても、
たいてい私は軽んぜられた。
わが一夜の行為、うたがわしくば、君、みずから行きて問え。
私は、住所も名前も、いつわりしことなし。
恥ずべきこととも思わねば。


227:名無しさん@ピンキー
06/12/05 02:20:13 0
 私は享楽のために、一本の注射打ちたることなし。
心身ともにへたばって、なお、家の鞭(むち)の音を背後に聞き、
ふるいたちて、強精ざい、すなわち用いて、
愚妻よ、われ、どのような苦労の仕事し了せたか、おまえにはわからなかった。
食わぬ、しし、食ったふりして、しし食ったむくいを受ける。

 その人と、面とむかって言えないことは、かげでも言うな。
私は、この律法を守って、脳病院にぶちこまれた。
求めもせぬに、私に、とめどなき告白したる十数人の男女、
三つき経ちて、必ず私を悪しざまに、それも陰口、言いちらした。
いままでお世辞たらたら、厠(かわや)に立ちし後姿見えずなるやいな、ちえっ!
 と悪魔の嘲笑。
私は、この鬼を、殴り殺した。


228:名無しさん@ピンキー
06/12/05 02:25:02 0

 私の辞書に軽視の文字なかった。

 作品のかげの、私の固き戒律、知るや君。否、その激しさの、高さの、ほどを!

 私は、私の作品の中の人物に、なり切ったほうがむしろ、よかった。
ぐうだらの漁色家。

 私は、「おめん!」のかけごえのみ盛大の、
里見、島崎などの姓名によりて代表せられる老作家たちの剣術先生的硬直を避けた。
キリストの卑屈を得たく修業した。

 聖書一巻によりて、日本の文学史は、かつてなき程の鮮明さをもて、
はっきりと二分されている。マタイ伝二十八章、読み終えるのに、三年かかった。
マルコ、ルカ、ヨハネ、ああ、ヨハネ伝の翼を得るは、いつの日か。


229:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
06/12/06 22:16:16 0
太宰のヒューマン・ロスト乙^^^

230:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/06 02:55:08 0
口は一文字を結んで静(しずか)である。眼は五分(ごぶ)のすきさえ
見出すべく動いている。顔は下膨(しもぶくれ)の瓜実形(うりざねがた)で、
豊かに落ちつきを見せているに引き易(か)えて、額(ひたい)は狭苦(せまくる)しくも、
こせついて、いわゆる富士額(ふじびたい)の俗臭(ぞくしゅう)を帯びている。
のみならず眉(まゆ)は両方から逼(せま)って、中間に数滴の薄荷(はっか)を
点じたるごとく、ぴくぴく焦慮(じれ)ている。鼻ばかりは軽薄に鋭どくもない、
遅鈍に丸くもない。画(え)にしたら美しかろう。
かように別れ別れの道具が皆一癖(ひとくせ)あって、
乱調にどやどやと余の双眼に飛び込んだのだから迷うのも無理はない。


231:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/06 02:59:39 0
 しばらく人情界を離れたる余は、少なくともこの旅中(りょちゅう)に
人情界に帰る必要はない。あってはせっかくの旅が無駄になる。
人情世界から、じゃりじゃりする砂をふるって、底にあまる、
うつくしい金(きん)のみを眺めて暮さなければならぬ。
余自(みずか)らも社会の一員をもって任じてはおらぬ。
純粋なる専門画家として、己(おの)れさえ、纏綿(てんめん)たる
利害の累索(るいさく)を絶って、優(ゆう)に画布裏(がふり)に往来している。
いわんや山をや水をや他人をや。
那美さんの行為動作といえどもただそのままの姿と見るよりほかに致し方がない。


232:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/06 03:08:26 0
狂つた智恵子は口をきかない
ただ尾長や千鳥と相図する
防風林の丘つづき
いちめんの松の花粉は黄いろく流れ
五月晴(さつきばれ)の風に九十九里の浜はけむる
智恵子の浴衣(ゆかた)が松にかくれ又あらはれ
白い砂には松露がある
わたしは松露をひろひながら
ゆつくり智恵子のあとをおふ
尾長や千鳥が智恵子の友だち
もう人間であることをやめた智恵子に
恐ろしくきれいな朝の天空は絶好の遊歩場
智恵子飛ぶ


233:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/06 03:14:39 0
真昼(まひる)      ルコント・ドゥ・リイル

「夏」の帝(みかど)の「真昼時(まひるどき)」は、大野(おほの)が原に広ごりて、
白銀色(しろがねいろ)の布引(ぬのびき)に、青天(あをぞら)くだし天降(あもり)しぬ。
寂(じやく)たるよもの光景(けしき)かな。耀く虚空(こくう)、風絶えて、
炎(ほのほ)のころも、纏(まと)ひたる地(つち)の熟睡(うまい)の静心(しづごころ)。

眼路眇茫(めぢびようぼう)として極(きはみ)無く、樹蔭(こかげ)も見えぬ大野らや、
牧(まき)の畜(けもの)の水かひ場(ば)、泉は涸(か)れて音も無し。
野末遙けき森陰は、裾(すそ)の界(さかひ)の線(すぢ)黒み、
不動の姿夢重く、寂寞(じやくまく)として眠りたり。


234:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/19 00:41:11 0
 運慶は今太い眉(まゆ)を一寸(いっすん)の高さに横へ彫り抜いて、
鑿の歯を竪(たて)に返すや否や斜(は)すに、上から槌を
打(う)ち下(おろ)した。堅い木を一(ひ)と刻(きざ)みに削(けず)って、
厚い木屑(きくず)が槌の声に応じて飛んだと思ったら、

小鼻のおっ開(ぴら)いた怒り鼻の側面

がたちまち浮き上がって来た。その刀(とう)の入れ方がいかにも無遠慮であった。
そうして少しも疑念を挾(さしはさ)んでおらんように見えた。
「よくああ無造作(むぞうさ)に鑿を使って、
思うような眉(まみえ)や鼻ができるものだな」
と自分はあんまり感心したから独言(ひとりごと)のように言った。
するとさっきの若い男が、
「なに、あれは眉や鼻を鑿で作るんじゃない。
あの通りの眉や鼻が木の中に埋(うま)っているのを、
鑿(のみ)と槌(つち)の力で掘り出すまでだ。
まるで土の中から石を掘り出すようなものだからけっして間違うはずはない」と云った。


235:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/19 00:45:09 0
色の浅黒い眉毛(まみえ)の濃い大柄(おおがら)な女で、
髪を銀杏返(いちょうがえ)しに結(ゆ)って、
黒繻子(くろじゅす)の半襟(はんえり)のかかった素袷(すあわせ)で、
立膝(たてひざ)のまま、札(さつ)の勘定(かんじょう)をしている。
札は十円札らしい。
女は長い睫(まつげ)を伏せて
薄い唇(くちびる)を結んで一生懸命に、
札の数を読んでいるが、その読み方がいかにも早い。
しかも札の数はどこまで行っても尽きる様子がない。
膝(ひざ)の上に乗っているのはたかだか百枚ぐらいだが、
その百枚がいつまで勘定しても百枚である。


236:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/19 00:48:44 0
 庄太郎は町内一の好男子(こうだんし)で、至極(しごく)善良な正直者である。
ただ一つの道楽がある。
パナマの帽子を被(かぶ)って、夕方になると水菓子屋(みずがしや)の店先へ腰をかけて、
往来(おうらい)の女の顔を眺めている。
そうしてしきりに感心している。そのほかにはこれと云うほどの特色もない。


237:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/19 00:51:45 0
遥(はるか)の青草原の尽きる辺(あたり)から
幾万匹か数え切れぬ豚が、群(むれ)をなして一直線に、
この絶壁の上に立っている庄太郎を目懸(めが)けて鼻を鳴らしてくる。
庄太郎は心(しん)から恐縮した。けれども仕方がないから、
近寄ってくる豚の鼻頭を、一つ一つ丁寧(ていねい)に檳榔樹の洋杖で打っていた。
不思議な事に洋杖が鼻へ触(さわ)りさえすれば豚はころりと谷の底へ落ちて行く。
覗(のぞ)いて見ると底の見えない絶壁を、
逆(さか)さになった豚が行列して落ちて行く。
自分がこのくらい多くの豚を谷へ落したかと思うと、
庄太郎は我ながら怖(こわ)くなった。
けれども豚は続々くる。
黒雲に足が生(は)えて、青草を踏み分けるような勢いで無尽蔵(むじんぞう)に鼻を鳴らしてくる。


238:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/19 00:57:23 0
死にますとも、と云いながら、女はぱっちりと眼を開(あ)けた。大き
な潤(うるおい)のある眼で、長い睫(まつげ)に包まれた中は、ただ一面に
真黒であった。その真黒な眸(ひとみ)の奥に、自分の姿が鮮(あざやか)に
浮かんでいる。
 自分は透(す)き徹(とお)るほど深く見えるこの黒眼の色沢(つや)を眺め
て、これでも死ぬのかと思った。それで、ねんごろに枕の傍(そば)へ口を付け
て、死ぬんじゃなかろうね、大丈夫だろうね、とまた聞き返した。すると女は黒
い眼を眠そうに(みはっ)たまま、やっぱり静かな声で、でも、死ぬんですもの
、仕方がないわと云った。


239:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/19 01:02:06 0
 奥歯を強く咬(か)み締(し)めたので、鼻から熱い息が荒く出る。
こめかみが釣って痛い。眼は普通の倍も大きく開けてやった。
 懸物(かけもの)が見える。行灯が見える。畳(たたみ)が見える。
和尚の薬缶頭(やかんあたま)がありありと見える。
鰐口(わにぐち)を開(あ)いて嘲笑(あざわら)った声まで聞える。
怪(け)しからん坊主だ。どうしてもあの薬缶を首にしなくてはならん。
悟ってやる。
無だ、無だと舌の根で念じた。
無だと云うのにやっぱり線香の香(におい)がした。何だ線香のくせに。


240:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/20 17:56:57 0
『変形の記録』(安部公房)  皇軍の少将閣下が銃撃されて死に、
彼の魂は肉体から離れる。閣下の魂は、飢えて昏睡状態の浮浪児を見つ
け、その魂を追い出して身体を乗っ取る。浮浪児の魂は「小父さん。困るよ」と言って後を
追うが、身体にさわることができない。どうやら、死んだ閣下の肉体
も、かつて乗っ取られたものであるらしかった

241:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/20 17:59:00 0
『完全映画(トータル・スコープ)』(安部公房)  
東洋映画会社は諸方面から多額の資金を集め、観客が映
画の内容をそのまま事実として体験できる、「完全映画
」を開発する。しかし、試写会で『怪獣ゾガバの東京見
物』を体験したAはゾガバ同様に狂暴化し、『ナポレオ
ンの生涯』を体験したBは肉体が消滅してしまうなど、
思わぬ事態が起こり、「完全映画」開発は失敗に終わる
(*実はこれは、破産寸前の東洋映画が金を集めるための詐欺だった)。 



242:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/20 18:00:37 0
『ユープケッチャ』(安部公房)  ユープケッチ
ャは体長一センチ五ミリの昆虫で、自分の糞を主食と
する。移動する必要がないため肢は退化して、なくなっ
てしまった。ユープケッチャは体を左に回転させつつ食べ、
食べながら脱糞する。糞はつねにきれいな半円を描く(*→
〔箱船(方舟)〕2の『方舟(はこぶね)さくら丸』にも、
自給自足の閉鎖系の象徴として、この虫が出てくる)



243:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/20 18:10:13 0
『バベルの塔の狸』(安部公房) 
 詩人の「ぼく」が公園のベンチに坐っていると、「ぼ
く」の日頃の空想から生まれた「とらぬ狸」
が現れ、「ぼく」の影をくわえて逃げる。影がなけれ
ば、影の原因の肉体も消えるのが当然で、「ぼく」は透明人間になる。
「ぼく」は、人間たちの空想の集積であるバベルの塔を訪れるが、気
づくと再び公園のベンチに坐っていた。



244:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/20 21:24:41 0
『他人の顔』(安部公房)  実験中に液体空気が爆発し、
「ぼく」の顔はケロイド瘢痕におおわれる。以来、妻との夫婦
関係も絶える。「ぼく」は合成樹脂の仮面を作り、他人の顔を手に
入れ、妻を誘惑する→〔妻〕6c。



245:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/20 21:27:26 0
『闖入者』(安部公房)  深夜、見知らぬ九人家族が、独身のK君の
住む安アパートを訪れ、部屋に上がりこんで居すわる。多数決の原理に
よって、食事の用意などをK君は要求される。管理人や交番に助けを求めても取り合ってもらえず、弁護士の所へ行くと、彼も
また十三人の闖入家族に苦しめられている。K君は疲れ果てて縊死する。



246:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/02/20 21:32:13 0
『カンガルー・ノート』(安部公房)  「ぼく」の脛
に、かいわれ大根が生え出し、皮膚科の医者は「私の手
には負えない」と言って、「ぼく」を自走ベッドに寝かせ
て追い出す。「ぼく」はベッドとともに賽の河原へ行き、病院へ行
き、最後に廃駅にたどり着く。かいわれ大根は脛に密生し、やがて「
ぼく」は駅構内で死ぬ→〔自己視〕3。



247:名無しさん@ピンキー
07/02/21 01:47:28 O
平野と丘陵の境界線には何があるの?

248:名無しさん@ピンキー
07/02/21 02:05:18 O
よし
やまだゆうすけ
みやべみゆき
ひがしのけいご
あさだじろう

249:名無しさん@ピンキー
07/02/21 09:20:40 O
カート・ヴォネガット

250:名無しさん@ピンキー
07/02/25 17:17:57 O
たのしい幼稚園

251:名無しさん@ピンキー
07/02/25 20:37:39 0
ブルーベリーってうまいの

252:名無しさん@ピンキー
07/02/25 20:48:09 O
楳図かずお
乙一
森博嗣

253:名無しさん@ピンキー
07/02/25 20:55:05 0
乙一プッ

254:名無しさん@ピンキー
07/02/25 21:11:37 0
>>248
小学校中学年向け?

255:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:49:44 0
>>178


人生終わってるな

256:名無しさん@ピンキー
07/02/26 13:25:22 O
「失われた時を求めて」読んでます

257:名無しさん@ピンキー
07/03/01 11:59:23 O
日記型小説でおすすめは?

258:名無しさん@ピンキー
07/03/01 23:04:14 0
おしまいの日

259:名無しさん@ピンキー
07/03/02 06:22:11 O
バウのエロい投稿

260:名無しさん@ピンキー
07/03/02 06:29:14 O
日記はないのかな?

261:名無しさん@ピンキー
07/03/02 18:38:36 0
眼の中には劍を藏つてゐなければならぬ。
背の上の針鼠には堪へてゐなければならぬ。
太陽には不斷の槍を投げてゐなければならぬ。


262:名無しさん@ピンキー
07/03/02 18:45:18 0
X―という女の人の私室である。この女の人は平常可愛い猫を飼っていて、
私が行くと、抱いていた胸から、いつもそいつを放して寄来すのであるが、
いつも私はそれに辟易(へきえき)するのである。抱きあげて見ると、
その仔猫には、いつも微かな香料の匂いがしている。
 夢のなかの彼女は、鏡の前で化粧していた。私は新聞かなにかを見ながら、
ちらちらその方を眺めていたのであるが、アッと驚きの小さな声をあげた。
彼女は、なんと! 猫の手で顔へ白粉(おしろい)を塗っているのである。
私はゾッとした。しかし、なおよく見ていると、それは一種の化粧道具で、
ただそれを猫と同じように使っているんだということがわかった。
しかしあまりそれが不思議なので、私はうしろから尋ねずにはいられなかった。
「それなんです? 顔をコスっているもの?」
「これ?」
 夫人は微笑とともに振り向いた。そしてそれを私の方へ抛(ほう)って寄来した。取りあげて見ると、やはり猫の手なのである。
「いったい、これ、どうしたの!」
 訊(き)きながら私は、今日はいつもの仔猫がいないことや、
その前足がどうやらその猫のものらしいことを、閃光(せんこう)のように了解した。
「わかっているじゃないの。これはミュルの前足よ」


263:名無しさん@ピンキー
07/03/02 19:54:02 O
嶽本野ばら

264:名無しさん@ピンキー
07/03/02 20:07:29 0
香水

265:名無しさん@ピンキー
07/03/03 22:18:21 0
Hな雑学の本

266:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/03/03 23:30:03 O
華麗に保守

267:名無しさん@ピンキー
07/03/04 04:17:49 O
蜜のあわれ 室生さいせい

268:名無しさん@ピンキー
07/03/04 14:55:21 O
ハイパーロリ文学ですね

269:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/03/04 15:02:42 O
今日は香水を見て来るぜ(^◇^;)

270:矢印くん ◆Ripvkk4JmM
07/03/04 15:07:43 O
芸術とは感じるものである。魂=鬼の言霊だとして、それが封じ込められていなければ、ただの文字列に過ぎない。ということで、著者が鬼になって完成させた、マルドロールの歌を推しておこう。ただし初心者にはおすすめできない。

271:名無しさん@ピンキー
07/03/13 08:57:13 0
人間なる一種族ここに眠る
彼らは嘘をつきっぱなしについた
彼らは吉凶につけて花をかざった
彼らはよく小鳥を飼った
彼らは約束の時間にしばしば遅れた
そして彼らはよく笑った

272:名無しさん@ピンキー
07/03/13 22:17:01 O
そうだねおとくいむしだね

273:名無しさん@ピンキー
07/03/14 12:38:30 O
「露光不足の写真」

274:名無しさん@ピンキー
07/03/14 13:36:34 0
友成純一とかグロイのが好き

275:名無しさん@ピンキー
07/03/14 14:37:06 O
上大岡トメのスッキリ、キッパリ

276:名無しさん@ピンキー
07/03/14 19:36:18 O
怜悧な馬鹿判事

277:名無しさん@ピンキー
07/03/16 00:39:19 O
寺山修司

278:名無しさん@ピンキー
07/03/16 12:37:01 O
土屋賢二とか佐藤愛子とか

279:名無しさん@ピンキー
07/03/17 16:21:22 O
エロ本オンリーだっちゃ

280:名無しさん@ピンキー
07/03/19 00:32:55 0
きれいはきたない、きたないはきれい

281:名無しさん@ピンキー
07/03/19 01:17:49 0
そうだねライプニッツに倣いてだね

282:名無しさん@ピンキー
07/03/19 01:32:09 O
ライプニッツぐらいは読んでるよな?

283:名無しさん@ピンキー
07/03/19 01:51:16 0
これなんかどうよ?
URLリンク(www.amazon.co.jp)
URLリンク(www.amazon.co.jp)

284:名無しさん@ピンキー
07/03/20 01:23:29 0
O, my offence is rank, it smells to heaven


285:名無しさん@ピンキー
07/03/20 01:25:03 0
All that glisters is not gold.

286:名無しさん@ピンキー
07/03/20 01:25:53 0
Cowards die many times before their deaths;


287:名無しさん@ピンキー
07/03/20 01:26:50 0
Frailty, thy name is woman.


288:名無しさん@ピンキー
07/03/20 01:30:04 0
All the world's a stage
And all the men and women merely players.


289:名無しさん@ピンキー
07/03/20 13:53:25 O
ゆとり教育馬鹿志向が隆盛を迎えつつある昨今

290:名無しさん@ピンキー
07/03/20 14:27:42 O
薄紙一枚で隔てられた幻想現実のせめぎあいを感じさせるのは、川上弘美

291:名無しさん@ピンキー
07/03/20 14:56:35 O
言葉の連結部からイメージの飛躍を連想できない馬鹿は、もうラノベを読むか、俗受け狙いのルポ小説(某山崎豊子その他)を読むしかない。

292:名無しさん@ピンキー
07/03/20 15:35:18 0
>>282
そうだね。面妖なるおかしみだね。

293:名無しさん@ピンキー
07/03/20 15:50:25 0
少女の張り切ったわき腹だ

294:名無しさん@ピンキー
07/03/20 16:23:10 0
踊りが上手で初心なふりをした
そんな弘にだまされ渚にたたずむ

295:名無しさん@ピンキー
07/03/20 18:51:26 O
最近読んだのは猫殺しマギー

296:名無しさん@ピンキー
07/03/21 01:46:48 O
なにそれ?

297:名無しさん@ピンキー
07/03/21 02:03:04 O
地虫を啄む鳥様だよカス

298:名無しさん@ピンキー
07/03/21 02:26:37 O
また肛門の汚いしかめっ面の無神経か

299:名無しさん@ピンキー
07/03/21 23:22:28 O
低能低俗は愛の流刑地でも読むのが身の丈にあっててキュート

300:名無しさん@ピンキー
07/03/21 23:53:04 O
カフカの流刑地にてはテーマがわかりやすくてよい

301:名無しさん@ピンキー
07/03/22 00:27:53 0
人を食わずにいる子供は、あるいはあるかもしれない。
 救えよ救え。子供……


302:名無しさん@ピンキー
07/03/22 00:29:12 0

 想像することも出来ない。
 四千年来、時々人を食う地方が今ようやくわかった。わたしも永年(ながねん)その中に交っていたのだ。アニキが家政のキリモリしていた時に、ちょうど妹が死んだ。彼はそっとお菜の中に交ぜて、わたしどもに食わせた事がないとも限らん。
 わたしは知らぬままに何ほどか妹の肉を食わない事がないとも限らん。現在いよいよ乃公の番が来たんだ……
 四千年間、人食いの歴史があるとは、初めわたしは知らなかったが、今わかった。真の人間は見出し難い。



303:名無しさん@ピンキー
07/03/22 00:31:30 0
 太陽も出ない。門も開かない。毎日二度の御飯だ。
 わたしは箸をひねってアニキの事を想い出した。解った。
妹の死んだ訳も全く彼だ。あの時妹はようやく五歳になったばかり、
そのいじらしい可愛らしい様子は今も眼の前にある。母親は泣き続けていると、
彼は母親に勧めて、泣いちゃいけないと言ったのは、大方自分で食ったので、
泣き出されたら多少気の毒にもなる。しかし果して気の毒に思うかしら……
 妹はアニキに食われた。母は妹が無くなったことを知っている。わたしはまあ

知らないことにしておこう。
 母も知ってるに違いない。が泣いた時には何にも言わない。大方当り前だと思っているのだろう
。そこで想い出したが、わたしが四五歳の時、堂前に涼んでいるとアニキが言っ
た。親の病には、子たる者は自ら一片(ひときれ)の肉を切取ってそれを煮て、
親に食わせるのが好(よ)き人というべきだ。母もそうしちゃいけないとは言わな
かった。一片食えばだんだんどっさり食うものだ。けれどあの日の泣き方は今想い出しても、人の悲しみを催す。これはまったく奇妙なことだ。


304:名無しさん@ピンキー
07/03/22 01:22:06 O
求人誌

305:名無しさん@ピンキー
07/03/22 01:44:35 O
猪口に一杯

306:名無しさん@ピンキー
07/03/22 01:57:47 O
しゃなりしゃなりと歩く馬鹿女

307:名無しさん@ピンキー
07/03/22 11:40:44 O
しゃなりしゃなりとしゃしゃるとんぼめがね女

308:名無しさん@ピンキー
07/03/22 15:08:27 0
「らぶやん」を読むかな。

309:名無しさん@ピンキー
07/03/22 21:32:25 O
ママレードボーイ

310:名無しさん@ピンキー
07/03/23 01:05:15 O
極彩色のワッペン

400年前のキショ

311:名無しさん@ピンキー
07/03/23 01:17:44 O
オクビハミング

312:名無しさん@ピンキー
07/03/23 01:20:32 O
叱咤激励いささかえげつなし

313:名無しさん@ピンキー
07/03/23 01:22:16 O
>>310
吹いた

314:名無しさん@ピンキー
07/03/23 01:25:52 O
まさか奇書知ってるやつがいるとはwきしょw

315:名無しさん@ピンキー
07/03/23 01:33:01 O
華麗なる巨塔はつまらないので捨てました

316:名無しさん@ピンキー
07/03/24 00:46:16 O
魂=鬼の言霊か、なるほど。

317:名無しさん@ピンキー
07/03/24 00:51:09 O
>>314
奇書がきしょいって?で?

318:名無しさん@ピンキー
07/03/24 01:18:47 O
人間こなれてくると、陳腐なものでも盲従しがち

千の風になってとか陳腐でわかりやすすぎて鼻白むようなものに靡いたり

319:名無しさん@ピンキー
07/03/24 01:30:35 O
わたしのちんぽの前で泣かないでください
そこにわたしはいません

320:名無しさん@ピンキー
07/03/24 01:36:57 O
楽しい保険体育
DT

321:名無しさん@ピンキー
07/03/24 01:56:02 O
わたしに中だしされてホテルで泣かないでください
そこにわたしはいません

322:名無しさん@ピンキー
07/03/24 07:52:18 O
にったじゅん作のエロ本の童貞シリーズ

323:名無しさん@ピンキー
07/03/24 08:02:33 O
完全自殺マニュアル

324:名無しさん@ピンキー
07/03/25 00:21:51 0
今日は外付けハードディスクと深海魚とジャガイモを買ってきた。
ハードディスクはファンレスだから静かとか宣伝してたけど、
実際に使ってみると猛烈にうるさい...
常に回転してるから、3メートル離れていても聞こえるし。
いざという日のためにバックアップが必要だから仕方ないんだけどさ。

深海魚は一切れ68円で、白身魚としてはかなり安かった。
マダラとかカレイは一切れ100円はするんだよね...
ジャガイモと一緒に油で揚げて、Fish&Chipsにする予定。
ビネガーと塩を掛けて食べると美味しいね。

325:名無しさん@ピンキー
07/03/25 01:01:01 0
ぶっちゃけハナモゲラ語で書かれた小説が読みたい

326:名無しさん@ピンキー
07/03/25 02:55:34 0
まさに強制収用だね

327:名無しさん@ピンキー
07/03/25 03:13:05 0
ふと寺山に不安をあおられ、出し抜けに打っちゃりたい気分に駆られることもあるさ

328:名無しさん@ピンキー
07/03/25 07:39:02 O
こち亀

329:名無しさん@ピンキー
07/03/27 01:27:15 O
聖書

330:名無しさん@ピンキー
07/03/27 02:39:23 0
ジョイス
ベケット
バロウズ
ドスト
ブコウスキー
エルンスト

この辺りを読むようなやつならおもしろい

331:ボギー
07/03/27 06:03:01 0
ヘンリー・ミラーの『北回帰線』なんてどうだ?

332:名無しさん@ピンキー
07/03/27 13:20:48 0
変身
ハツカネズミと人間


333:名無しさん@ピンキー
07/03/27 14:32:06 0
展望台から眺望したり鳥瞰したりするガキが夜目とおめ笠のうちみたいな
せこい作品を出しまくり、直視できないレトリックにバカ人間の衆目に一致するだけで
神も照覧しない天皇すら上覧しない正視出来ないくらい低能な文体で
凝視すればうすっぺらなイマジネーションと検分すれば誤診を招くような文法。

低レベル過ぎる。もっと本を読め。


334:名無しさん@ピンキー
07/03/27 14:52:14 0
1コマ目…シチュエーションの説明
 2コマ目…伏線敷き、謎の提示など
 3コマ目…話の急展開
 4コマ目…オチ


335:名無しさん@ピンキー
07/03/27 15:08:39 0
1 この板は馬鹿ばっかり
2 断たねばならない
3 悪の萌芽はあの馬鹿コテ
4 

336:名無しさん@ピンキー
07/03/27 15:46:09 0
>>331
あれはなかなかいいよ


337:名無しさん@ピンキー
07/03/27 16:33:35 O
カフカは微妙
なんか辛気臭い。ところどころクラック的なノイズが入れば退屈じゃないんだが、

338:名無しさん@ピンキー
07/03/27 16:51:38 O
ドカッ ガシッ ヨシの本はある意味小学生向けですね あるいはギャグ

339:名無しさん@ピンキー
07/03/27 17:35:27 0
壁のひび割れ

340:名無しさん@ピンキー
07/03/27 17:56:47 0
>>338
立ち読みするだけでも後ろ暗さってか、羞恥心で
やましげに読むよね
なんか馬鹿にされてる感を感じるね
これとか、恋空、青い空系

341:名無しさん@ピンキー
07/03/27 18:32:33 O
目の回りの細めのひじき何?

342:名無しさん@ピンキー
07/03/27 22:35:31 0
じんじんじんじん血がじんじん
わたしもバージンあなたもばーじん

343:名無しさん@ピンキー
07/03/28 00:14:12 0
そうだね咎わ巡だね
恣意な林檎じゃないよ

344:名無しさん@ピンキー
07/03/28 01:25:22 O
「ゼリーっぽい雑炊とろけじるマンコ」著者俺

345:名無しさん@ピンキー
07/03/28 01:31:29 O
ラグビーボールをつぶしたようなマンコすきすき

346:名無しさん@ピンキー
07/03/28 01:44:34 O
びらびらじんじん血がじんじん あなたもヴァージンわたしもヴァージン ヴァージンブルーーーーズ


347:熱烈投稿愛読者
07/03/28 02:33:52 O
マジで弾丸列車詰め込むだけ詰め込むよ!菊恥底の半魚人カフェ、カバカケロヨ!!モトローラはスケルトンの赤のLEDだね!

348:名無しさん@ピンキー
07/03/28 23:38:58 O
じんじんじんじん血がじんじん

349:名無しさん@ピンキー
07/03/30 00:08:49 0
クロムハーツマガジン


350:名無しさん@ピンキー
07/03/30 00:26:02 O
六法全書

351:名無しさん@ピンキー
07/03/30 00:29:53 0
URLリンク(400000.client.jp)

352:名無しさん@ピンキー
07/03/30 01:56:17 0
じんじんじんじん血がじんじん
わたしもバージンあなたもばーじん


353:名無しさん@ピンキー
07/03/31 00:17:58 0
主は考えた:その仕事を開始するのに価値があるのは何であるか?私は、最初に何を創造しようか?
主は決心した:まず最初に光を創造しよう。
光で、私が創造したところの全てを見ることができる、
光で、私が創造したところの全てが良いか悪いかを試験できる、
光で、私が創造したところの世界が人類に適しているかどうかを私が知ることができる、
光で、真実を表わにすることができる、
輝く光りで、私が世界を装飾しよう。

354:名無しさん@ピンキー
07/03/31 00:20:16 0
大地の上の水は、彼らに与えられた重要な機能について喜んだ。そして彼らの中から幸福の泡で飾られた楽しくそして白色の波々が飛び跳ねた。
その水は、大地の岸々を愛撫した、そして好奇心を持って人間を待った。




355:名無しさん@ピンキー
07/03/31 00:22:14 0
月は太陽に嫉妬をもち始めた。
月は心の中で考えた、われら二人、太陽とわたしとどちらが真に価値があるのだろうか?
太陽の光りは、私の光りのように美しく輝いているであろうか?
私は太陽よりも成功していないのであろうか?
なぜ彼はいつも私の後を追従するのか?

月は行って主の前で不平を言った。
月は言った、「世界の主よ、2人の王が1つの王冠を使うことは、公正ではないしまた可能でもないでしょう。」
主は、月の意図を理解した、そして彼の嫉妬に関してたいへんに激怒した。
主は月に言った、「本当に、月よ、あなたは正しい。
真実、2つの光りが1つの王冠を使うことはできない。
それゆえ、おまえ、月は昼間の冠を放棄する、そして夜の光りを統治するであろう。
太陽 - 彼が昼間を統治するであろう。」

356:名無しさん@ピンキー
07/03/31 00:24:12 0
主はアダムに質問した:「そしておまえは?何と言う前か?」
アダムは言った:「わたしは、わたしの名前は『アダム』です。なぜならば主が私を土で創造したからです。」
主は続けて質問した:「そしてわたしは - わたしの名前は何か?」
アダムは言った:「あなたは、あなたの名前は『主』です。なぜならばあなたが全ての世界の主人だからです。」
天使ガブリエルは両目を下にして恥じた、そして全ての天使たちも同じく恥じた。



357:名無しさん@ピンキー
07/03/31 00:29:54 0
わたしは知っている、将来に大地の民が彼らの中で戦いを起こすであろう、憎しみと嫉妬ゆえに地上で多くの戦いがあるであろう。
それゆえ、全ての世界に属するような人間をわたしは創造しよう、生まれくるアダムの子孫の全てを同じに造ろう --- 同じ価値になるであろう:全てが同じ土の子孫であり、そして全てが最初のアダムの子孫である。 」
その時、人は彼の仲間にこう言うことはできない:「わたしはあなたの家族よりも尊敬されるべき家族である、わたしはあなたの土地より良い土地の生まれである

358:名無しさん@ピンキー
07/03/31 00:32:18 0
主は、最初に、アダムに深い眠りを落とした。そして彼の睡眠中に
1本のあばら骨を取り出し、
そしてその骨から女を創造した。
アダムは眼をさました時に、両目を開いて、向いに女を見た。
大きな微笑みが彼の顔に広がった、そして女は彼に微笑みで答えた。



359:名無しさん@ピンキー
07/03/31 00:36:23 0
果実のある木々と美しい木々を成長させるように、草、若草を大きくするように。
木々は成長し、果実を与えるであろう、それは食べ物があるであろう、人間に、家畜に、野獣に、鳥に。
木々は成長し、それはまた陰を与えるであろう。
木の陰で人の子が暑い日中に休むであろう、そして木の幹から人は自分の家を建てるであろう。」
「そうします」、大地は主に言った。


360:名無しさん@ピンキー
07/03/31 00:38:40 0
悲しみの文字「i」は隅に孤独に立ち、混乱し、恥じ入りて、目には涙を浮かべた。
なぜサラーの名前から私をはじき出すのであろうか?
その罪は何なのであろうか?
文字「i」は歩み、主の前で不平を言った。
文字「i」は泣いて言った:「私が小さいという理由で、今や私を取り除いたのでしょうか?
私が小さな1本足でのみ立ち、しかも大地にすらとどかないということで十分ではないのですか?」
文字「i」はむせび泣いた、「いつも私はすぐに倒れてしまいそうに見え、今や本当に光栄なるサライの名前の中から取り除かれている。」

361:ボギー
07/03/31 00:46:32 0
加藤諦三の
『言いたいことが言えない人
「恥ずかしがり屋」の深層心理』
この本を見たときは驚いた。
まるで僕の事をどこかで見てて、
観察して書いたのかと思うほど
そっくりそのままの事が書いてあった。

362:荒らし☆だよ
07/03/31 01:09:39 O
URLリンク(www.2chan.net)

↑エロい●学生があんなコトやこんなコト!?
 スゲー( ̄□ ̄;)!!

363:名無しさん@ピンキー
07/04/01 00:58:21 0
URLリンク(tomo0032.exblog.jp)

364:名無しさん@ピンキー
07/04/02 00:08:03 0
「ロンパリやまぴー」

365:名無しさん@ピンキー
07/04/02 00:10:17 0
「イタ公運ちゃん」

366:名無しさん@ピンキー
07/04/02 00:12:50 0
「女子供は拡張団」

367:名無しさん@ピンキー
07/04/02 00:16:02 0
「しらっこ竹の子医者はお前」

368:名無しさん@ピンキー
07/04/02 00:18:32 0
「片手落ち町医者はハーフ不可触民」

369:名無しさん@ピンキー
07/04/02 01:17:09 0
脇の下を丹念に隠しながらマシンガントークしてください。

370:名無しさん@ピンキー
07/04/02 01:20:19 0
おしりを誇らしく凝視しながら良い夢を見てください。

371:名無しさん@ピンキー
07/04/02 01:21:27 0
夢を叶えるコツは頭を冷やしてエレガントにウィンクする事です。

372:名無しさん@ピンキー
07/04/02 12:02:59 O
たんねんに隠しながら死ぬ音

373:たか
07/04/03 20:12:24 O
おいしいコーヒーシリーズ

374:名無しさん@ピンキー
07/04/03 20:26:44 O
たんねんに隠しながら死ぬ

375:名無しさん@ピンキー
07/04/03 23:16:08 O
めばえ

376:名無しさん@ピンキー
07/04/04 00:18:31 0
表皮を執拗になぞるだけの小説が好き

377:名無しさん@ピンキー
07/04/04 09:57:58 O
「ドグラ・マグラ」

378:名無しさん@ピンキー
07/04/08 13:23:58 0
 私が荷風を根柢的に通俗と断じ文学者に非ずと言をなしたのは
この意味であつて、筆を執る彼の態度の根本に「如何に生くべきか」
が欠けてをり、媚態を画くに当つて人の子の宿命に身を以て嘆くことも
身を以て溺れることも身を以てより良く生きんとすることもない。
単なる戯作の筆と通俗な諦観のみではないか。


379:名無しさん@ピンキー
07/04/08 13:34:08 0
いのちを人にささげる者を詩人という。唄(うた)う必要はないのである。
詩人純粋なりといえ、迷わずにいのちをささげ得る筈はない。そんな
化物はあり得ない。
その迷う姿をあばいて何になるのさ何かの役に立つのかね?
 我々愚かな人間も、時にはかかる至高の姿に達し得るということ、
それを必死に愛し、まもろうではないか。軍部の偽懣(ぎまん)と
カラクリにあやつられた人形の姿であったとしても、死と必死に戦い、
国にいのちをささげた苦悩と完結はなんで人形であるものか。
 私は無償の行為というものを最高の人の姿と見るのであるが、
日本流にはまぎれもなく例の滅私奉公で、戦争中は合言葉に至極簡単に
言いすてていたが、こんなことが百万人の一人もできるものではないのである。
他のためにいのちをすてる、戦争は凡人を駈(か)って至極簡単に奇蹟(きせき)
を行わせた。


380:名無しさん@ピンキー
07/04/08 13:35:21 0
彼等は基地では酒飲みで、ゴロツキで、バクチ打ちで、女たらしであったかも知れぬ。
やむを得ぬ。死へ向って歩むのだもの、聖人ならぬ二十前後の若者が、
酒をのまずにいられようか。せめても女と時のまの火を遊ばずにいられようか。
ゴロツキで、バクチ打ちで、死を怖れ、生に恋々とし、
世の誰よりも恋々とし、けれども彼等は愛国の詩人であった。

381:名無しさん@ピンキー
07/04/08 13:35:40 O
でらべっぴん

382:名無しさん@ピンキー
07/04/08 13:55:01 0
 然し芸術は理論でない。芸術は理論的に説明し得るものではない。
若し理論によって説明し得る芸術があるとすれば、それは本来芸術ではなかったのだ。
芸術は芸術それ自らのもつ感銘によって読者に訴えるものだ。
 私は昨日までの二日間に於て、新らしき文学の本質問題を述べ、
従来の末梢的な新興文学と称するものを否定し、プロレタリア文学を
否定し無気力な老人趣味的文学を否定した。そして、反逆的な、それ故、

時代創造的な意思によって、血と肉の人間悲劇を語るものが文学であることを
述べた。私に許された紙数は至極簡単な、

いわば骨組的な荒筋を述べるほかに仕方がなかったが、
然したとえ幾十枚の紙数を許されたにしても、理論は結局理論でしかない。

いかほど具体的に詳述するとしても、芸術家は芸術以外に武器はない。


383:名無しさん@ピンキー
07/04/08 14:00:09 0
 もとよりスタンダアルの描いた人間は新鮮ではない。彼は性格を主目的に
描かなかつたとはいへ、結局最後に性格が滲みでてくるわけであるが、
それらの性格も新鮮でない。別に新鮮な角度から認識されてはゐないのである。
 けれども私に興味のあるのは、かういふ文体も可能であるといふことであつた。
全然性格を無視した人間の把握の仕方、常に事件の線的な動きだけで物語る文体、
さういふものが百年前にもあつたのである。それが直接私の文学の啓示にはならないまでも、
さういふ荒々しい革命的な文体すら可能であるといふことを知ると、
私は自分の文学の奇蹟を強く信じ期待していいやうな元気のあふれた気持になる。
私も人間の性格なぞはてんで書きたいと思はない。然しスタンダアルの描いた人間は平凡である。


384:名無しさん@ピンキー
07/04/08 14:06:50 0
383→ジグザグ論旨の「スタンダアルの文体」
382悪びれない青臭さが身上の「新しき文学」
379 380→「特攻隊に捧ぐ」

堕落インテリヤンキー坂口安吾

385:名無しさん@ピンキー
07/04/08 14:07:11 0
URLリンク(pr6.cgiboy.com)
モコミチに似ててかっこいいよ

386:名無しさん@ピンキー
07/04/08 14:25:24 0
 彼は或ホテルの階段の途中に偶然彼女に遭遇した。
彼女の顔はかう云ふ昼にも月の光りの中にゐるやうだつた。
彼は彼女を見送りながら、(彼等は一面識もない間がらだつた。)
今まで知らなかつた寂しさを感じた。……



387:名無しさん@ピンキー
07/04/08 14:28:15 0
死体は皆親指に針金のついた札をぶら下げてゐた。その又札は名前だの
年齢だのを記してゐた。彼の友だちは腰をかがめ、
器用にメスを動かしながら、或死体の顔の皮を剥(は)ぎはじめた。
皮の下に広がつてゐるのは美しい黄いろの脂肪だつた。
 彼はその死体を眺めてゐた。それは彼には或短篇を、
―王朝時代に背景を求めた或短篇を仕上げる為に必要だつたのに違ひなかつた。
が、腐敗した杏(あんず)の匂に近い死体の臭気は不快だつた。
彼の友だちは眉間(みけん)をひそめ、静かにメスを動かして行つた。
「この頃は死体も不足してね。」
 彼の友だちはかう言つてゐた。すると彼はいつの間にか彼の答を用意してゐた。
―「己(おれ)は死体に不足すれば、何の悪意もなしに人殺しをするがね。」
しかし勿論彼の答は心の中にあつただけだつた。


388:名無しさん@ピンキー
07/04/08 14:30:51 0
 それは或本屋の二階だつた。二十歳の彼は書棚にかけた西洋風の梯子(はしご)に登り、
新らしい本を探してゐた。
モオパスサン、ボオドレエル、ストリントベリイ、イブセン、シヨウ、トルストイ、……
 そのうちに日の暮は迫り出した。しかし彼は熱心に本の背文字を読みつづけた。
そこに並んでゐるのは本といふよりも寧(むし)ろ世紀末それ自身だつた。
ニイチエ、ヴエルレエン、ゴンクウル兄弟、
ダスタエフスキイ、ハウプトマン、フロオベエル、……
 彼は薄暗がりと戦ひながら、彼等の名前を数へて行つた。
が、本はおのづからもの憂い影の中に沈みはじめた。
彼はとうとう根気も尽き、西洋風の梯子を下りようとした。
すると傘のない電燈が一つ、丁度彼の頭の上に突然ぽかりと火をともした。
彼は梯子の上に佇(たたず)んだまま、
本の間に動いてゐる店員や客を見下(みおろ)した。
彼等は妙に小さかつた。のみならず如何にも見すぼらしかつた。
「人生は一行(いちぎやう)のボオドレエルにも若(し)かない。」
 彼は暫(しばら)く梯子の上からかう云ふ彼等を見渡してゐた。……


389:名無しさん@ピンキー
07/04/08 14:34:26 0
 彼女はかがやかしい顔をしてゐた。それは丁度

朝日の光の薄氷(うすらひ)にさしてゐるやうだつた。
彼は彼女に好意を持つてゐた。しかし恋愛は感じてゐなかつた。
のみならず彼女の体には指一つ触(さは)らずにゐたのだつた。
「死にたがつていらつしやるのですつてね。」
「ええ。―いえ、死にたがつてゐるよりも生きることに飽(あ)きてゐるのです。」
 彼等はかう云ふ問答から一しよに死ぬことを約束した。
「プラトニツク・スウイサイドですね。」
「ダブル・プラトニツク・スウイサイド。」
 彼は彼自身の落ち着いてゐるのを不思議に思はずにはゐられなかつた。



390:名無しさん@ピンキー
07/04/08 14:35:46 0
 彼はペンを執(と)る手も震へ出した。のみならず涎(よだれ)さへ流れ出した。
彼の頭は〇・八のヴエロナアルを用ひて覚めた後の外は一度もはつきりしたことはなかつた。
しかもはつきりしてゐるのはやつと半時間か一時間だつた。
彼は唯薄暗い中にその日暮らしの生活をしてゐた。
言はば刃のこぼれてしまつた、
細い剣を杖にしながら。

391:名無しさん@ピンキー
07/04/08 15:34:56 O
才知縦横芥川くんですね?

392:名無しさん@ピンキー
07/04/08 18:30:59 0
Tokyograffitiが好き
一度買ってミレ

393:名無しさん@ピンキー
07/04/09 00:56:14 0
↑馬鹿が映るのでいやです


見目麗しい濃醇ちん液

394:名無しさん@ピンキー
07/04/09 01:20:26 0
セロテープは商標名であり、一般名はセロハンテープと言う。
宅急便は商標名であり、一般名は宅配便と言う。
ベトナムなど東南アジアで自動二輪車を指す時に多用されているホンダは商標名であり、一般名はオートバイまたはモーターサイクルと言う。


395:名無しさん@ピンキー
07/04/09 01:46:51 0
>>391
そうだね、せっくすどらっぐろっけんろーる、だね

396:名無しさん@ピンキー
07/04/10 02:29:54 0
しょ・する【処する】
「しょする」を大辞林でも検索する


[動サ変]しょ・す[サ変]

1 ある情況に身を置いて、それに応じた行動をとる。「世に―・する術」「難局に―・する」



事を取りさばく。処置する。「事を―・する」

その刑罰を与える。「厳罰に―・する」




397:名無しさん@ピンキー
07/04/10 03:24:22 0
あらしの夜にとか、恋空とか幼稚園児向けの小説は絶対読めない
恥ずかしくて立ち読みしてる姿を見られたくない
YOSHIとか一瞬の風になれとか・・・使い捨て小説プッ

398:名無しさん@ピンキー
07/04/10 05:22:39 O
この世に読めないとか恥ずかしいとか無いんだよ。
それがわからない、もしくは知らないお前らは精神童貞だ。

399:名無しさん@ピンキー
07/04/10 14:36:40 0
>>398
無知蒙昧の徒

そして白痴とサード童貞あたりの半可通その他高慢ちきなロリやショタ女などはすべて
煉獄行き。
もしくは、4月から3月へと強制収監させるべき。

400:名無しさん@ピンキー
07/04/10 14:38:16 0
>>395

401:名無しさん@ピンキー
07/04/10 16:19:27 0
URLリンク(vpt5.kir.jp)

402:名無しさん@ピンキー
07/04/10 20:57:02 O
童貞の人は少女漫画読み過ぎた人だと思うよ?恋愛を男が美化してしまうと受け身になってしまうから、少なくとも女への敬意とかそういうものは最小限まで減した方がよい


403:名無しさん@ピンキー
07/04/10 23:11:02 0
マーケティング訴求型小説に価値などない。

404:名無しさん@ピンキー
07/04/11 00:56:53 0
>>399

同意。稚拙の域を出ないのがガキの特権、修練修養不十分な未熟さゆえに
文盲的発意は避けられない、と言ってしまうのは甘言に過ぎると言ったところか

405:名無しさん@ピンキー
07/04/11 02:32:53 0
小ばかは魔法のⅰランドのようなお遊戯場が大好きらしいから、隔離私設としてはちと有効度は高いね。

406:↓童貞・処女にぴったり
07/04/11 02:51:45 0
中学2年のとき、
 あの事件が起きて、世界が終わった。
 あたしは汚い。
 なのに、こぅちゃんは
 抱きしめてくれたね。
 ありがとう、こぅちゃん。
 あたし、生きるよ!

自分がレイプされたなんて思いたくなくて・・・。
その現実がすごくきつくて。
でもこぅちゃんは、全部受けとめてくれたね。
あたし達は、ずっとずっと一緒だと思っていたよ。

―こぅちゃんが死んでしまって、
あたしには、何の光も見えなかった。


きもすぎる。青臭い。たいして悲劇的でもない。稚拙。アート性皆無。
ありきたりな展開。同情誘うだけのごみ。

世の中どんどん馬鹿が増えてきてうれしいが、ちっとは高める努力もしないと
日本がやヴぁくなるね

407:名無しさん@ピンキー
07/04/11 03:14:56 O
>>405
魔法のアイランドのって、小説なのかあれ?馬鹿が書いたただの作文だよ。
てか、あまりにパターンが同じすぎて笑えるし

408:名無しさん@ピンキー
07/04/11 10:21:12 O
魔法アイランドってなに?落書き帳?

409:名無しさん@ピンキー
07/04/11 12:41:02 O
チャンプロード

410:名無しさん@ピンキー
07/04/15 16:15:48 0
「やるなら話すが、やるだろうね、お前さん。話し
た後で厭(いや)だなんて云われちゃ困るが。きっとやるだろうね」
 どてらはむやみに念を押す。自分はそこで、
「やる気です」
と答えた。しかしこの答は前のように自然天然には出なかっ
た。云わばいきみ出した答である。大抵の事ならやって退
(の)けるが、万一の場合には逃げを張る気と見えた。だ
からやりますと云わずにやる気ですと云ったんだろう。―
―こう自分の事を人の事のように書くのは何となく変だが
、元来人間は締りのないものだから、はっきりした事はい
くら自分の身の上だって、こうだとは云い切れない。まし

て過去の事になると自分も人も区別はありゃしない。すべ
てがだろうに変化してしまう。無責任だと云われるかも知
れないが本当だから仕方がない。これからさきも危(あや)しいところはいつでもこの式で行くつもりだ。


411:名無しさん@ピンキー
07/04/15 16:23:51 0
して見ると人間はなかなか重宝(ちょうほう)に社会の犠牲になるように
出来上ったものだ。
 同時に自分のばらばらな魂がふらふら不規則に活動する現状を目撃し
て、自分を他人扱いに観察した贔屓目(ひいきめ)なしの真相から割り出
して考えると、人間ほど的(あて)にならないものはない。約束とか契(ちかい
)とか云うものは自分の魂を自覚した人にはとても出来ない話だ。またその約束
を楯(たて)にとって相手をぎゅぎゅ押しつけるなんて蛮行は野暮(やぼ)の至
りである。大抵の約束を実行する場合を、よく注意して調べて見ると、どこかに
無理があるにもかかわらず、その無理を強(しい)て圧(お)しかくして、知ら
ぬ顔でやって退(の)けるまでである。決して魂の自由行動じゃない。はやくか
ら、ここに気がついたなら、むやみに人を恨(うら)んだり、悶(もだ)えたり
、苦しまぎれに自宅(うち)を飛び出したりしなくっても済んだかも知れない。
たとい飛び出してもこの茶店まで来て、どてらと神さんに対する自分の態度が、
昨日までの自分とは打って変ったところを、他人扱いに落ち着き払って比較する
だけの余裕があったら、少しは悟れたろう。


412:名無しさん@ピンキー
07/04/15 16:29:50 0
込み入った事情があって、耐(こら)え切れずに生家(うち)を飛
び出したようなものの、あながち親に対する不平や面当(つらあて)ばかりの無
分別(むふんべつ)じゃない。何となく世間が厭(いや)になった結果として
、わが生家まで面白くなくなったと思ったら、もう親の顔も親類の顔も我慢にも見
ていられなくなっていた。これは大変だと気がついて、根気に心を取り直そうとし
たが、遅かった。踏み答えて見ようと百方に焦慮(あせ)れば焦慮るほど厭になる
。揚句(あげく)の果(はて)は踏張(ふんばり)の栓(せん)が一度にどっと抜
けて、堪忍(かんにん)の陣立が総崩(そうくず)れとなった。
その晩にとうとう生家を飛び出してしまったのである。
 事の起りを調べて見ると、中心には一人の少女がいる。そうしてその少女の傍
(そば)にまた一人の少女がいる。この二人の少女の周囲(まわり)に親がある
。親類がある。世間が万遍なく取り捲(ま)いている。ところが第一の少女が自分
に対して丸くなったり、四角になったりする。すると何かの因縁(いんねん)で自
分も丸くなったり四角になったりしなくっちゃならなくなる。しかし自分はそう
丸くなったり四角になったりしては、第二の少女に対して済まない約束をもって
生れて来た人間である。自分は年の若い割には自分の立場をよく弁別(わきま)
えていた。が済まないと思えば思うほど丸くなったり四角になったりする

413:名無しさん@ピンキー
07/04/15 16:35:21 0
「おいあっちへ廻れ」
と突然受附の声がした。見ると受附は硝子窓の中
に威丈高(いたけだか)に突立って、自分を眼下に睥
睨(へいげい)している。自分は控所を出た。右へ折
れて、廊下伝いに診察場へ上がったら、薬の臭(にお
い)がぷんとした。この臭を嗅(か)ぐと等(ひと)しく、自分も、もうやがて
死ぬんだなと思い出した。死んでここの土になったら不思議なものだ。こう云う
のを運命というんだろう。運命の二字は昔から知ってたが、ただ字を知ってるだ
けで意味は分らなかった。意味は分っても、納得(なっとく)がむずかしかった
。西洋人が筍(たけのこ)を想像するように定義だけを心得て満足していた。け
れども人間の一大事たる死と云う実際と、人間の獣類たる坑夫の住んでいるシキ
とを結びつけて、二三日前まで不足なく生い立った坊っちゃんを突然宙に釣るし
て、この二つの間に置いたとすると、坊っちゃんは始めてなるほどと首肯する。運
命は不可思議な魔力で可憐な青年を弄(もてあそ)ぶもんだと云う事が分る。

414:名無しさん@ピンキー
07/04/15 16:53:05 0
結論を次回に持ち越すためにうやむやな態度で当座をやりすごそうとする羞恥心や怖気に満ちた
人間の虚飾に素直さ赤裸々な品行はうかがえない。

415:名無しさん@ピンキー
07/04/15 23:28:07 0
今日、裏のマンションの工事現場の駐車場に出ていた露店で、
不思議な生き物を買った。 860円也。

体長5センチぐらいの、灰色のふさふさした毛のカタマリのような生き物だ。
足らしきものは見当たらないが、もそもそと動いている。
耳を近づけると、ほんの微かな声で、チーチーと鳴くのが聞こえる。


416:名無しさん@ピンキー
07/04/15 23:29:35 0
ひとみを触っていたら、腹に小さな突起を4つ見つけた。
これが足になって行くのだろうか。

隣の家のインコが、ねずみにやられて、死んだらしい。
可哀想に・・・
ヒトミも気をつけなくてはいけないだろうか。
もしもひとみが死んでしまったらと考えると、胸が張り裂けそうになる。
だいじな、だいじな、ヒトミ。

愛してるよ。



417:名無しさん@ピンキー
07/04/15 23:31:12 0
ヒトミの様子がおかしい。
部屋のすみにじっとうずくまったまま、ほとんど動かない。
以前、バナナを食べたときとまったく同じだ。
心配だ。以前のように、何事もなければよいのだが…
とりあえず、2、3日様子を見よう。

友人のKと夕方から飲みに行く約束だったのだが、
ヒトミのことが心配なので、断りの電話を入れた。
電話中に、Kが I に、ヒトミのことを喋った件について、問いただしたところ、
Kは、I に喋っていないと言う。
Kはつまらない嘘をつく男ではないので、本当だろう。
では誰から聞いたのだろうか・・・
公園で、目撃した人の噂話か? どんな噂話になっているのだろう。
ヒトミのことを、化け物のように言うやつは、俺が許さない。



418:名無しさん@ピンキー
07/04/15 23:32:42 0
昼過ぎ K が、ワインを手土産に訊ねてきた。
日曜ということもあり、昼間から飲みながら、ヒトミ談義。
K の好奇心は、俗な厭らしさがない。
純粋にヒトミを楽しみ、可愛がってくれる。
いい友達を持った。



419:名無しさん@ピンキー
07/04/15 23:34:00 0
町内会の回覧板で、
猫いらず(ネズミ用の毒)と、粘着パッド(ゴキブリホイホイのネズミ版)の、
共同購入のお知らせが来ていた。
ネズミの害は、かなり深刻化しているらしい。
ウチにまわってきた時点で、ほとんどの家が、購入を希望していた。
これで退治できるといいのだが。



420:名無しさん@ピンキー
07/04/15 23:35:24 0
体毛

口の方から、朱、黄、灰色 の3色

長さ1~2cm

腹部分の体毛が、背部分の体毛より短く細い

形状

幅1cmほどの亀裂のような口

底面の直径1cm、高さ1.5cmほどの逆さ円錐状の四肢

前足の間に直径1.5mmほどの、赤い突起物が2つ

頭部分より、5cmほどの長さの触覚のような毛のカタマリ

目、鼻の存在は、確認されていない

鳴き声

チーチー、チークチーク、チチッチチッ

421:名無しさん@ピンキー
07/04/16 00:29:19 0
ひとみを触っていたら、腹に小さな突起を4つ見つけた。
これが足になって行くのだろうか。

隣の家のインコが、ねずみにやられて、死んだらしい。
可哀想に・・・
ヒトミも気をつけなくてはいけないだろうか。
もしもひとみが死んでしまったらと考えると、胸が張り裂けそうになる。
だいじな、だいじな、ヒトミ。

愛してるよ。

422:名無しさん@ピンキー
07/04/17 14:29:37 0
・夜の魂 天文学逍遙 C・レイモ 2000円
・夜の国 心の森羅万象をめぐって L・アイズリー 2500円
・星投げびと コスタベルの浜辺から L・アイズリー 2600円
・周期律 元素追想 P・レヴィ 2500円
・五つの感覚  イタロ・カルヴィーノ追想 F・ゴンザレス = クルッシ 2000円
・星界小品集 ゼンマイ仕掛けのスペースオペラ P・シェーアバルト 1600円
・子午線 メートル異聞 D・ゲージュ 2427円
・超人の午餐 過激で痛快な超人論 L・ポーウェル 1600円




423:名無しさん@ピンキー
07/04/18 00:02:54 0
、「視覚的失認」患者は、目の前に様々な物を知覚していなが
ら、それを生命のない抽象的世界としか捉えることができない
。たとえば一輪のバラを受け取った患者は、「約三センチありま
すね。ぐるぐると丸く巻いている赤いもので、緑の線伏のものが
ついている」ということが分かっても、それが「バラ」である
ことも、親愛の印としてもらったものであることもどうしても理解
できないのである(38頁)。従って近親者の写真を見せられても、
「なにか抽象的な判じ物のテストをやらされるときのような態度」
でしかそれを眺めることができない。つまり、彼の「視覚世界」に
は抽象的なかたちしかない




424:名無しさん@ピンキー
07/04/18 00:07:13 0
そうだね、妻を帽子と間違えた男ですね

いま右脳の弱った馬鹿が多いからおすすめする

425:名無しさん@ピンキー
07/04/18 00:10:10 0
>>417
ヒトミを養ってる場合じゃない。男ならヒトミに養ってもらえるくらいの器量よしにならないと。

426:名無しさん@ピンキー
07/04/18 00:50:43 O
>>424
レナードの朝の原作者だね
しかし、妻をかぶる男、、なかなかの発想だな

427:名無しさん@ピンキー
07/04/18 00:52:44 0
小林よしのり

428:名無しさん@ピンキー
07/04/18 00:53:32 O
>>408
魔法の図書館は中学生で卒業してください、って感じのただの携帯恋愛小説で有名なとこ。

429:名無しさん@ピンキー
07/04/18 01:05:31 0
恋に値段をつけるとしたら・・・。。。。。


あなたの恋の値段はいくらですか?
お嬢様育ちのOLなおは、ある日ホストの翼に出会ってしまう。
今まで自分が接してきたホストとは何もかもが違う翼。なおはそんな翼の一番の客でいるために、高級ソープ嬢になることを選択する。
果たして彼女の恋の行方は・・・・・・。
2000年から2006年までWEB上に掲載され話題となった「翼の日記」を再編集し書籍化。
相手がホストなので、彼女になることを望むわけでもなく、
ただ、彼のために いいお客さんになろうと。。。
もちろん、心から それでいいと 思っていたわけじゃないと思う。。

誰かのために 自分のすべてを失ってもいいとは なかなか 思えない。。読み終わったら・・悲しくて、つらくて、切なくなった。。
たとえ、相手がホストでも 『恋におちた』のだろう。。
きっと、純粋な人なんだろうな・・と 思った。。
でも、もし、彼女が ワタシの身近にいる友達だったら・・・。。。
『好きなんだから 仕方ないよ・・』とは 絶対に言えない。
多分、全力で 止めただろうと 思う。
ワタシだったら・・・。。。

430:名無しさん@ピンキー
07/04/18 01:40:00 0
業種 吉原高級ソープランド
店名 エクセレントクラブ男爵(だんしゃく)
所在地 〒111-0031東京都台東区千束4-21-3
Yahoo!地図情報を表示する
googleマップを表示する
連絡先 03-3874-3116
営業時間 11:00~24:00
ご予約受付時間 10:30~24:00(※1)
ご入浴料 25,000円/130分(税込)
40,000円/190分(税込)
ご送迎 最寄の駅までお迎えに上がります
メールアドレス info@c-baron.com
(※1)非会員様のご予約は
ご来店予定日の前日、または当日AM10:30より、承ります



431:名無しさん@ピンキー
07/04/18 13:06:08 0
本田透

432:名無しさん@ピンキー
07/04/18 21:07:52 0
排便哲学

433:名無しさん@ピンキー
07/04/20 01:57:11 0
片意地張ってる男

434:名無しさん@ピンキー
07/04/23 01:53:16 0
出版社/著者からの内容紹介
千の視点によって語られる「まほろ町」の千日の物語。いかなる微細なものも逃さぬ文体と、重層的な描写が開く新しい小説の可能性


内容(「BOOK」データベースより)
「私は風だ」「私は闇だ」―。小説の視点は一ページごとに変わる。その千の視点によってつむぎ出される「まほろ町」と、少年・世一、そして一羽の鳥の千日の物語。いかなる微細なものも逃さぬ文体と重層的な描写は、まったく新しい小説の地平を切り開いた。

435:名無しさん@ピンキー
07/04/23 02:33:03 O
女をがつがつ意地汚く食べる本がよみたい

436:名無しさん@ピンキー
07/04/23 03:16:52 O
瑠璃ってなに?

437:名無しさん@ピンキー
07/04/24 16:08:15 0
てか、妻を帽子をと間違えた男なんて、そんなタイトルに冠するほどの
レトリックでもないでしょ。おばかにはちょうどいい、キャッチコピーかもしれなけど
それにしても世の中馬鹿が多いね。

438:名無しさん@ピンキー
07/04/24 16:09:10 0
>>436
丸山健二の頭のことだよ

千日の瑠璃はなかなかの実験的小説だけど、堅苦しすぎて売れなかった。

439:名無しさん@ピンキー
07/04/24 16:34:02 0
名前:(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/04/24(火) 08:49:15
そーせきレンジのじょいす超級をしらず中間小説的三四郎などを読んだのみで大衆作家なぞと蝶々する薄知あわれw
一生へたくそ粗ちんちんタニザキの二級文体でも拝んどけppp
(^艸^){すで笑える。すで

虞美人草と草枕よめwww神の文才


うざいなこいつ

440:名無しさん@ピンキー
07/04/24 21:01:39 0
オメコマガジン

441:名無しさん@ピンキー
07/04/25 01:19:25 0
現代口語演劇理論である。平田オリザの演劇の外見的特長として「とき
に聞き取れないようなぼそぼそした声で喋る」「複数のカップル
の会話が同時進行する」「役者が客席に背を向けて喋る」などが挙
げられる。また、登場人物たちがはただただ舞台上で淡々と会話を続
けていく。これらはみな、「人間の日常はドラマティックな出来事の
連続ではなく、静かで淡々とした時間が多くを占めるが、人間のそのも
のの存在が十分に劇的であり、驚きに満ちている」という理念から来て
おり、これまでのありのままの日本語から解離した演劇理論を見直して、日
本人のあるべき自然な言葉を、舞台上に再構築し、それを見つめ直していこ
うという意思が込められている。ただし、

442:名無しさん@ピンキー
07/04/27 01:09:42 0
叙景詩 自然の風景などを写生的・客観的にありのままに描写する詩。
※ 作者の心情より主として風景や風物の描写に重点が置かれており、
視覚的な要素が強く絵画的になるが、単に風景のみが描写されていてもそこに
作者の心情がにじみ出る作品が多く、叙情詩と叙景詩の厳密な区分は難しい。



443:名無しさん@ピンキー
07/04/27 01:11:03 0
歴史上の事件や人物などを中心にうたった詩。
 古代ギリシャで起きた雄大な事件、英雄の伝記、建国など
をテーマにして作られた詩に始まる。ホメロスの「オデュッセ
イア」や「イーリアス」、ダンテの「神曲」、ミルトンの「失楽
園」などがその典型。

 日本では中世の「平家物語」、「太平記」、アイヌ伝説の「ユーカラ」などが
叙事詩の性質を強くもつ。



444:名無しさん@ピンキー
07/04/27 07:49:05 O
最強!都立あおい坂高校野球部

兵藤うぜぇ

445:名無しさん@ピンキー
07/04/30 03:34:02 O
低能、詩ぐらい読め

446:名無しさん@ピンキー
07/04/30 19:05:37 O
いくら本読んでも結局童貞だから

447:名無しさん@ピンキー
07/05/02 01:38:39 O
種田山頭火

448:名無しさん@ピンキー
07/05/04 02:11:54 0
改行すればみんな詩になる

なんてうそぶいて、逃げ道確保しているようじゃ

ひとつも詩なんてかけないよ、このひと。


449:静かな人ほど成功する
07/05/06 22:35:15 0
原著「Wisdom of the Ages」は、全世界
20 言語に翻訳されており、北米では40
万部のベストセラーとなっております。
内容は、3,000 人近くにも及ぶ過去の偉
人や賢人たちの中から、ダイアー自身の
人生に大きく影響を与えた25名を選び抜
いて、彼らの名言・名詩をまとめたもの
です。しかしながら本書の特徴は単なる
箴言集ではなく、ダイアー博士が自分の
体験や失敗談を読者に対して、気さくに
語りかけてくれるものであり、誰もが簡
単に読め、読者を劇的に変える「復活プ
ログラム」になっています

450:静かな人ほど成功する
07/05/06 22:37:04 0
静かな人ほど成功する (単行本(ソフトカバー))
ウエイン・W. ダイアー (著), 浅岡 夢二 (監修), 伊藤 淳 (翻訳)

(4件のカスタマーレビュー)
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451:名無しさん@ピンキー
07/05/08 13:03:07 0
「なぜ、夏の間に食べ物を貯えておかなかったのですか?」
 キリギリスは、答えた。
「暇がなかったんだよ。日々歌っていたからね」
 するとアリたちは、嘲笑って言った。
「夏の間、歌って過ごしたお馬鹿さんなら、冬には、夕食抜きで踊っていなさい」



452:名無しさん@ピンキー
07/05/08 13:07:10 0
鳥刺しが、ウズラを捕まえてそして殺そうとした。ウズラはどうか助けてくれるようにと懸命
に命乞いをした。
「お願いです、どうか私を生かしておいて下さい。生かしておいて下さるならば、私は、たくさ
んのウズラをおびき寄せて、あなたの慈悲に報います」
 すると、鳥刺しがこう答えた。
「お前の命を奪うのにためらう必要がなくなった。お前は、自分の友達や身内を裏切って、助か
ろうとするのだからな」



453:名無しさん@ピンキー
07/05/08 13:10:51 0
 ライオンは、しきりに不満を申し立てジュピター神をうんざりさせていた。
「ジュピター神よ。私は大変な力があり、姿形も素晴らしく、鋭い牙も鉤爪も持っています。私
は森に棲む全ての動物の支配者なのです。しかし、その私が、オンドリのトキの声に恐怖しなけ
ればならぬとは、なんと不名誉なことでしょうか」
 するとジュピター神がこう言った。
「故無く責め立てるではない。お前には、私と同じ性質を全て与えてやった。その一つの例を除
いては、お前の勇気は決して挫かれることはないのだ」
 この話を聞いて、ライオンは悲嘆して一声唸ると、臆病な自分に憤り死んでしまいたいと願っ
た。このような考えを思いめぐらせていると、ゾウに出合った。ライオンはゾウと話をしようと
近づいていった。すると、ライオンは、ゾウが耳をバタバタさせているのを見て、どうしてそん
なにしょっちゅう、耳をバタつかせるのかと尋ねた。と、その時、蚊がゾウの頭の上にとまった。
 するとゾウがこう言った。
「プーンと唸って飛ぶ、このちっぽけな虫が見えますか? こいつが耳に入ったならば、私は一
巻の終わりなのです」
 するとライオンが言った。
「こんなに巨大な動物が、ちっぽけな蚊を怖がるとは・・・・、私ももう不平は言うまい。そして死
にたいなどと考えるのもよそう。ゾウに比べればまだましだ」


454:名無しさん@ピンキー
07/05/08 13:19:19 0
 遠い伝説によると、最初の人間を造ったのはジュピターで、
最初の牛を造ったのはネプチューンで、最初の家を造ったのは女神ミネルヴァだったそうだ。
 神々が仕事を終えたとき、一番完璧な仕事をしたのは誰か。
ということで言い争いになった。そこで神々は、
酷評家のモーモスに判定を委ねた。
 ところが、モーモスは、彼らの仕事がとても妬ましく、
皆のあら探しをはじめた。最初にネプチューンの仕事を非難して言うには、
突く所が、よく見えるように、牛のツノは目の下につけるべきだった。
次にジュピターの仕事を非難して言うには、悪意ある者を警戒できるように、
人間の心は外側につけるべきだった。そして最後に、
女神ミネルヴァを罵倒して言うには、隣人が嫌な奴だと分かった時に、
容易に移動できるように、家の土台には鉄の車輪をつけるべきだった。
 ジュピターは、モーモスの露骨なあら探しに、腹を立て、
裁定者としての権能を剥奪し、オリンポスの神殿から追い出した。



455:名無しさん@ピンキー
07/05/08 13:23:17 0
ある、言い伝えによると、ジュピター神は、鳥たちの王様を決めようとしたことがあったそ
うだ。ジュピター神は、鳥たちの集まる日時を決め、その中で一番美しい者を王様にするとい
うお触れを出した。
 カラスは自分が醜いことを知っていたので、美しく装うために、野や森を見てまわり、他の鳥
たちが落とした羽を拾い集め、身体中に貼りつけた。
 約束の日、鳥たちはジュピター神の前に集まった。そして、色とりどりの羽で着飾ったカラス
も姿を見せた。ジュピター神は、カラスの羽が美しいので、彼を、王様にしようとした。 
 すると、鳥たちは、憤然と異議を申し立て、それぞれ自分の羽をカラスから引き抜いた。



456:名無しさん@ピンキー
07/05/08 18:09:36 O
走れメロス

457:名無しさん@ピンキー
07/05/08 23:56:19 0
二つの壷が、川に流されていた。一つは陶器の壷で、一つは真鍮の壷だった。
 陶器の壷が、真鍮の壷に言った。
「どうか、私から離れていて下さい。あなたが、ほんの少しでも触れたら、私は粉々に砕けてしまいます。」



458:名無しさん@ピンキー
07/05/09 01:06:29 0
ある日のこと、手と、足と、口と、目が、腹に反旗を翻してこう言った。
「君はいつもなにもしないで、怠けてばかりいて、贅沢ザンマイ、好き放題ばかりしている。我々は、君の為に働くのは、もう、うんざりだ。」
 体の各部分たちは、このように、日頃の鬱憤をぶちまけると、それ以後、腹の助けをするのを拒んだ。しかし、すぐに、体全体がやせ衰えていった。



459:名無しさん@ピンキー
07/05/09 01:58:11 0
そしてただ一つの語の力をかりて

ぼくはもう一度人生を始める

ぼくは生まれた  おまえを知るために

おまえに名づけるために

自由(リベルテ)  と


460:名無しさん@ピンキー
07/05/11 23:30:47 0
最近読み始めたんだが、オトメン 乙男は面白いな。

461:名無しさん@ピンキー
07/05/13 13:02:50 0
「こころねはおしはかることしかできないとうそぶくきまぐれおんなをころすためにうまれてきたおとこ」
これはおもしろい詩集です

462:名無しさん@ピンキー
07/05/13 13:30:13 O
>>460
業の深さを感じれば、くだらない漫画などにはまる暇はない

463:名無しさん@ピンキー
07/05/13 17:42:54 O
マッチョメンの世界制覇、幻獣編のほうがおもしろい。

464:名無しさん@ピンキー
07/05/13 23:13:16 O
マッチョになりたい

465:名無しさん@ピンキー
07/05/16 02:37:43 0
おばかなマーケティング小説なんか読む暇あったら
バイロン
キーツ
の詩ぐらい嫁

466:名無しさん@ピンキー
07/05/16 20:38:54 0
・ユリア100式
・レイプマン


467:名無しさん@ピンキー
07/05/20 17:43:04 O
ユリアは読ませてよ。
まぁネタが童貞の妄想並なんだがなwww

468:名無しさん@ピンキー
07/05/21 01:22:43 0
悲しみの文字「i」は隅に孤独に立ち、混乱し、恥じ入りて、目には涙を浮かべた。
なぜサラーの名前から私をはじき出すのであろうか?
その罪は何なのであろうか?
文字「i」は歩み、主の前で不平を言った。
文字「i」は泣いて言った:「私が小さいという理由で、今や私を取り除いたのでしょうか?
私が小さな1本足でのみ立ち、しかも大地にすらとどかないということで十分ではないのですか?」
文字「i」はむせび泣いた、「いつも私はすぐに倒れてしまいそうに見え、今や本当に光栄なる
サライの名前の中から取り除かれている。」


469:名無しさん@ピンキー
07/05/21 02:29:06 O
>>465
バイロンの物語詩は最高だね。

470:名無しさん@ピンキー
07/05/29 03:42:16 0
焼け おお 生命が炎える
      市川 夢の常夜燈
      舞う 縄文の蛍たち
少女の乳首の尖きに富士とがり
恋の継ぎ橋に立ちすくむ若者の瞳に
どんな鳥が歌ってくれなかったろうか
幸福より長い永遠はありはしないと
      市川 炎える生命
      常夜燈の夢


471:名無しさん@ピンキー
07/05/29 03:43:45 0
星明り ああ 暗闇が祈る
      市川 伏流水の歌
      跳ねる 影の魚たち
若者の眉の上に銀河雪崩れ
雲の涯に身を投げる少女の足裏
どんな波が叫んでくれなかったろうか
瞬間より深い宇宙はありはしないと
      市川 祈る暗闇
      歌の伏流水



472:名無しさん@ピンキー
07/05/29 03:45:43 0
ここ 曙の湧きでる丘 ●× 目をあげて
  きみとぼく きみとぼく 光と光 涙のなかからも
  きらめかねばならない 若い稲妻 ゆんゆん
  ああ 何のために人間はいるのか
  発信しよう 激しい愛を
  青さのむこう 昼の空の星にまで
  発信 ゆんゆん 発信 ゆんゆん 発信 ゆんゆん 光と光


473:名無しさん@ピンキー
07/05/29 12:36:11 O
やんやん ゆんゆん

474:名無しさん@ピンキー
07/05/29 12:40:22 O
メガミマガジン

475:名無しさん@ピンキー
07/05/30 16:56:22 O
洗車マガジン

476:名無しさん@ピンキー
07/06/07 03:31:39 0
野に咲くすみれ、
うなだれて、草かげに。
やさしき すみれ。
うら若き 羊飼の女、
心も空に足かろく、
歌を歌いつ
野を来れば。

「ああ」と、切ない思いのすみれそう。
「ああ、ほんのしばしでも、
野原で一番美しい花になれたなら、
やさしい人に摘みとられ
胸におしつけられたなら、
ああ、ああ
ほんひと時でも」

ああ、さあれ、ああ、娘は来たれど、
すみれに心をとめずして
あわれ、すみれはふみにじられ、
倒れて息たえぬ。されど、すみれは喜ぶよう。
「こうして死んでも私は
あの方の、あの方の
足もとで死ぬの」


477:名無しさん@ピンキー
07/07/02 23:57:30 O
すべての新人コテに手をだす構図 どこでどのくらいの経験だかしらないが、でかいつらして、八方美人てきに媚びる。口からうまれてきたような
男は、常に過去の自慢、同輩以下には偉そうだったり、おちょくり 冷やかし そして、コミュニティにずかずかはいり、関係を壊す。女にうえており、他人のものはおれのもの

478:名無しさん@ピンキー
07/07/03 10:39:48 0
家庭教師のおねいさま

479:名無しさん@ピンキー
07/07/03 12:31:07 O
アメリカの白魔術

480:名無しさん@ピンキー
07/08/01 03:32:08 0
病いへずうつうつとして春くるる

481:名無しさん@ピンキー
07/08/01 03:36:13 0
ねそべつて書いて居る手紙を鶏に覗かれる

482:名無しさん@ピンキー
07/08/01 03:40:14 0
一つの湯呑を置いてむせてゐる

483:名無しさん@ピンキー
07/08/01 04:27:54 O
石川啄木

484:名無しさん@ピンキー
07/08/01 15:02:26 O
シリカを豊富にフレッシュボトリング

485:名無しさん@ピンキー
07/08/01 23:33:06 O
太陽の塔

お前らみたいなモテナイ主人公がある意味奮闘する話だ
しかし、先程読み終えたが最後は切なくて泣けた

486:名無しさん@ピンキー
07/08/02 04:03:07 O
石川啄木

487:名無しさん@ピンキー
07/08/02 04:10:08 O
一宿一飯思想の無頼派、種田山頭火

488:名無しさん@ピンキー
07/08/02 04:59:25 0
RemixとLOUDと週刊少年ジャンプは毎号買ってるよ

489:名無しさん@ピンキー
07/08/05 01:06:53 0
だれも 見てゐないのに
咲いてゐる 花と花
だれも きいてゐないのに
啼いてゐる 鳥と鳥

通りおくれた雲が 梢の
空たかく ながされて行く
青い青いあそこには 風が
さやさや すぎるのだらう

草の葉には 草の葉のかげ
うごかないそれの ふかみには
てんたうむしが ねむつてゐる

うたふやうな沈黙(しじま)に ひたり
私の胸は 溢れる泉! かたく
脈打つひびきが時を すすめる


490:名無しさん@ピンキー
07/08/05 01:09:01 0
今は 二月 たつたそれだけ
あたりには もう春がきこえてゐる
だけれども たつたそれだけ
昔むかしの 約束はもうのこらない

今は 二月 たつた一度だけ
夢のなかに ささやいて ひとはゐない
だけれども たつた一度だけ
そのひとは 私のために ほほゑんだ

さう! 花は またひらくであらう
さうして鳥は かはらずに啼いて
人びとは春のなかに笑みかはすであらう

今は 二月 雪の面(おも)につづいた
私の みだれた足跡……それだけ
たつたそれだけ―私には……


491:名無しさん@ピンキー
07/08/05 16:28:50 0
おんなの子あ~したい、こ~したい

492:名無しさん@ピンキー
07/08/05 20:05:44 O
ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する 島田紳助

493:名無しさん@ピンキー
07/08/06 00:31:22 0
危険思想

 危険思想とは常識を実行に移そうとする思想である。



494:名無しさん@ピンキー
07/08/06 00:33:13 0
 神

 あらゆる神の属性中、最も神の為に同情するのは神には自殺の出来ないことである。



495:名無しさん@ピンキー
07/08/06 00:39:57 0
民衆

 民衆は穏健なる保守主義者である。制度、思想、芸術、宗教、―何ものも民衆に愛される為には、

前時代の古色を帯びなければならぬ。所謂(いわゆる)民衆芸術家の民衆の為に愛されないのは必ずしも彼等の罪ばかりではない

496:名無しさん@ピンキー
07/08/06 00:44:11 0
機智

 機智とは三段論法を欠いた思想であり、

彼等の所謂(いわゆる)「思想」とは思想を欠いた三段論法である。


497:名無しさん@ピンキー
07/08/06 00:46:04 0
 人生の悲劇の第一幕は親子となったことにはじまっている

498:名無しさん@ピンキー
07/08/06 00:46:25 0
あらら、たまたまにいぼぼんできたまたま


ということである

499:名無しさん@ピンキー
07/08/06 01:02:29 0
そんなくだらん押韻の口上書はいらないということである

500:名無しさん@ピンキー
07/08/06 01:05:40 0
 徴候

 恋愛の徴候の一つは彼女は過去に何人の男を愛したか、或はどう言う男を愛したかを考え、その架空の何人かに漠然とした嫉妬(しっと)を感ずることである。

   又

 又恋愛の徴候の一つは彼女に似た顔を発見することに極度に鋭敏になることである。



501:名無しさん@ピンキー
07/08/06 01:23:53 0
青いソフトに


青いソフトにふる雪は
過ぎしその手か、ささやきか、
酒か、薄荷(はつか)か、いつのまに
消ゆる涙か、なつかしや。


 意氣なホテルの


意氣なホテルの煙突(けむだし)に
けふも粉雪のちりかかり、
青い灯(ひ)が點(つ)きや、わがこころ
何時(いつ)もちらちら泣きいだす。



502:名無しさん@ピンキー
07/08/06 03:33:01 0
チラチラ
ナイテマス

503:名無しさん@ピンキー
07/08/07 17:26:16 O
神は自殺できないんですか?芥川さん

504:名無しさん@ピンキー
07/08/08 08:02:01 0
Stretching ahead -
The straight road,
Loneliness.


505:名無しさん@ピンキー
07/08/08 08:05:08 0
A vague shape from behind -
Into the drizzle,
Disappearing.



506:名無しさん@ピンキー
07/08/08 08:07:02 0
What they are -
I don't know.
But they're all blooming.



507:名無しさん@ピンキー
07/08/08 08:16:05 0
Like this,
I am put here,
A winter night

508:名無しさん@ピンキー
07/08/08 15:08:39 O
古本屋のエロ本

509:名無しさん@ピンキー
07/08/08 15:41:21 0
北方三国志

関羽と張飛が死んだ・・・

510:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/08 20:20:46 0
たましひのたとえば秋のほたる哉

511:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/08 20:25:36 0
じゃんけんで負けて蛍に生まれたの

池田澄子


千年とひと春かけて鳥堕ちぬ
月夜野にだだだ・だだだと蝶湧きぬ
肛門をゆるめて淋し夏燕


『鹿々集』
攝津幸彦

512:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/08 20:35:44 0
「じゃあ、ここの世界が昭和61年だってことも知らないだろ」

『Aコース』

513:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/08 20:40:53 0
仮想現実世界に入り込み、リアルな感覚でゲームを楽しめるアトラクション
『バー茶ワールド』
高校生の智里は幼馴染の瑠香たちと余人で新作「Fコース」に挑戦した。
任務は深夜の美術館に侵入し、制限時間内に特別展示の絵画を盗み出すこと
敵の激しい攻撃をかわし、ようやく目的の絵を前にしたが


『ブックオフ即売直行』

514:名無しさん@ピンキー
07/08/08 21:32:54 O
短歌ならチョコレート革命が好き

515:名無しさん@ピンキー
07/08/08 21:51:02 O
>>508
いかくさいよそれ

516:名無しさん@ピンキー
07/08/08 22:12:53 O
上の方の英語の詩みたいのは誰の詩ですか~?

517:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/08 22:27:13 0
>>514
とてもいいですよね。初期の俵町は。

518:名無しさん@ピンキー
07/08/08 23:00:31 0
おれの中の殺し屋



519:名無しさん@ピンキー
07/08/08 23:03:39 O
>>517

ですね、かぜのてのひらもスチ

520:名無しさん@ピンキー
07/08/08 23:16:34 O
ぼーいずびー

521:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/09 22:56:12 0
>>519
あの第二歌集は好きじゃない♪

522:名無しさん@ピンキー
07/08/10 01:08:32 0
話は、昨年の朝日新聞の富岡多恵子の文芸時評から始まる。これもまた、
彼女が毎月、言葉について考えていく、というものだったのだけれど。
そこで彼女は、「優雅で感傷的な日本野球」に対して、
「おともだちにしかわからない内輪の言葉で書かれている」と批判している。
それに対して、高橋源一郎の反論があって、
そちらは「文学が…」に収録されている。
 いろいろな言葉(広い意味で)を自由に使う、というのは、
言葉での表現にとって理想である。高橋の場合、まず問題になるものとして、
「サザエさん」とか、「中島みゆきソングブック」といった名詞がある。
それぞれの言葉は、特殊な名詞なので、逆にかなりの情報量を持つことになる。
作者と読者が、それぞれについての共通するイメージを持っていれば、
よけいな表現が不要になって、便利でよい。でも、
わかんない人にはまったくわかんない。
ある特定のグループにしか通じないということが、
富岡にとって、もどかしいのだろう。
 高橋が指摘するのは、これまで多くの“純文学”と称される作品が、
内輪の言葉で書かれてきたということ。それは単語のみならず、
詩歌の作法なども同じだろう。だから、高橋の時評によると、
なぜか文学誌は閉ざされたイメージがする、ということになる。
だから、文学はマジョリティーを獲得できないことになる。
こうした批判をしながら、高橋は自由に言葉を使うことで、
自分の作品の対象となる読者を、限定してしまう、というジレンマに陥っているのではないか。多分、そういうことなんだろうな

523:名無しさん@ピンキー
07/08/10 19:11:00 O
高橋源一郎

つまずいたっていいじゃないか人間だもの

みつを

524:名無しさん@ピンキー
07/08/10 20:03:49 0
こゝろなきうたのしらべは
ひとふさのぶだうのごとし
なさけあるてにもつまれて
あたゝかきさけとなるらむ


525:名無しさん@ピンキー
07/08/10 20:07:53 0
秋は来(き)ぬ
  秋は来ぬ
一葉(ひとは)は花は露ありて
風の来て弾(ひ)く琴の音に
青き葡萄(ぶどう)は紫の
自然の酒とかはりけり

秋は来ぬ
  秋は来ぬ
おくれさきだつ秋草(あきぐさ)も
みな夕霜(ゆふじも)のおきどころ
笑ひの酒を悲みの
盃(さかづき)にこそつぐべけれ

秋は来ぬ
  秋は来ぬ
くさきも紅葉(もみぢ)するものを
たれかは秋に酔はざらめ
智恵(ちえ)あり顔のさみしさに
君笛を吹けわれはうたはむ


526:名無しさん@ピンキー
07/08/10 20:16:40 0
「何だ。お前、ふるえてるじゃないか」
「ふるえてやしません。ソビエット帝国主義の宣伝の狡猾(こうかつ)さが癪(しゃく)に触(さわ)っているだけです」
「アハハ。ソビエット帝国主義はよかったナ。この宣伝に欺されて
うっかりソビエットの治下に這入ったら最後、その国の労働者農民は、今のソビエットと同様に、運の尽きだからね。資本主義の国が人民から搾(しぼ)るものはお金だけ……ところがソビエット主義が人民から
搾(しぼ)り取るものは血から涙から魂のドン底までと云っていいんだからね」
「しかし支那人は直ぐにソビエット主義に共鳴するでしょう」
「ウン。非常な共鳴のし方だ。ドエライ勢で新疆方面に拡がっているが、
しかし支那人の考えている共産主義は、ホントウのソビエット主義とはすこし違うんだよ」
「ヘエ。ドンナ風に違うんですか」
「ホントの共産主義は要するに『他人のものは我が物。わが物は他人のもの』というんだろう」
「そうですね。まあそうですね」
「ところが支那人のは違うんだ。『他人の物は我が物。我が物は我が物』というんだから」
「アハハハハ」
「ワハッハッハッハッ」
「シッ……フイルムに残りますよ」
「……オヤ……。人間レコードが黙り込んだね。モウ済んだんじゃないかな」
「さあ、どうでしょうか。フイルムは三田尻まで大丈夫持ちますよ」

527:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/10 20:28:16 0
春の朝     ロバアト・ブラウニング

時は春、
日は朝(あした)、
朝(あした)は七時、
片岡(かたをか)に露みちて、
揚雲雀(あげひばり)なのりいで、
蝸牛枝(かたつむりえだ)に這(は)ひ、
神、そらに知ろしめす。
すべて世は事も無し。


528:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/10 20:39:33 0
春高樓の花の宴
  めぐる盃かげさして
  千代の松が枝わけいでし
  昔の光いま何處
 
  秋陣營の霜の色
  鳴き行く雁の数見せて
  植うる劔に照りそひし
  昔の光いまいづこ
 
  今荒城のよはの月
  替わらぬ光たがためぞ
  垣に殘るはただかつら
  松に歌ふはただあらし
 
  天上影は替らねど
  榮枯は移る世の姿
  寫さんとてか今もなほ
  鳴呼荒城のよはの月


529:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/10 21:19:21 0
海は荒海(あらうみ)、向ふは佐渡(さど)よ、
  すずめ啼け啼け、もう日はくれた。
  みんな呼べ呼べ、お星さま出たぞ。

  暮れりゃ砂山、汐鳴(しおなり)ばかり、
  すずめちりぢり、又風荒れる。
  みんなちりぢり、もう誰も見えぬ。

  かへろかへろよ。茱萸原(ぐみはら)わけて、
  すずめさよなら、さよならあした、
  海よさよなら、さよならあした。


530:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/10 21:31:38 0
ぼくらはみんな生きている
  生きているから歌うんだ
  ぼくらはみんな生きている
  生きているから悲しいんだ
  手のひらを太陽に すかしてみれば
  まっかに流れるぼくの血潮(ちしお)
  みみずだって おけらだって
  あめんぼだって
  みんなみんな生きているんだ
  友だちなんだ


531:名無しさん@ピンキー
07/08/10 21:49:07 0
美しき誤算のひとつわれのみが昂ぶりて逢い重ねしことも

532:名無しさん@ピンキー
07/08/10 22:45:33 O
おれは世界中のみんなを愛してる。
ほんとうだ。神様に誓ってもいい。
おれはみんなを愛してる、おまえたちみんなを!

533:名無しさん@ピンキー
07/08/11 00:32:35 O
完全自殺マニュアル
自殺のリスク

534:名無しさん@ピンキー
07/08/11 00:48:43 0
明るい生活と僕です
明るい思想と僕です
透明の悦楽と僕です
透明の礼節と僕です
新鮮な食慾と僕です
新鮮な恋愛と僕です

青い過去の憶ひ出は
みんなインキ瓶に詰めてすてました
   ★
力学は暗い
植物は重い
   ★
白い食器
花束と詩集
白い
白い
黄色い
   ★
白い住宅
白い
桃色の貴婦人
白い遠景
青い空

535:名無しさん@ピンキー
07/08/11 00:57:28 O
>>533
いい趣味してますね

536:名無しさん@ピンキー
07/08/11 00:59:47 O
>>531
>>531
>>531
>>531
>>531
>>531

537:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/11 18:05:48 0
船の上 風が強くてあなたのふく
笑うほどハタメクからだがとびそう
白い雲

538:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/11 18:19:00 0
抱きしめて
さらっても
いいんだよ
すぐに
笑ってる
私だけ
信じないでほしい


539:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/11 18:21:18 0
かくれんぼ

どこにかくれているの
僕の君
早く出てきて
僕の人生のどの段階であらわれるの

540:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/11 18:24:49 0
賛美と拒絶はよく似てる

賛美することで
拒絶できるから
あの人をほめて
あの人から逃げた



二重基準

そう思うけどそう思わないとも言える
好きだけど
興味ないとも言える

どっちも本当だけど
どっちかにしないと
話にならないから
杣場に応じていろいろ変える
どっちにしても
真意は同じ

541:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/11 18:29:06 0
以上
銀色夏生「詩集 小さな手紙」より

542:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
07/08/11 18:34:21 0
>>534
北園克衛ですねw馬鹿と常識人にはお奨めできないw

543:名無しさん@ピンキー
07/08/11 18:40:22 0
ひとはひと自分は自分

544:名無しさん@ピンキー
07/08/11 19:03:22 O
>>541
読んでみたくなりました


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