10/07/01 18:39:42 +hsmkq2KO
>>145
月代は元々戦国時代に兜をかぶる時に毛が立つ(気(卦)が立つ)のが
縁起が悪いと言うことで剃っていた。時代劇の舞台、江戸後期はほぼ総髪が主流。
武家と奉行所職員が正装の為、役者や芸人の一部が芸の為に、また力士も月代をしていた。
一度は誰もが元服の儀に月代になるが、剃ってしまうとザラザラ生えて
きたとき見苦しいので剃り続けなくてはならず、一度総髪位に生えると面倒なので
それ以降月代にしなくなったりした。また藩が潰れたり、お役御免で浪人になって
収入がなくなったりした者なども総髪にしていた。
しかし、浪人になっても武士としてプライドが高い人は、
再び召し抱えられるのを夢見て月代を続ける者もいた。
ちなみに時代劇の医者が総髪をしているが、本来この時代の医者と僧侶は
全剃(丸坊主)にしていて、髪型で一目瞭然だった。