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NTTリストラ監視スレッド - 暇つぶし2ch132:名無しさん@電話にはでんわ
01/07/14 13:01
国民の銘柄―。個人株主数で日本最多の150万人を誇るNTTの株主総会が、総会集中日の6月28日に開催された。
 出席者は、前年比3割増の2200人。質問者は13人に上り、2時間50分というロングラン総会になった。それも、「総会屋はほとんどいない」(NTT幹部)という。
 こうした状況だけ聞けば、多くの人は「開かれた総会」だったと想像するに違いない。だが、3時間近い総会は、全く逆の内容だった。
 東京・品川の新高輪プリンスホテル。株主総会が始まって30分が経過したところで、会社側の説明が一通り終わった。そして、議長である宮津純一郎社長が、質疑応答に移ると宣言した。それが、2時間以上も続く波乱の幕開けだった。
 「とにかく、人生が狂いましたね」
 こう前置きした最初の質問者は、1988年の第3次売却時に約15億円を投じてNTT株を購入した事実も披露した。株価は、そこから約3分の1の水準に下落している。株価が下がり続ける90年代から、彼は8年続けて株主総会でマイクを握ってきたという。そうした経験からか、質問の冒頭に、こう念を押した。
 「質問には議長自らお答えください」
 「質問者がいる限り、総会を続けてください」
 この2点について、議長の宮津社長は、「議長にお任せいただきたいと存じます」と答えた。そして、この「議長権限」によって、宮津社長は回答を取締役に任せて、自らはほとんど発言しなかった。
 社員の不祥事、NTTの将来戦略、分割問題、株価低迷…。最初の質問者が繰り出す質問に対して、すべて取締役に答えさせた。
 次期社長についても取締役任せ?
 「次期社長について、宮津社長はどのような人物を選ぼうと考えているのか」という質問も、回答を取締役に任せて、会場から失笑が漏れた。
 質問も、途中で打ち切られていった。3人目の質問者は、冒頭で「今日は16問ある」と言ったが、数問が終わったところで次の株主にマイクが移った。
 こうした総会運営に、株主も次第に苛立っていった。5人目の質問者が発言しようとしたところで、マイクの奪い合いが始まり、数分間にわたって総会が中断した。結局、宮津社長が退場処分を下して、事態を収めた。
 その後も、質問者が何度となく宮津社長に質問を投げかけるが、ことごとく他の取締役に回答させた。そのことに非難の声が上がるたびに、宮津社長は「私が答えているのと同じこと。一体で経営しているのだから」と弁明を繰り返した。
 2時間20分に及ぶ質疑応答の中で、宮津社長が発言したのはわずか3回だった。
 1つは、低迷する株価の見通しに対する質問だった。取締役が「株価はいろいろな要因で動くので、見通しが難しい」と、のらりくらりと回答した後のこと。「補足する」と言って、宮津社長がマイクを取った。
 そして、「情報産業は希望を持てる産業。(中略)産業の将来は暗いものだとは思わない」と発言した。だが、成長する通信業界で、NTTがどのような戦略を持って臨もうとしているのか、その具体像は見えなかった。
 宮津社長の2度目の発言は、竹中平蔵・経済財政担当相が「NTT分割論」を語っていることについてだった。「なぜ反論しないのか」という声に対して、「人間の言論まで統制できませんから」と答えた。
 民間企業とはいえ、これまで政治によって経営が大きく左右されてきたNTT―。それだけに、NTTの取締役たちは、経営の当事者能力を欠いているかのようだった。宮津社長が回答を他人に任せる様は、NTTという企業体の現状ともダブって見える。それが、株価下落を食い止めてほしいと願う株主の神経を逆なでする。
 総会の終盤、12人目の質問者は、壇上の宮津社長に向かってこう言い放った。
 「だいたい、株主が下にいて、あんたが壇上から見下ろすのは間違っていないか」
 だが、「会場の都合上、仕方なかった」と説明するにとどまった。そして、その10分後、3つの議案の採決へと移った。会場の前列に陣取る「社員株主」と見られる人々が、拍手とともに「異議なし」と声を上げて、次々と可決していく。もはや株主は抵抗を諦めていた。
 午後0時50分、閉会。NTT史上最長の株主総会は、空しさだけを残した


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