13/09/01 15:00:26.32
スマートフォン(多機能携帯電話)を利用する中学生の6割が、面識のない人とメールなどをした経験がある‐。兵庫県立大などが姫路市内の中学生約千人を対象に実施した調査で、こんな結果が出
た。手軽にさまざまな人と連絡が取れる無料通信アプリ「LINE(ライン)」の普及が背景にあるとみられるが、専門家は「知らない人とつながるのは危険。保護者も実態を知ってほしい」と注意を
呼び掛ける。
県立大環境人間学部の竹内和雄准教授(生徒指導論)の研究室と、姫路市中学校生徒指導担当者会の共同調査。今年6月、同市内3校の計998人に尋ねた。
携帯電話の所持率は男子53・3%、女子69・3%。そのうち、スマートフォンを持っているのは男子56・1%、女子53・3%で、いずれも携帯所持者の半数を超えた。
「面識がない人とメールなどをしたことがある」と答えたのは、一般の携帯電話を持つ生徒が40・2%だったのに対し、スマートフォン利用者は58・1%。メールなどのやりとりが1日30通以
上に上ったり、携帯を1日3時間以上触ったりする割合もスマートフォン利用者が大きく上回った。
竹内准教授によると、面識がない人とメールなどをやりとりするようになるきっかけは、LINEや短文投稿サイト「ツイッター」などの利用にあるという。こうした交流ツールは若者を中心に広く
普及しているが、書き込みが事件に発展したり、いじめに悪用されたりするケースも相次ぐ。
兵庫県内では7月、LINEの書き込みに腹を立てた宝塚市内の女子中学生2人が、面識のない女子中学生を殴るなどしたとして逮捕、送検された。神戸市立中学校の男子生徒が同級生らに現金を脅
し取られた事件では、被害生徒と一部の加害生徒がLINEで知り合っていたことが判明。LINEなどで連絡を取り、女子中学生に裸の画像を送らせるなどしたとして男3人が逮捕される事件も起き
ている。
竹内准教授は「知らない人とつながるのは、子どもにとってはスリリングで魅力的。今回の調査結果は姫路市だけの傾向ではない。危険性について保護者などがしっかり教える必要がある」と強調し
ている。
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
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