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東電OL殺人事件 被害者渡辺泰子さんは慶應大経済学部卒
■「週刊新潮」2007年3月22日号に掲載された元大学教授の述懐
松田美智子(作家)が東電OL馴染みの元大学教授(経済学)から聞いた話が
「週刊新潮」に掲載された。東電OLが殺害されて10年後である。
印象に残った箇所を列記する。
①事件の3年前の夜、道元坂地蔵近くの路地で声をかけられ、最後に会ったのは
事件前日の3月7日。3年間で彼女に支払った金の総額は168万円。
②コンサートや美術館、京都で仏像巡りをなんども誘ったが、実現しなかった。
③「私なんかリストラでいつ飛ばされるか分らない。あそこ以外では使い物に
ならないから」と言うので、経済調査室は情報の中枢をなす部署なんだから、
無くなったりしないよ、と慰めた。
(註・『東電OL症候群』によると、泰子がつとめていた「経営企画室」は、組織改革されてなくなった)
④僕がなによりひかれたのは彼女のクレバーさ、上品さ、気持ちのよさ。職業柄、
ドクターコースの女性を大勢知っているが、きちんと理論が整理されているのは、
彼女がトップ。
⑤叶うことなら、彼女のお骨の前で懺悔したい。ご家族にもお詫びしたい。
⑥事件から数ヵ月後、30年近く奉職していた大学を定年退職。彼女の冥福を祈りながら、
余生を過ごしたい。
⑦約1年後、彼女が葬られている墓地を見つけ、やっとお参りができた。大好きだった
お父さんと同じお墓で、本当によかった。