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同級生のかばんから財布を盗んだとして、山形署は17日、山形大学医学部医学科5年平山香菜容疑者(22)(山形市桜田西)を窃盗容疑で逮捕した。
同大生の逮捕者は今年度4人目。結城章夫学長が16日の記者会見で謝罪し、学生に対する指導強化の方針を表明したばかり。
在校生からは「ここまで不祥事が続くと、就職活動に影響するのでは」と不安の声も聞こえる。
同署などによると、平山容疑者は9日午後1時半~2時15分頃、同市飯田西の山形大医学部校舎1階女子更衣室で、ロッカー内にあった同級生の女子学生(22)のかばんから、
現金数百円や保険証などが入った財布(約2万5000円相当)を盗んだ疑い。
財布がなくなったことに気付いた女子学生が更衣室を探し平山容疑者のかばんの中から財布を見付けた。調べに「つい盗んでしまった」と供述しているという。
同大では今年4月以降、窃盗や住居侵入などの疑いで、すでに学生3人の逮捕者を出している。また、同大付属中学校の元教諭が4月に県青少年健全育成条例違反容疑で、
9月には同大付属病院の医師が道交法違反(酒気帯び運転)容疑で、それぞれ逮捕されている。
16日の会見で「大変異常な事態で、深刻な状況」などと謝罪したばかりの結城学長は18日、今回の事件について「極めて残念なこと。状況を把握して対応したい」とのコメントを出した。
同大総務課は「学生に指導を行っている最中の出来事で大変残念。さらに学生に対する指導を厳しく徹底する」と話した。
相次ぐ不祥事に、地域教育文化学部3年の女子学生(20)は「また学生が逮捕されたと聞いて驚いている。就職活動が控えているので、悪いことで大学名が出て、自分の評価にも影響しないか心配」と表情を曇らせる。
人文学部2年の男子学生(19)は「個人の問題という部分もあるが、何か起きそうな時は、周りの人も注意しないといけない」と話した。
(2012年10月19日 読売新聞)
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