11/08/21 22:15:44.77 ImtDWjZN
千葉市の閑静な住宅街に、某私立大学のキャンパスがある。
偏差値は40程度で、底辺校といわれる大学だ。
平日の昼過ぎ、授業中の教室を覗くと、小学校の「学級崩壊」よりも
ひどい光景が広がっていた。
福祉関係の講義中で、生徒は約200人。
講師に背を向けておしゃべりに興じる生徒など、まだかわいいものだ。
見渡すと、ハンバーガーとポテトを頬張る女子学生、
4人で固まってポータブルゲーム機を弄ぶ男子学生たち、
大きなイヤホンをつけて肩でリズムをとる者、
机に突っ伏してイビキをかく者……。
ペンを持ってノートに向かっているのは数人だけ。
講師が声を張り上げる。
「静かにしなさい。そこッ、テストの時に食べ物を食べていたら、
即アウトですからね!」
唖然とするような注意だが、それぐらいでは生徒は見向きもしない。
数分後、講師の堪忍袋の緒が切れた。
「講義は聞きたい人にだけやります。
出席はしたことにしてあげますから、
聞きたくない人はもう帰ってください!」
一瞬、教室が静まりかえったかと思うと、
学生たちは次から次へと立ち上がり、教室から出ていった。
残ったのはたった15人だけだった―。
某雑誌2011年2月25号