10/12/18 18:17:04
大学生の就職説明会で4年生の女子学生に取材を申し込むと、
いきなり「仕事がないんです。私を新聞社で雇ってくれませんか」と
懇願された。名古屋市内の有名女子大に通う彼女は
「内定を取れないのは私に問題がある。企業の採用活動は
もう終わりそうで、来春の卒業までに就職が決まらなかったらどうしよう」
と不安を隠せない。
彼女に「就職活動の体験を教えて」と頼まれ、怒られるのを覚悟で、
私が活動した約20年前のバブル景気絶頂期の状況を話した。
内定が簡単に出て、企業は内定者を他社に取られないように
海外旅行や宴会に連れ出した。就職後すぐにバブルが崩壊し、
知人の勤める会社は倒産するなど厳しい環境に激変したことも付け加えた。
彼女は「想像できない。新卒の採用数がこんなに少ないのは
バブル入社の社員が多いせい」と、予想通り厳しい反応だった。
師走のまちを大勢の学生が仕事を求め走り回る。彼女は別れ際、
「取材を受けた貴重な経験を面接の時に言ってもいいですか」。
前向きな姿勢に、「もちろん」と即答した。【中村宰和】
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