13/02/16 09:34:02.66
「昔は良かった」症候群
今どきのニッポン(若者・こどもたち)はダメだ、昔はそうではなかった・・・
幻想の「美しい昔」を語るオヤジたちがいますが、昔っていつのことだろうか。
どういう昔が良い昔なんだろうか。わが家の両親は「昔なんて全然良くなかった」と断言してますが。
こないだ本屋で立ち読みした地方出版物が印象に強く残っている。地方都市の写真館の主が
30~40年前に撮影した町並みの風景を、定点観測のように今現在の様子と比較した写真集。
昔の町は、汚らしかった!市街を流れる川はほとんどゴミ溜め。悪臭で大変だったという解説が
ついていた。川にあんなにゴミを捨てるなんて、昭和30年代のあの町の人たちには「公共心」が
なかったらしい。
父に言わせると、たとえば通勤電車の乗降マナーも昔の方がずっと酷かったらしい。
「列を作って電車を待っていても、いざ電車のドアが開くとメチャクチャになるのが普通だった、
若かったから出来たんだなあ」。不機嫌不親切な駅員、入るのに勇気がいるほど不潔なトイレ、
終電まぎわの酔っぱらいたちの醜態 etc etc。
「公共心」「規範」とか、それって本当に昔の日本にあったのか。いつの昔の物語なんだろうか。
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