12/09/04 09:30:43.81
なんでも日本人の民族性によって物事を見ようとするのは、
精神論絶対主義の裏返しで、かえって日本人らしいとしか言いようがない。
個人の性格や行動というファクターはもちろん遺伝など民族性に影響されるような部分も多いとはいえ、
社会の上部構造である支配層が行った政策によって影響を受けるという面が大きいのは間違いない
で、1985年の中曽根政権あたりで何があったかと言うと...
国鉄や電電公社の民営化、労組解体や累進課税の緩和など、明らかに戦後の歴史の中でも
自民党や官僚や大企業トップといった支配層が行う施策に大変化が訪れたというわけだよ
この年悪名高い「プラザ合意」というのがあって土地や金融の規制緩和も行われ、
日本はバブルの道に突き進んでゆく
弱者切り捨てというのは日本人の伝統芸でも何でもなく、
バブル期に行われた政策による結果の、当然の成り行きだったのだよ
新自由主義は高度なものでは全くないし、ただの反動的なイデオロギーにすぎない
ただ、バブルでカネの味を覚え、日本の庶民は傲慢で酷薄な性格に変わってしまったということ
高度経済成長時代が良いとも思わないが、まだ今よりも日本人の心には美点があったと思うのだが。
日本人がカネや女など世俗的な事にしか関心が及ばない民族というのは同意できるが