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中原英臣(医学博士)/健康【狂】時代『週刊新潮2007.4.12』
今年も新学期が始まりました。
中学や高校に進学した新入生にとって、
最も楽しみなことの一つは部活を選ぶことでしょうが、
運動部を選ぶ時は気をつけないといけません。
理由は簡単で、部活の指導者のほとんどが単にサッカーや野球が
好きというだけの社会や国語の教師だからです。
スポーツ医学やトレーニングの知識の足りない指導者に限って、
根性や礼儀といった精神主義を重視し、
体が痛いからといって部活を休むなどとんでもない、
ということになります。
効果的な練習は1日1時間半を週3回もすれば十分
というのがスポーツ医学の常識で、
それ以上の練習はむしろ危険とされています。
それなのに、部活で1日2時間の練習を
週6日もしている学校がたくさんあります。
そのため部活でスポーツ障害になる生徒が後を絶ちません。
例えば、オスグッド病になったことがある中学高校の
サッカー部員は20%もいるというデータがあります。