12/05/25 00:40:49.80
>>639-640
統計の調査手法に層化抽出法というものがある。
統計学的には、母集団を同質の集団に層分けして調査を行うことで、
より精度の高い集計結果を得ることが出来ることが知られている。
(ちなみに、平均の算出は各層の平均を計算して、それを加重平均する。)
ここで、重要なポイントは、各層の精度を出来るだけ良くすることなのだが、
実は統計の精度は「標本の数」を大きくしても大して良くならない事が知られている。
(URLリンク(www.campus.ouj.ac.jp)の130ページ、
もちろん、全数に近づけば近づくほど精度は良くなるのは事実だが。)
大雑把な話、抽出率を上げるよりも、絶対数を確保する方が精度が良くなることが知られている。
(URLリンク(www.rikkyo.ne.jp)の表4-1)
なので、抽出率が偏っていても問題ない(というか、そうでないとおかしい。)
層化抽出については、ネイマン配分という方法が知られていて、各層の母集団と標準偏差の積により
標本を按分すると精度が最良になることが知られている。
統計を学んだことがあれば半ば常識なんだが、大抵の人は知らないんだよね。
高校数学じゃ扱わないし、そもそも統計をまともに勉強しないし。
wikipediaの記述すら正しく書けていないし。