12/06/29 22:19:23.54 kVU3iTBY
何で停滞期ってか慢性的な栄養不足による基礎代謝の萎縮が
存在しないって思うんだろ?
地球は地軸を傾けながら太陽の周りを公転してる。
それゆえに四季が存在し、今も昔も熱帯地域以外の全生物にとって
冬は生きるか死ぬかの死の季節だ。
冬は栄養状態が悪くなる。同時に活発な活動が必要なくなる。
なら基礎代謝を絞り省エネ化して冬越しし、春の訪れをジッと待つ。
自動車のアイドリング回転数を絞るようなもの。
それを司っているのが甲状腺ホルモン。
甲状腺ホルモンは分泌量だけでなく、ヨウ素原子が3つ付いた活性型と、
4つくっついた不活性型がある。その活性には数倍の差がある。
これが60兆の体細胞の全てにある甲状腺ホルモン受容体と結びつく。
そして細胞内呼吸を調節する。つまり細胞1個1個のATP生産消費量を調節する。
中長期の低栄養状態という飢餓ストレスへの適応として、甲状腺ホルモンの
分泌量、あるいは活性型:不活性型の比を変化させ、体を冬越しモードにする。
ヒトには冬に起こり易い内分泌系の季節性疾患がある。日照時間の短縮が
引き金。それへの治療法として光療法ってのがある。高照度の光を当てる事に
より体に今は冬ではないと勘違いさせるのだ。生きるか死ぬかの冬越しへの
対応として、生物は様々なシステムを内部に構築して来た。飢餓ストレスと
基礎代謝の省エネ化もその1つだろう。(もちろん個体差も大きいが)