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食生活と糖尿病
アメリカ人の食生活を取り入れた日系二世に糖尿病が急増していることはよく知られている。
日系アメリカ人(二世)の糖尿病発生率は、同年齢層のアメリカ白人の2倍、日本人の4倍である。
この環境要因の中で重要なのは食事であろう。
脂肪の多い「欧米型」の食事が糖尿病とその血管系の合併症との間に関係があるという考えが有力である。
日系二世の食事は、日本人の食事に比べて総摂取エネルギーではほとんど同じであるが、タンパク質と脂肪の摂取量が多く、糖質の摂取量が少ない。
日系二世では、魚介類由来のタンパク質は10%に過ぎず、その他の動物性タンパク質が47%、植物性タンパク質は43%であった。
魚介類の摂取が少なく、肉類と乳製品の摂取量が多いことが脂肪摂取量が日本人に比べて高い原因となっている。
日系二世の糖尿病患者の食事は、糖尿病でないものに比べて、糖質の摂取が少なくタンパク質と脂肪の摂取量が多いという特徴があった。
日系アメリカ人の2型の糖尿病患者には腹部に脂肪の蓄積するものが多くさらに空腹時に高インスリン血症を示すことが多い。
長期間、毎日タンパク質と脂肪の多い食事を摂っていると、インスリンに対する抵抗性が増し、多量のインスリン分泌が必要となり、耐糖能が低下する、という可能性を指摘している。
日系二世では高脂肪食が耐糖能の低下をもたらし、日本在住の日本人では糖質の摂取量が多かったために糖尿病の発生も少なかったのだろう。
日本人の伝統的な食事は高糖質/低脂肪食である。この食生活が、日本人の糖尿病とその合併症の発生率が欧米に比べて低いことの大きな要因となっていると思われる。
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