09/10/11 07:25:21 UMbvqq74
▽永遠の若さへの道は近い?英研究者がネズミの老化抑制に成功
英ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(University College London、UCL)の研究チームは、
ネズミを用いた実験で、タンパク質S6キナーゼ1(S6K1)の生産を抑制する遺伝子操作を行ったところ、
寿命が最大で20%延びたほか、高齢化に伴う疾病の発症率も減少した。
1930年代以降、ラットやネズミ、サルを用いた実験で、カロリー摂取を30%抑えると、
寿命が40%延びるほか、健康維持にも効果があることが証明されている。
一方、UCLの研究チームが米科学誌「サイエンス(Science)」に発表したS6K1の生産を抑制する方法でも、
同様の効果が得られることが分かった。S6K1は、食物摂取に対する身体反応を調節するタンパク質だ。
「S6K1の活動を抑えたメスのネズミでは、複数の老化現象の進行が抑制されることが確認された」と、
研究を主導したドミニク・ウィザース(Dominic Withers)教授は説明する。
「こうしたネズミは、対照群のネズミよりも長生きし、体型もスリムで、より活動的で健康だった」
遺伝子操作を施されたメスのネズミの寿命は、通常よりも20%(約160日間)長い950日だったという。
こうしたメスのネズミでは、人間の中年に相当する600日目において、通常のネズミよりもやせ形で、
骨も強固なうえ、第二種糖尿病も発症していなかった。また、運動能力や認知能力も優っていた。
さらに、免疫システムの鍵となるT細胞も「若々しかった」という。
これにより、通常、高齢化と共に起こる免疫力の低下を遅らせる効果があるとみられる。
一方、遺伝子操作を施したオスのネズミでも、インシュリン耐性の抑制や健全なT細胞など、
健康面での効果が確認できたが、寿命にはほとんど違いがなかった。
メスとオスに違いが出た原因は、まだ分かっていない。
【10月3日 AFP】
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