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◇人類は中石器時代から「シリアル」を食べていた、加研究報告
【12月20日 AFP】人類はこれまで考えられていたよりもずっと昔から
シリアル(加工穀物食品)を食べる習慣があったという論文が、
18日発行の米科学誌「サイエンス(Science)」に掲載された。
これまで人類が野生の穀物を食べ始めたのは最後の
氷河期の末期である約1万2000年前だと考えられていた。
しかし研究論文の執筆者、カナダのカルガリー大学(University of Calgary)の
ジュリオ・メルカデール(Julio Mercader)氏(考古学)は、
モザンビークのニアッサ湖(Lake Niassa)付近にある鍾乳洞の奥深くで、
10万年以上前の中石器時代の石器、動物の骨、植物の遺物を発見した。
石器や骨に無数のでんぷん粒が付着していたことから、
野生のソルガム(モロコシ)が鍾乳洞の中に運び込まれ
体系的に加工されていたことが分かった。これは人間が
穀物類を加工していたことを示す最古の証拠だと
メルカデール氏は主張している。
野生のソルガムはアフリカのサブサハラ(サハラ砂漠以南の地域)で
主食になっている作物の祖先。粉にしたり、
パンやポリッジ(水などで粥状に煮たもの)、アルコール飲料に
加工したりして消費されている。
ソース(AFP)URLリンク(www.afpbb.com)