12/07/22 10:37:49.23 XwciQBhJ
色んなところでネタにされるバルタン星人二十億人の事については
こういう解釈でどうなんですかね? と思っているのは俺だけだろうか。
―ウルトラマンは一瞬迷った。相手は侵略者の同族とはいえ、ミクロ化している非戦闘員。
しかし二十億人のバルタン星人たちは、たかがひとつの星に干渉しようとしたくらいで……と全く反省がない。
さらには二十億人いるとの驕りもあって、ウルトラマンと科学特捜隊一同に対しても嘗め切っている。
「だいたい星ひとつがどうなったところで、一体どうだというんだ!!」
「そうだそうだ!!」
「あんたもこんな、辺鄙な星系の下等生物共なんぞのために身体を張ることはあるまい!」
「だいたいオレたちゃ二十億もいるんだぜ。そっちこそ早く逃げたらどうだ、ほれほれ!」
「アヒャヒャヒャヒャヒャ」
「いやな顔だな」
このバルタンたちの"いやな顔"が、ウルトラマンの気持ちを固めた。
地球から去り行く非戦闘員に、大の宇宙警備隊員が大人げない……と世人は云うかもしれぬ。
だが、そんなことは糞喰らえだ。 こんないやな顔をした奴等を生かしておけるはずがなかった。
「宇宙警備隊の作法、しかと見て置け! 怪獣墓場への手みやげにな!」
「えっ、えひゃい!」「た…助けてくれーっ!」
「とどめをさすが宇宙警備の作法にて、覚悟!」
「い…いやだ、そんなのいやだ、たすけて!」「ひあ!」「はが!」 「うわぁっ、うゎゎ、ぅゎらば!」
「獅子欺かざるの力ですね」ハヤタのこの言は獅子は兎一匹狩るにも手を抜かない、という意味である―