12/01/28 23:21:28.44 2C7Wax6B
こないだ、中学時代の親友の葬式のときに、同級生の源ちゃんに声をかけられた。
話しているうちに思い出したのは、彼と登校時にした「マグマとウルトラマン、どっちが強いか?」論議。
源ちゃんはマグマが金色でウルトラマンは銀色だから、マグマに軍配をあげていた。
ネロンガとモグネスはどっちが強いか、とかもよく語ったなぁ。
何故だろう、マグマやウルトラマンのDVDを見るといつも思い浮かぶのは当時の木造校舎。
キーンコーンカーンコーン というチャイム音が響く。
階段のきしむ音。みんなガヤガヤと教室に入っていく。授業。チョークの音。
木製の窓枠から入り込む隙間風。真っ赤な頬をした級友たち。
給食。石炭ストーブの上のパンが焼ける匂い。
掃除の雑巾がけ。黒板消しをパンパンして巻き起こるほこり。
夕日の似合う木造校舎。
いい思い出なんて数えるほどしかなかったのに
どうしてこんなに胸が熱くなってしまうんだろう。
この世にいない同級生も何人かいるけれども、生きているだけでいいんじゃないかな。
そう思うよ。
今日もマグマは空を飛ぶ