11/11/03 20:41:07.21 dbBzIJRx
あの頃(昭和42年頃)は、正義の味方の主人公が相手にやられて
しかも命を落としてしまう、というのは、衝撃的だったのでしょう。
確か、徳間書店から出ていた「スーパービジュアルマガジン」の
仮面ライダーの本に載っていたと思うのだけど、
仮面ライダーの放送開始日に、主人公の本郷猛を演じていた
藤岡弘さんが撮影中に大怪我をおって番組への出演が不可能になった時に、
脚本家達は「本郷猛はショッカーに殺されてしまい、脳改造直前で
助け出された一文字隼人が本郷猛に代わってショッカーと戦うことになった」
というふうに描きたがったのだけど、番組のプロデユーサーだった平山亨氏が
「正義の味方の主人公が相手に殺されるなんていうのは絶対に駄目!」と
主張して、脚本家達の案を拒否したんだよね。
このことはウルトラマンの最終回から4年後のことだったのだけど、
その頃には「主人公が負けて終わる」というのは
やはりものすごく衝撃的だったのだと思う。