12/01/22 00:15:42.71 1g+lhyPm
黒澤映画では雇われる側が威張ってる。という指摘は、なかなか興味深いね。
いろんな要員や原因が、仮説として考え出せそうなので、非常に興味深い。
たとえば、世の中の構成では雇う側より雇われる側のほうが人数が多いから、
観客の比率も雇われるほうが高いのは、大衆迎合作戦ではないのか、という切り口も考えられるし、
雇われる側が威張れるのは、雇われている側にアドバンテージがあるからだ、
言い換えるとずば抜けて優秀、唯一無二だからなんだ、そしてそれは俺(=黒澤明監督)のことなんだ
という、黒澤監督の声なき主張を読み取ることもできそうだ。
あるいは、現実の世の中は(特に昭和30年代の日本は)黙々と上に逆らわず従順に働く人たちが多く、
そのストレスのはけ口を意図したつくりにしていた、なんてこともあるかもしれない。
問題提起が興味深いだけに、その後の屁理屈をこね回して足を引っ張るだけの
くだらない書き込みがあったことが非常に残念だった。