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責任問題、トップに波及も 不祥事続く野村証券
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増資の未公表情報を旧中央三井アセット信託銀行に漏らしていたのは野村証券とされる。
証券取引等監視委員会は不祥事が相次いでいることを問題視。
法令順守意識が乏しいのが原因との見方を強めており、厳正に対処する方針。
持ち株会社の野村ホールディングスも含めトップの責任問題が今後の焦点になりそうだ。
野村は２０年７月にも、元社員が企業の合併・買収などのインサイダー情報を知人に知らせていたとして、
金融庁から業務改善命令を受けた。野村は「元社員の個人的な行為」と組織性を否定。
社内処分は社長の報酬３カ月カットなどにとどめた。
その後も問題が起きており、金融当局幹部は「社員の個人的なミスで済まされない」と指摘。
監視委も内部管理に不備があるとして責任を追及する構えだ。