12/03/02 00:09:23.15 oY/mnqx1
>>408
BICRON製14pinの2M2とLUDLUM製44-10を持っているが、出てくるスペクトルは殆ど変わらないよ。
44-10のマニュアル中にはapplicationとしてspectrum analysysともきちんと記載されている↓
URLリンク(www.deqtech.com)
サーベイ向けとされているのはケーシング剛性の違い。
LUDLUMは本体アルミケースに加えて結晶自体がアルミハウジングと光学窓でケーシングされている二重構造。
BICRON製integrallineの結晶は裸のまま反射材として二フロンテープで巻かれているか、ボロンナイトライドの粉の中に浮かせてあるだけ。
外でぶつけたりしたら壊れやすい。
BICRONもLULUMも中身はsaint-goban(harshaw)の結晶使っているので結晶サイズが同じならばエネルギーレンジもほぼ同じと考えて良い。
URLリンク(www.detectors.saint-gobain.com)
強いて言えばケーシングの差で数十keV程度の低いエネルギーはbicronの方が拾いやすいが、
もし両者に大きな差があるとすれば、どちらかの個体の結晶かPMTがヘタっている。
BICRONのintegrallineは壊れたらそれまでだが、44-10は分解できるのでPMTや結晶を個別に交換できたり、NaIを外してCsIやBGOなど好きな結晶を入れて遊べるメリットがある。
44-10がサーベイ専用でレンジが狭いとか変なスペクトルが出てくる訳ではないので、BICRONでもLUDLUMでも入手しやすい方を選択すれば良いと思うぞ。
個人的にはLUDLUMの肌色よりBICRONのピカピカがソレっぽくて好みだがw