11/12/13 04:22:01.17 gC9HoHTC
ちなみに、同じ1Bq 辺りの摂取であっても、実効線量は核種により大きく異なります。
Cs137:6.7×10^-6(mSv/Bq)
Co60:7.1×10^-6(mSv/Bq)
I131:1.1×10^-5(mSv/Bq)
Pu239:3.2×10^-2(mSv/Bq)
単純に係数で比較すると、プルトニウムの実効線量はセシウムの、ざっと2万倍ものパワーになります。
やっぱり"重い"パンチなんですねぇα線は。Bqというのは1放射性核種が1秒間に放射する単位ですから…
プルトニウムの場合は1個、たった1個ですよ、の原子から1秒放射されただけで(単純に摂取量を1として)
32μSvもの被曝を受けてしまう計算になります。恐ろしいですねぇ。ちなみにα線はご存知の通り透過率
が低いですから体内深くに内部被曝した場合、とても検出し切れません。ホールボディカウンタなんぞは
γ線を検出するだけの"簡便な"装置です。セシウムやヨウ素にしか効きません。このお方のセシウム137
6373Bqという被曝量は、単なる"目安"にしかならないでしょう。
ちなみにこの方の場合、カリウム40の体内蓄積量はセシウムよりも遥かに多い…カリウム同位体はバナナ
等にも多く含まれる自然界に広く存在する自然放射線核種で、よく原発推進派から「自然界にはこんなに
多くの放射線源があり、ソレをもう体内に摂り込んで生活しているんだよ!気にすんな!」という主張の
材料にされていますが、これはとんでもない詭弁です。マヤカシです。
カリウム40の放射能強度は30.4Bq/gしか無い。問題にならない程、その崩壊エネルギーは低い。ところが
これが以前にも書いた通り…人工放射線源の放射強度は桁が違う、なんてもんじゃない。以前に自分で
計算した値だから桁の一つや二つは違っているかも知れないけれどプルトニウムで23億Bq/g、セシウム137
は3兆2000万Bq/g、ヨウ素131に至っては4600兆Bq/gもある。同じ土俵に上げて語る事自体が馬鹿馬鹿しい。
「ハムスターだって身近に居るでしょ!だから狼やライオンも危険は無いんですよ!」と言うのと同じだ。
要するに、人工放射線核種はどれを摂り込んでも危ないんですわな(笑)。
プルトニウムだけは吸い込むなよおまえら!
空中飛んでたら避けろ!!