14/01/26 11:45:43.45 8OdO2eSQ
ウダーナ8-3の趣旨は 、
『世俗の【生じたものでないもの】(分別)という分別戯論の寂滅(戯論からの『出離』)によって、 *中論18-6・8 ⇒ 22-12、25-16
<生じたものでないもの>(無分別“示唆”←これも戯論)⇒縁起の直接現実の無分別智による直覚=悟り=大覚成就がある』と言っているのです。
*上記のように、悟りそのものはありえません。非有非無の如し。
ウダーナ8-3は浅学者や宝珠などの外道には誤解されやすいところですが、
(直接)縁起撥無は仏法ではありません。 神とかアートマンなんて、まったく関係ないのや。
前述のように、涅槃はあくまで「想い」からの離脱(Sn.1072)によってもたらせる慶安の<境地=心の作用>です。
ウダーナ8-1、がそれです。なんらの神秘もありません。
典型的な間接否定形式による縁起の直接現実の示唆表現です。